あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

薄れていく精神文化   狎れ?慣れ?馴れ?

2008年06月12日 08時58分11秒 | Weblog
リバートレッキングの様子。
沖縄の山野にはハブの恐怖があって、県外の人たちには自然に触れる行動は敬遠されていますが、むやみやたらとハブは出るものではありませんが、行くところに行けばたくさんいます。沖縄の人たちはどういうところにハブが出るか、状況で的確に判断します。ナイチヤー(本土の人)がしたり顔で川ややぶ、山に入るのは危険です。適切な案内をつけましょう。特にゴルファーはキャディーの忠告に従って!
沖縄の自然は素晴らしい。


 「勿体無い」という言葉が、一時流行した。子供のころにはよく親からいわれたものだ。そういえば、「躾」ということも聞かなくなった。
先月のブログで「けじめ」について触れた。
昨夜、同じ「酒場」で、ウチナンチュー(沖縄県人)の親しい友人と嫌悪な空気になった。「親しき仲にも礼儀あり」というが、私の育った環境では実に不愉快な振る舞いをするので、指摘をしたが一向に止めない。いたずらっこがするように、にこにこして悪びれもしない。当人は全くこたえていない。ついに、私は一瞬激情に駆られそうになった。どうにか逃げ道を見つけその場を繕った。
 「なれ」。日本の地域性を見るとき、わたしは雪の降らない土地と、雪が降る土地との文化に分ける。農業を生活の基盤としてきた長い歴史の中で、「雪」すなわち厳しい冬を越さねばならなかった事とその必要がなかった自然環境の違いが、全く違った価値観を形成したものと思う。
旅をするとき、「雪の降る地域」か「雪の降らない地域」かを視点にしてみると、その土地の人情や文化、社会がわかることが多い。
 この日はあえて「ウチナンチューは狎れる」と議論を吹っかけた。結論からいうと、かれらのいう「なれる」は「慣れ」であり「馴れ」であった。換言すれば、「親しくなった証拠である」と云って憚らない。
 旅行や転勤で来沖されたナイチヤーは面食らう場面に遭遇するだろう。20数年経ったけれども未だにわからない。悪気はないのだろうと考えることにしている。
しかし、この夜だけは堪忍袋の緒が切れそうになった。
「雪の降らない文化圏」だけではなく、日本精神文化の崩壊の一現象かもしれないと、昨夜は、ますます、酒量がすすんだ。

梅雨明けそろそろ、沖縄の夏本番へ ・青い海・ 蒼い空

2008年06月02日 10時39分00秒 | Weblog
 本島北部やんばるのター滝。
 名護市から車で15分。58号線からわき道に入る。緑深い山間を走る山道がいい。
車が入れるところまで行くと川が現れる。ここが滝への入り口。滝まではこの川を歩く。
沖縄の自然に憧れ、愛しているナイチヤー(本土の人)井黒社長が案内してくれるお奨めのトレッキングコース。
詳しくは文末で。

 5月22日、2週間遅れで梅雨を迎えた沖縄。
気象庁の予測では、6月22日頃が梅雨明けとか。
土地の人が古くから伝える梅雨明けは「糸滿ハーリー」が終わるとそろそろ梅雨明け」。今年の大漁と海の安全を願っての「糸滿ハーリー」は6月8日。梅雨入りは遅かったけれど、明けるのは早いかもしれない。

 梅雨が明けると本格的な沖縄の夏。
空は晴れ渡り晴天が続く。海は太陽を浴びて青く、翠にかがやく。
沖縄独特のサンゴの砂浜は白く、反射してまぶしくて目を射る。
吹き渡る海風は、灼熱の太陽を避け日陰に寄ると涼しく心地よい。「日陰の涼しい沖縄」は最高気温が33℃を超えたことがない。
「夏の観光」にひとこと。外歩きをする人には長袖を着用すると良い。日傘またはつば広の帽子。紫外線防止には必須。日焼け止めクリームを全身に塗って、灼熱の太陽の下での日光浴を楽しむなんて方は、将来のシミを約束するもの。全身に油を塗ってからだを照り焼きしているようなもの、と地元の人はいう。泳ぎは朝方か、夕方に限る方がよい。
ゴルフ場で半袖でプレーをしてるい人はナイチヤーが多い。長袖を着ている人はほとんどがウチナンチュー(沖縄県人)。

 5月からのこの季節を「うりずん」という。
本来、木々の若芽が噴出す季節の事らしいが、植樹祭でお見えになった皇后陛下がうたわれた和歌の中で、「うりずん」をうたわれておられる。地元新聞の解説では
「うりずん」を「若葉の季節」か「初夏のころ」とどちらかを書いていた。いずれにしろ、初夏の、若葉が山々を覆うころの季節だと思えばいい。
前出の「イッペー」の季節が終り、デイゴの花が咲き、デイゴの季節が終りになる頃からイジュウ(伊集)の白い花が咲きはじめる。イジュウの花の頃が「うりずんの季節」。

 「うりずん」の時期のトレッキングは新しい沖縄の発見となるでしょう。
前述した井黒社長は昨年のブログでも紹介しましたが、植物などの説明が実にたのしい。専門的に説明しない(出来ない?)ところが素朴でわかりやすい。

ホームページは  http://www.ikiwaku.com/program/2.html
         mail; info@ikiwaku.com
ガイドしている事が多いので、携帯メールがいいかもしれない。
         ikiwaku-o@ezweb.ne.jp
電話は      0980-58-2235

                                  のら記