あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の暦~旧暦で執り行うことが多い沖縄の祭事~今年は閏年

2009年12月31日 15時23分57秒 | Weblog
 平成21年12月31日、昼過ぎ。
大晦日の酒の肴を仕入れにスーパーへ行った帰り道。
マンションの入り口に設えた小さな花壇に見つけたコスモス。
(写真はクリックしてください)


 きょうは今冬で一番寒い日らしい。
日中は16℃、最低は13℃と言う。
本土では冬将軍が暴れまわっているのに、沖縄はまさに天国、楽園である。
 沖縄では、コスモスは一年中見ることができる。
しかし、人ほどの背丈にはならない。本土のような人間の背丈ほどもあるコスモスは見たことがない。

 3日ほど前、浦添のバイパスの「トックリキワタ」が花をつけていた。
同乗の友人に、
「何だか今年は花が咲くのも遅かったけど、まだ咲いてるよ」
「そうみたいね、そんな感じがする。今年は閏年でしょう」
そうなのだ。今年は旧暦5月が2回あった。
3~4週間遅れてもおかしくない。
 生物の暦は太陽よりも月でよんだ方がいいのかもしれない。

 沖縄の生活は未だ旧暦(太陰暦)が中心である。
20年前に比べると随分と新暦に変わってきた感がするが、何かと旧暦で祭事は執り行われることが多い。
 住んでいる故郷の自然現象を旧暦と新暦で対比してみたら、きっと面白いだろう。
きょうは旧暦で11月6日。
トックリキワタが咲いていてもおかしくはない。

 いよいよ今年も数時間で終わる。
平成21年、2009年は永遠に戻っては来ない。
薄日の当たる窓越しに落葉した桜の木を眺めていて、ふと、そう思った。
当たり前のことだけれど、なぜか今年はひしひしと感じる。

 心に残った数々の出会いを、
悲しい別れの思い出話を、
あの人この人と語らいながら酒でも呑むか。

 さようなら、還らぬ平成21年!




 いいブログ見つけました。
写真がとても素敵です。
http://blog.goo.ne.jp/goo0834_002

沖縄の冬~今年初めて15℃を記録~下着は夏物でもコートを羽織る

2009年12月21日 09時48分16秒 | Weblog

 今年は自宅ベランダのハイビスカスも、毎日数個の花をつけている。
15℃を切った寒い朝も数輪の花が開いていた。
ハイビスカスは年中見られるが、春と秋の10~12月、3~5月が一番美しいような気がする。

 この記事を書き始めた18日は初めて冬物を着込んだ。
きょう21日は寒い。
時折、青空が雲の合間に顔を見せるけれど肌寒い。
小さな電気ストーブを出した。
 
 10日もすれば今年は終わる。
昨日から、少しづつ溜まった1年の埃を払ったり、拭いたりと無精者も暮れの清掃に忙しい。
 ちょっとの間のつもりが、沖縄での24回目の正月を迎えることになった。
あのころ、良し悪し取り混ぜて、沖縄を新鮮な目で見ていた。
20数年も経てば、沖縄特有のものなのか、世情の変化なのか自信がなくなってきた。
パソコンに向かって書き始めるが、ブログにしてもいいもんかと迷うことがある。
書いては未公開にしたり、抹消することが多くなった。

 間違いなく沖縄も冬に入った。
きょうは特に寒い。予報では13℃と言っていた。
しかし、防寒具までは必要ない。長い間沖縄に住んでいるが、コートを羽織るのは5,6回ぐらいしかない。
冬の風は強いので、体感温度は低い。
だが、寒いといっても
<震える、手が切れる、冷たい>
なんていうことはない。

 名護に桜が咲く1月中旬からが沖縄の一番寒い時期だ。
3月になれば一足飛びに暖かくなる。

 こんな夜は、ふぐ鍋で一杯やりたいもんだ。

沖縄の観光~金武町の金剛寺・鍾乳洞古酒蔵~東海岸のドライブ

2009年12月14日 11時16分57秒 | Weblog
 
真言宗金剛寺の参道。
小さなお寺であるが樹木に囲まれた静寂さがいい。

 
参道を下った右手にある。
案内の看板を撮影。


 地図は中心を動かさずに、拡大する。
プラスに目盛りを上げるとよい。

 先週、友人に誘われて昼食がてらコスモス畑を見ようと出向いた。
レストランで食事をした後、店の前のこんもりした小さな森にふと心が動いた。
何かしら立て札が立っている。
近づいてみるとお寺であることがわかった。

 掲示板を通読して興味が沸いた。
お釈迦様と弟子の問答。
バラモン教徒お釈迦様の逸話。
人生の示唆に富んだいい話だった。
そして、もうひとつ。
<当寺の鍾乳石(または酒だったか定かでない)は雑誌などで〇〇〇に効くなどと紹介されていますがそういうことは一切ありません>と明言している案内板があった。
昨今、珍しい心温まる感動を受けた。

 友人はレストランに残したままであったのだが、かまわず、参道を下りていった。
参道といっても、本堂まで車道から30メートルほどしかない。
本堂の広い前庭だけが冬の陽射しを受けて明るかった。
本道の右手に並んで売店がある。
棚やウインドウには泡盛が並べられていた。
<へえ、酒売っているお寺はめずらしいな>と店の中を見回して外にでた。

 売店を出ると左手に小さな洞窟の入り口がみえる。
近づいてみると入り口に「鍾乳洞古酒蔵」とあった。
ちいさな階段が地下に向かっていた。
入場料が要るところから察すると中はかなり広いのだろう。

 下りてみたい衝動に駆られたが、時間も気になっていたので再訪を期して引き返した。
参道には「金武町指定天然記念物ふくぎ」の大木があった。
<樹齢350年、樹周り2.8m、樹高12m>とある。
 
 名前は失念したが、この寺の前のレストランは値段も手ごろで昼食にはお勧めだ。
料理のメインが金武町名産の田芋(タイム)がいい。
コーヒーは好みでなかった。

 金武の鍾乳洞は有名で、ここに寝かせた酒は何度かいただいたがうまい。
書き留めるには記憶がぼやけているのが口惜しいが、もう一度、ゆっくりと訪ねてみようと思う。



沖縄の行事~那覇マラソン3万名を超えた~大森正信氏25回連続完走

2009年12月09日 12時19分57秒 | Weblog
 我が朋友「大森氏」である。 第25回那覇マラソンを今年も完走。
5時間10分。歳を重ねるたびに、時間も重ねるようになった。
先ずは、記念すべき区切りを楽々?乗り切った。拍手喝采!
写真は一年前。仕事がまじめな奴は、プライベートもまじめ

 那覇マラソンに、今年は3万名以上が参加した。
晴天下の走りは辛かったろうと思うが、2万人を超える人が完走した。
パフォーマンスもさまざまだが、沿道の人々の応援が愉しい。
名物のお菓子あり、ジュースあり、水あり、握り飯あり、イナリあり。
だれかれとなくランナーに差し出す。
原が減ったランナーは握り飯を取り、のどが渇けば水を飲む。
南部のキビ畑や町並みを応援者が埋め尽くす。
この光景を見るだけで心温かなウチナンチューを十分知ることができる。

 沖縄の名所旧跡めぐりに、沖縄の素朴で明るいイベントをひとつくらいはいれたいものだ。
 5月の連休には那覇ハーリーがある。この時期、沖縄各地で大小のハーリー祭りが行われる。夏になると沖縄市で全島エイサー大会がある。この前後に、本当各地でエイサーが演じられる。できれば、村や地区のエイサーも見てもらいたい。
 沖縄のイベントの楽しさは、地元の人たちの手で作り上げたもので、専門家の企画したものではないことだ。
そこには地域の文化や人間模様を垣間見ることができる。

 ブログでは誇張することなく、己の感じたままを書きたいと思っている。
そのため、そんなにたくさんの行事を書くことができない。


 友人がブログを出した。
始めたばかりだが、趣味の写真を記事にしている。
これがいい。
「トラックバックをやれ」
といっているのだが、技術的に解決できないらしい。
技術というほどのものが必要だったかなあ、と思うが彼の写真を、是非、見てほしいのでURLを記した。

URLは次の通り。 

http://blog.goo.ne.jp/goo0834_002

 



沖縄の季節~夜光花(イエライシャン)も終わり~秋は百花繚乱

2009年12月05日 15時50分46秒 | Weblog
 夜道を歩くとどこからともなく甘い独特の強い香りがからだを包む。
人によってはこの香りを嫌う。まさに鼻を突くと表現する。
金木犀や銀木犀の香りに似ている。
昼間は写真のように花をたたんでいるので、なかなか気付かない。
夜になると一斉に花を開き、香りを辺り一面に漂わせる。


 秋も終わりになるとイエライシャンも花を散らす。
1週間ほど前に撮ったイエライシャンも、今朝は花を落としていた。

 一年中咲いているハイビスカスもブーゲンビリアも秋になると勢いよくたくさんの花をつける。
ヴェランダに植えた黄色のハイビスカスは、ようやく今年になってたくさんの花をつけ、楽しませてくれている。
 今朝は肌寒い。多分、20℃を切ったことだろう。冬物のシャツを着込んで外に出たが、風の強いこの日でも半袖姿の青年を目にする。
買い物袋を提げた老婆は厚手の服を羽織っているし、子供連れの主婦は薄手のカーディガンらしきものを着けている。
人それぞれが感じる季節を身に着けているのだ。

 明日は那覇マラソンの日。
今年60歳になった友人の大森氏は今年も完走だと意気込んでいた。
一回目から完走記録を続けている彼は、30回までは走ると意気軒昂だ。
身体も声も若々しい。心には一点の曇りも感じさせない清々しい男だ。
<たくましい身体に美しい心は宿る>
というが、心身ともに健康な彼が羨ましい。

 明日は好天のようだから、奥武山公園(オウノヤマコウエン)に出向いてみるか。
制限時間1時間前辺りでゴールインすれば、30回完走は可能だ。
がんばれわが友よ