あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の生物 ~ 沖縄の巨大な外来カタツムリ(アフリカマイマイ) ~ 

2018年09月14日 15時52分12秒 | Weblog
 7月下旬、クワディーサーの木陰でバスを待っている時、珍しくアフリカマイマイをみつけた。
ゴルフ場ではよく見かけたが、町中で見たのは初めてである。
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 手元のスポーツドリンク(のみ切り型・小)を置いてみた。
ゴルフ場で見かけたものよりひと周り小さい。


 アフリカマイマイは東アフリカの草原が原産地らしい。
熱帯性気候の世界の島々では一般的に生息しているという。
雑食性で何でも食す。殻径が7~8cm、殻高20cmにもなるらしいが、そんなに大きなやつは見たことない。
 夏にかけて、沖縄のゴルフ場では雨上がりなどのコースにたくさん出てくる。
戦後、食料不足の折、輸入して育て、食していたらしい。

 ウイキペディアによると、アフリカマイマイを中間宿主とする寄生虫(広東住血線虫)は、人間に寄生した場合、好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があり、場合によっては死に至る。身体に触れたり、這った跡に触れたりしてもこの寄生虫に寄生される危険があり、
日本では植物防疫法により有害動物指定を受けているうえ、分布地からの生体の持ち込みは原則禁止されており、世界各国でも本種の生体の持ち込みは禁止されているという。(詳細はここをクリック)

 写真を撮るために掴んで移動した。先々月の7月26日。
きょう、この項を読んで慌ててネットで調べてみると、感染の潜伏期間は2週間ほどだというので安堵した。
過去には、頻繁につまみ上げてみたりしたものだ。
無知ほど怖いものはない。
 そういえば、沖縄に来て30年近くなるが、ハブが這っている実物をみたことがない。
詳しい数字は忘れたが、沖縄では毎年数十人がハブに噛まれているらしい。
ハブは木の上にいて攻撃してくることもあるらしいから、「ハブに注意!」の看板を見たら藪や林には立ち入らないことにしている。


 バス停にある「クワディーサー(沖縄)」。
和名ではコバテイシまたはモモタマナという。
秋には紅葉し、落葉する。樹高は30mにもなるというが、高木はみたことない。
枝を広げるので、公園や駐車場、並木によく使われている。


 先々月の台風10号で落とした実であろう、樹下のベンチ付近に数十個あった。
食べることもできるとあったが、実際に、耳にしたことはない。





 このクワディーサーの後方は小さな公園になっている。
この一角でアフリカマイマイを見つけた。


 このバス通りは琉球王朝時代、海上交通の要衝牧港から陸路で首里に向かう街道であった。
中心点がバス停





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