あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の季節 ~ 湿度50% そよ吹く風は秋の気配 ~ スマホで初めて捉えた「蝶」

2021年08月27日 15時44分03秒 | Weblog

 盆が明け、旧盆(8月20日~22日)の頃から体感で秋を感じるようになった。
きょうの心地よい風は南東の風。
白雲は蒼い空を漂うように西南の方向に流れている。
湿度は53%と沖縄にしては低い。

 8月14日15:40。見慣れた夏の午後の雲。
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 8月15日10:01。いつもの雲が大きく西に寄ってきていた。
ー写真はクリックで拡大ー


 8月17日。毎年、元気に花を咲かせるサルスベリも、花の盛りを過ぎたのか。
ー写真はクリックで拡大


 8月25日。
今年は花が咲くのが遅かった。
2輪、3輪と少しづつ花数を増やしてはいたが、前日の24日夕方にたくさんの蕾は青々とした葉の間から顔を出していた。
ー写真はクリックで拡大ー


 この日(25日)、暑かったけれど日陰は涼しかった。
沖縄特有の海からの風が吹いてくるからだ。
散歩がてら、スーパー、コンビニ、銀行、郵便局と回った。
いずれも250m圏内である。
 スーパーの花壇にモンシロチョウを見つけた。
スマホを取り出す。
いつもの蝶と違って動きは緩やかで逃げない。
取り敢えず、腕を伸ばして盲滅法シャッターを切った。
30枚ほどの画像の中で残ったのはこの2枚だけ。
それでも生涯一番の作品が撮れた・・・・・・?


ー写真はクリックで拡大ー

 撮っているときも気付いていたのだが、モンシロチョウにしては一回り大きいし、
羽根の一部が黄色かかって見える。
そこで調べてみた。
やはりどこか違うが判らない。


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沖縄の季節 ~ 真夏の炎天下に紅葉する寒緋桜 

2021年08月17日 18時14分23秒 | Weblog
 8月11日のこと。
いつもの通り慣れた道なのに気付かなかった。
今年1月、小さいながらも花を咲かせていた寒緋桜が紅葉しているのだ。
 8月11日。秋の粧の寒緋桜。

暦も真夏ならば、体感の季節も真夏、気温も真夏。
最高32℃、最低26~28℃の熱帯夜である。これが今も続いている。
日中、日向に出れば焼けそうに暑い。日向では立っておれない。
なのに早々に桜は冬支度。
桜は季節を何を以って判断しているのだろうか。
不変に近いものといえば・・・太陽の位置だろうか。
 早速、気になったので、きょう近所の桜を見て回った。
どの木も紅葉が始まっていた。
沖縄に住みはじめた頃、
「沖縄には四季がない。夏と冬だけだ」と云って憚らなかった。
3年後くらい経ってから、季節を感じるようになった。

 今年の冬は早いかもしれない。


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沖縄の季節 ~ ようやく夏空が戻ってきたか ~ 咲き始めたサフランモドキ

2021年08月17日 17時31分37秒 | Weblog
最近の天候は我々素人の知識だけでは理解できない。
先月、「沖縄の夏雲が見えた」と狂喜したものの、10日も待たず雨が続き、
挙句の果てには台風までも妙な事に高緯度で発生する。
 昨日、久しぶりに「カタブリ」の雲が現れた。
一時間後、15時過ぎに風が強くなり、一瞬、空は雨雲に覆われ雨が降り出した。
現在は16時30分すぎ。
雨は止み、雲が切れて青空が覗きつつある。
風が心地よい。
遠くの空は青空が見えてきた。
「カタブリ」だ。
極端な場合、道路を挟んでこっち側に雨粒が落ちていても、道路の向こう側は濡れてもいない。
それほどはっきりした降り方が「カタブリ」だ。

 7月上旬、長々と降り続いた梅雨明け。
.はっきりしない空模様だったが、「カタブリ」が来そうな雲が南西のから北東に向け伸びていた。
この雲を見なけりゃ沖縄の夏じゃない。
 7月7日 15:27。右(南西)から左(北東)に流れる雲。 
ー画像はクリックで拡大ー


 7月10日 13:48 この日は「カタブリ」があったかどうか記憶にない。
ー画像はクリックで拡大ー


 7月12日 14:45 この日は降雨の前に涼しい風が吹き、ひと雨来た。
ー画像はクリックで拡大ー


 このブログは昨日(8月12日)から書き始めた。
昨日の昼下がり「きょうは「カタブリ」来るかな」と思っていたら俄に降り出した。
ブログを書くのに夢中だったから写真は間に合わなかった。
先週まで台風だの前線だのと天気は良くなかったから「カタブリ」はない。
今週から晴れが続き、当分は良い天気が続きそうだからたのしみだ。

 きょうの空。15時過ぎ。
18時を過ぎても雨の気配すらなかった。
ー画像はクリックで拡大ー


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 開花が遅かった今年のサフランモドキ。
漸く、7月27日、一番花が2輪咲いた。
毎日数輪咲いていく。
平年はプランターいっぱいに咲いて、1,2週間後に又一斉に咲く。
花と花の時期は寂しいが、一斉に咲くさまは気持ちのいいものだ。
どうも今年は違うようだ。
巡り合わせた偶然、これもいいか。
 7月27日、今年、咲き始めのサフランモドキ2輪。
ー画像はクリックで拡大ー


 8月10日、徐々に花数が増えてゆく。
ー画像はクリックで拡大ー




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沖縄の歴史 ~ ナナ・サン・マル(1978年7月30日) ~ 右側通行から左側通行へ

2021年08月05日 16時20分40秒 | Weblog
 1972年(昭和57年)、沖縄はアメリカ施政権下から本土復帰した。
市民生活に重大な影響を及ぼす交通の問題があった。
復帰前までは交通規則はアメリカ本土と同じ右側通行であった。
 (参考:ここをクリック)
 1978年7月30日を以て県下一斉に左側通行とすると決めた。
信号機、道路標識、道路標示、更にはバスも使い物にならない。
変えねばならいのは枚挙に暇がないほどの一大事業だ。
 バスは乗降口が反対になる。従って、運転席も変えねばならない。
バス会社が保有するバスが凡そ1300台。
新車1000台あまり、中古車数台、残りは改造した。
国庫補助金と財政投融資で156億円が投入された。
 (参考:ここをクリック)
 又、道路標識等は「カバーアンドテープ方式」(考案者の名をとって「久高方式」とも呼ぶ)を採用した。
7月29日午前10時~翌30日午前6時まで、緊急車両を除く全面通行禁止にした。
7月30日サイレンで以って左側通行が始まった。
これらのために、作業員600名、全国から警察官3000名が派遣され、高通指導などために8月末まで沖縄に留まった。

 運転は体で覚え、身体が反応するものだ。
事故が絶えなかったという。
30数年前、沖縄に赴任して来たとき、本通りから脇道へ入ると右側に停車している車を見て、
「一方通行に入ってしまったか!」と慌てたものだ。
今では、そういう車も少なくなった。
 この時期になるとウチナンチュウ(沖縄県人)との酒の席では「ナナサンマル」が話題に上った。
素朴な出来事が話題となり、笑いの種になり、場が盛り上がったものだ。
「そうして、アメリカゆ(世)からヤマトゆ(世)になった」でその夜は切り上げた。

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<ゆうな>オオハマボウ(大浜朴)
 海岸沿いの路傍に、山道に、今では街路樹にも見られる「ゆうな」。
「ゆうな」は沖縄で呼ばれる名前である。
わたしは「ゆうなの花」のわらべ唄がとても好きだ。
30数年前、案内された小さな酒場で、聴いた時思わずほろりと零しそうになった。
「ゆうなの花」というわらべ歌だった。
夏も終わった11月の頃だった。
本土から来たばかりのわたしには、沖縄の秋を感じることは出来なかった。
「ゆうなの花」を聴いた時、幼い頃の盆踊りや夕涼みを思い出した。
作曲は「芭蕉布」などで著名な作曲家普久原恒勇先生によるものだ。
普久原恒勇先生はたくさんの沖縄民謡、沖縄歌謡、童謡そして交響曲などを世に出している。

 「沖縄で一番好きな花は」と問われれば、今でも「ゆうな」と応える。
6月頃に咲き始める。
いつの頃に咲かなくなるのか判然としないが、秋口にも見かける。
多分、11月頃じゃないだろうか。
咲き始めは黄色だが、落下する頃は赤く染まる。

 咲き始めの頃のゆうなの花。
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 落花の頃のゆうなの花。
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 高木になったゆうなの花
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