あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の風景~金武湾~東海岸・勝連半島・海中道路・平安座島・宮城島・伊計島 

2014年04月27日 15時50分42秒 | Weblog
 本島中部に位置する金武湾は、金武町、旧石川市、旧具志川市、勝連半島、海中道路、平安座島、宮城島、伊計島に囲まれた穏やかな湾である。
方々、写真を撮ってきたが「湾」を目的にしたものがないことに気付いた。
 先日の金武湾に面したブログを書いたが、そのコメントに「金武湾はきれいでしょうね」というのがあったので拾い集めてみたところ少ないのに驚いた。

金武湾
左下の地図をクリックするとわかりやすい。
右下のユーザー地図をクリックすると投稿したブログの場所と表題が表示される。
*十年前(2005年)、石川市、具志川市、勝連町、与那城町は合併してうるま市が誕生した





 勝連城址からの金武湾。





 海中道路からの金武湾。





 海中道路沿いの海岸では、引き潮のと時は遠浅になるため、家族連れや若者が貝掘りや海藻採りに興じている。
あまり収穫はないようだが、磯遊びを充分楽しんでいる。



 海中から海中道路を望む。
海中道路は、このように立派に出来たのは近年である。
当初、この道路は勝連半島と平安座島を結ぶ道路で満潮時は水没したためにこの名がついたという。
観光客は西海岸ばかりに目を向けるが、東海岸の金武湾の一帯はわたしの最も好きな場所である。
季節毎に必ず訪れている。那覇から車で1時間少々だ。
帰りには泡瀬の「サムズアンカーイン」で暮れ行く海を見ながら夕食をたのしむ。



 金武方面からの唯一の写真。
金武湾が一望できる。
梅雨明けの頃だった。
宜野座村かんなテラソーで軽食をとって海岸に出た。



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沖縄の観光~祖先発祥の地・ジャネー洞は古代遺跡「藪地洞穴遺跡」~勝蓮半島の小島「藪地島」

2014年04月19日 15時02分02秒 | Weblog
 勝連半島の奥に小さな小島がある。
具志川から勝連半島の北側の海岸線を東に向かって走る。
金武湾の景色が素晴らしい。
左前方遠くに海中道路、浜比嘉島、左は平安座島、宮城島、そして突端は伊計島だ。
伊計島の向うは金武、手前は旧石川市街である。
これ等がぐるっと取り巻く海が金武湾である。
 海中道路を左に見て、海岸を更に進むと左手に小さな橋がある。
藪地島の入り口だ。

ジャネー洞:藪地洞穴遺跡


 端を渡ると島の道は農道で狭い。小型車でないと車体を傷めてしまいそうだ。
この道は一本道。道なりに進むこと2,3分で「藪地洞穴遺跡」だ。




 看板に目を通して小道を中へと進む。洞穴はこの看板の真下にあり、距離はない。







 「ジャネー洞」といい、今でも「沖縄の発祥の地」として大切にされている。
祀りの跡がはっきりと確認できる。
 一方、案内板にある通り沖縄の縄文時代はじめの沖縄最古の住居跡でもあり重要な史跡である。洞穴は幅19m、奥行き4m余りで、約6500年前の多数の土器片がみつかっている。


 洞穴の前の小道を20~30mほどゆくと海岸に出る。


<余談>
 洞穴の前でめずらしい木の姿を発見した。
一本の木に2本の木が寄生しているのである。
木の全景


幹に寄生している様子の拡大図


幹の上で絡みつく木の根



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沖縄の自然~竜舌蘭が歩道の並木に~発見して5ヶ月・果たして竜舌蘭だろうか?

2014年04月13日 19時50分33秒 | Weblog

 昨年、平成25年11月10日。並木に混じって3メートル余りの背丈の高い木のような姿が目にとまった。
その姿からみると竜舌蘭で、「アオノリュウゼツラン」であるらしい。
 木と見間違えたのは竜舌蘭の花茎だ。
花茎が伸びるのは一夜に10cmというから気がつかなかったのはその所為だろう。
花は下の方から咲き上る。





 咲き始めた花と上部の蕾。





 ひと月後の12月7日。
花は上へと咲き上っているだけで、然程の変化はなかった。





 明けて平成26年3月26日。
その後のことが気掛りで様子を見に行く。
花は散っていたが、その後に実ではなく実が発芽したような新芽が出ていて驚いた。



 ブログにアップするために編集にかかって、幾つかの疑問が生じた。
ひとつはこんなところで竜舌蘭は花を咲かせるほど育つことが出来るのか。
ふたつ目は花茎は10mも成長するとあるが、これは3m位だ。
最大の疑問は、竜舌蘭は生涯にに一度だけしか花は咲かせない、花が散ると枯れるとある。
この花茎の実と思われるところから新芽が出ている。
この先、枯れるのだろうか?
 インターネットで調べてみたが答は見出せなかった。(ウイキペディア)






 翌日4月10日、確認に現地へ。
しかし、疑問は解決しなかった。
竜舌蘭と断定するには更に疑問が増えた。
葉の形状は竜舌蘭に酷似しているが葉には棘がない。ウイキペディの写真には棘がある。

 どなたかご存知の方があればと期待しつつ書き終えた。




沖縄の季節~トックリキワタの4月~国道330を散策・手を挙げないとバスは停まらない。

2014年04月11日 16時49分03秒 | Weblog
 今年の季節の替わり目ははっきりしない。
数日前まで冬に逆戻りの日が続いた。一変して、昨日、今日などはのどかな晴れが続いている。
昨日は久し振りに歩こうという気になった。
 3週間ほど前、那覇に向かう車窓からトックリキワタの枝に実が下がっていたのを思い出した。
そろそろ落果しているのではないかと330号線のトックリキワタの並木を歩いてみることにした。


 一本の栴檀の木に花がいっぱい咲いていた。
見慣れた栴檀が近くに数本ある。今年は花が少ないと感じていたが元気な木をみてなぜかほっとした。



 330号線(通称バイパス)を見下ろす陸橋からみたトックリキワタの並木。
心なしか木の姿はやせ細ってみえる。
この辺りの木々は元々小さいが、更に南下すると大きくなる。
不揃いなのは沖縄の気候が合ってないのか、或いは台風の影響だろうか。



 いつもより昨年は花が少なかった。
今年は枯れ木同然に実もつけてなく新芽も出ていない木が多いことに気付いた。
 木の根元を注意深く落果した実を探しながら南下する。
大平から古島までの2kmはトックリキワタの並木が両側に続く。
昨秋、花を咲かせ実をつけた木は芽吹いていない。



 昨年、花を咲かせなかった木々はこのように若葉が元気良く覆っている。
このような木は、きっと今年の秋は花を枝いっぱいにつけるだろう。たのしみだ。



 1kmも歩いたところで葉の生い茂った枝に実が下がっているのを発見した。
自分なりに整理していた理屈が吹っ飛んだ。
実をつけたまま葉が出ることはない、と信じていた。
それから、1km余りトックリキワタの並木が途絶えるところまで確認したが、実と葉を繁らせた木はこれだけであった。
反対側の並木も確認したかったが、きょうは左側だけにした。
というのも、落下した実がひとつも発見できなかったから、後日、反対車線の並木を歩くことにしたからである。



 トックリキワタの幹や枝にはこのように棘がある。まるでサボテンのようだ。
トックリキワタの名前の由来であろうと思われる実を撮りたかったのだが。
 インターネットにいい写真があった。ここをクリックされたい


国道330号線 大平インターから南へ2km付近までがトックリキワタの並木道




<余談>

 帰路、途中からバスに乗った。
バス停にこのような表示をみつけた。
思わず、吹き出した。
 沖縄ではバス停であれ、乗るときには手を挙げなければバスは停まらない。
沖縄に来た頃、バス停で待っていてもバスはどんどん通り過ぎてゆく。
バス停を間違ったかとうろたえたものだった。
老人や県外者は困るだろうな、と腹を立てたものだ。
ようやく、こうした動きが出たかとほっとすると同時に、旅行者や県外から来た人たちが見たら驚くだろう。
なんだかおかしくもあり、悲しくもなった。
よくぞこうした表示をしてくれたと経営者の勇気を褒めたい気もした。
定着するまでどれほどの時が必要なのだろうか。


4月15日。反対車線側のトックリキワタを見に行って数本の身が弾けた木を見つけることができたので追加登録する。






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