あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の歴史 ~ 6月23日は沖繩「慰霊の日」 ~ 牛島司令官自刃の日

2021年06月23日 18時35分26秒 | Weblog
 1945年6月23日は、大東亜戦争終末期の沖繩戦線の最高司令官牛島中将が自刃した日である。
沖繩県ではこの日を以て、組織戦が終わった「沖縄戦終戦の日」とした。
県はこの日に沖縄戦で亡くなった人々を追悼し、「慰霊の日」として制定、毎年、南部の平和記念公園で毎年追悼式を行っている。
毎回総理大臣をはじめ、多くの人が参列するのだが、今年は新型コロナウイルス禍でもあり、昨年同様規模を縮小して執り行われた。
今年は30余名にだったと報じられていた。
昨年6月23日にブログを書いた。よろしければご参照ください。(ここをリック)

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 4,5日前、晴れ間に散歩の途中で見つけた蝶。
過去には幾度かチャレンジしたがブレて撮れなかった。
今回の蝶は、珍しく逃げなかった。
ヒョウモンチョウかクロヒョウモンチョウかと思ったが確定できなかった。


 久しぶりにアリアケカズラ。


 階下の住人が育てているサボテンの蕾。開花がたのしみだ。


 蕾の「月下美人」
「美人薄命」というけれど月下美人の花は短命である。
夕陽が落ちて辺りが暗くなり始める頃、月下美人の花は開く。
そして、その日の真夜中になる前には花を閉じてしまう。
それから2度と花開くことはない。
 蕾か花びらが萎れた姿しか見たことない。
数日の夜がたのしみである。


 木の間から大きな蝸牛が月下美人の蕾に喰らいついているのをみつけた。
今思えば、あの蝸牛はアフリカマイマイじゃなかっただろうか。


 3種のハイビスカス。
30数年前、赴任した当時、
「ハイビスカスがそんなに珍しいのですか?沖繩ではクソ花と言って、誰も見向きもしませんよ」と会社の事務の女の子に笑われた。
容姿端麗、利発で事務所の自慢の娘であった。
もう50歳を過ぎたな、と笑った爽やかな顔を思い出した。






 公園の百日紅。
いつの間にか大きくなったこの木は、ほんとうに百日紅なのか。
不審に思って撮ってみた。
木肌も、花も百日紅だと思うのだが、どうも樹姿が百日紅らしくない。

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沖繩の風景 ~ 雨中、東海岸国道329号線を北上 ~ 宜野座道の駅

2021年06月03日 12時53分43秒 | Weblog
5月30日(土)、寸時の晴れ間に友とドライブ。
車を北へ走らせる。
「いい時を選んだな」と友の勘の良さを褒め称える。
浦添バイパスを抜け、宜野湾市中を北へ抜ける。
普天間宮を右折し、沖縄市へ。
梅雨の中休みの晴れ間は清々しい。窓を開け涼風を入れる。
「今度のコロナの影響で、ライカムから30店舗近く撤退したらしいよ」
「そんなに!」
人が集まって商売になるところ、人が来なけりゃ、たちまち窮地に陥ってしまう。
「野菜も売れなくて捨ててるらしいよ」
「俺も見た。大間だったか、マグロの値段が3分の1になってるって、云ってたな」
 きょうは東海岸を走り、宜野座道の駅に行ってみようということだ。
米軍相手に、嘗ては賑わった嘉手納ゲートに通じる通称「空港通り」を過ぎ、コザ十字路を左折して329号線に入る。
 沖縄市を抜ければうるま市だ。
うるま市のバイパスに入る。
石川の中心街を避け、石川の北の端に出た。



 石川を過ぎると建物が少なくなる。
「やんばるの329号線は長い間走ってないな」独り懐かしむ。
町並みや、見慣れた海の景色が妙に懐かしかった。
「写真に収めるには自転車あたりで来ないと駄目だな」
 金武町の基地を通り抜けると宜野座だ。
「ぬぶい くだい(=上り 下り)」の名残が残る329号線を北上する。
 「ここ、宜野座道の駅っ?」
車窓の左手に、丸っこい建物が目に飛び込んできた。

 建物を廻り込むようにして駐車場に入る。
左手の3階建ての円形の建物が、先程、車窓から見えた建物である。
コロナ禍で行き場を失った家族連れであろうか、329号線の車の流れも、駐車場の車の数も多かった。
 ポツポツ落ち始めた雨を避けるように、急ぎ足で店内に入った。
店内は活気がなく、商品も少ない。
どことなく寂れて見えた。
「他の道の駅とは、随分、違うね。やる気がなさそう」
友人がボソリと独り言を云った。
何も買うものもなかったが、珍しいので「マンゴージャム」だけを買った。
コロナの影響かもしれないが、これじゃ、遠来の客には申し訳ないだろう。
他の「道の駅」で頑張っている人たちに対しても失礼だ。
「おにぎりを持って来た」
「晴れたらお天道様の下で食べよう」ということにした。
3階建てのこの建物は、新しく増築したらしい。
2階がレストランになっているということだったので、お茶でも飲んでいこうということになった。
レストランは開放的で、広く、新築の匂いがした。
客は若い男女3人一組だけ。
大きい窓側の隅の席にいるだけで、ガランとしていた。
ベランダは広く、建物を取り囲み、屋根が大きく突き出ていた。
「外にするか」
雨足が強くなった。

 南西方向、今来た329号線が見える。

 この道を右に行けば漢那ダムに向かうのだが、結局、雨が止まずに断念した。


 南の方向。
遠方に霞んで見えるのが宮城島の石油基地。その右に海中道路があるのだが、霞んでしまって見えない。
宮城島の左方向の先端が伊計島だ。


 東の方向。
この岬の向こう側には辺野古がある。 
辺野古問題を考えるとき、ウチナンチュウの気持ちが痛いほどわかる。
大東亜戦争の時、沖縄県民は懸命に戦った。
年端も行かぬ15歳の少年が鉄血金皇隊として動員され、戦った。
その時から基地のある風景は変わっていないのである。
理屈を捏ね回しても、県民の感情は癒やされることはないだろう。

 帰り際にみた道の駅の外観。
外観はは変わってなかった。
雨がひどくなっていた。


 雨は止みそうになかった。
取り敢えず、329号線を北上する。
「東海岸が太平洋側だよね」
「今更、可笑しいよ」
「西海岸が表のような気がして、西海岸が太平洋で、東海岸が東シナ海と錯覚してしまうんだ」

 雨が激しくなったので、帰ることにした。
329号線を左折して西海岸に向かった。
名護に出て、ひたすら58号線を南下する。
恩納村道の駅で車を止め、お茶を買って、車内で握り飯だ。
「ビールを買ったら、『敷地内で飲まないでくだい。コロナ対策です』と言われた。
仕方ないからお茶と交換したよ」
「待てよ、車の中で飲むならよかったんだ」
ふたり、大笑いした。
 
<余録>
 先日、一輪咲いた朝顔は、毎朝10輪を超えるほど咲く。
繰り返し種を採取して栽培しているので、当初より、花は小さくなった。
この花が終わったら新しい種を蒔かねばなるまい。


 簾の反対側は台所である。
朝顔の蔓は簾の裏側に回り込んで、毎朝、台所の窓を開けると「おはよう」と語り掛けて来る。


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