あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の習慣  ~ 旧暦8月15日(9月24日)吹上餅(ふちゃぎむーちー)を供える ~

2018年10月08日 15時02分25秒 | Weblog
 昨夜(9/24)は十五夜。
沖縄では「ふちゃぎー」といって、吹上餅(ふちゃぎむーちー)を神棚、火の神(ヒヌカン)、仏壇に豊作と災難除けを祈願して供える。
今年は白、かぼちゃ、黒糖の餅を供えた。


 2,3日前から秋雨前線の影響を受け、曇ったり、晴れた陽が続くようになった。
3,4日前の早朝の風景。
朝夕は幾分涼しい風が吹いていたが、昼頃から通り雨がザアっと来て陽がさす沖縄らしい天気が続いていた。





 昨日、賑やかな子供らの声がして、ふと公園を見ると、
「居た!」
半年ぶりにみた。
きょうはグランドに入ることなく金網に上っている

 あの頃、野球に興じる男の子たちのそばで、いつも金網に凭れかかるようにしゃがんで男の子達の遊びに加わることなく、ひとりみていた小さな女の子。
時には、男の子からバットを渡され、思いっきり振り回していた。
男の子が捕りこぼしてコロコロ転ぶ球を一目散に追いかけて拾い上げ、体いっぱい投げ返した。
そして、元の場所に戻ってひとりしゃがみ込み、男たちの野球をみつめる。
そのすばっしこさは目を見張るほどだった。
そばを通り過ぎる女の子たちには目もくれず、何時間も球を追っかけ、拾っては投げ返すことを繰り返す。
 ある日の事、公園の高台の石垣に飛びついて、身長の2倍以上も有る石垣をよじ登る。
石垣はスベスベで掴めるような出っ張りはない。
積み上げた石の僅かな隙間を探って登っているのだ。
登っては縁をまわり、石段を下り、元の位置に戻っては石垣に飛びつく。
何度でも繰り返していた。
 いつも後ろ姿だけだったから顔は見たことない。
猛スピードで長い髪をふりながら走り回る俊敏な後ろ姿が印象的だった。
小学校1、2年生くらいだろう。
子どもたちが引き上げる頃、2つ、3つ年上らしい男の子と一緒に散っていった。
兄妹だろう。その後、何度か一緒の姿をみた。

 この日は、4,5人の女の子と一緒だった。
しばらく、野球に興じる男の子たちを、金網によじ登ったり、下りたりしてみていた。
「ずいぶん大きくなったなあ」
半年じゃなく、1年を過ぎているかも知れない。       平成30年9月25日記


 台風24,25号騷ぎで投稿するのを忘れていた。
あれから2週間。
台風24,25号は樹木にも大きなダメージを与えた。
小枝や葉っぱは風で引きちぎられ、まるで初冬の姿だ。
街路樹や公園の木々の傷んだ枝は管理者によって切取られ、今は台風の傷跡らしき姿は留めていない。
潮風によるダメージは凄まじく、立ち枯れする木々は多い。
少女と一緒に写っている栴檀は枯れ木同然になった。

台風25号が去った10月4日の栴檀




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