あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の季節~沖縄の春は旧正月から~今年の旧正月(元旦)は1月31日

2014年01月27日 16時31分44秒 | Weblog
 ムーチー(鬼餅)は沖縄の家庭で行なわれる大切な行事である。
ムーチーの日は旧暦12月8日であり、この日をムーチービーサーといい、沖縄ではこの冬一番寒い日とされている。
今年のムーチーは1月8日であった。
 旧暦12月24日は御願解き(ウガンブトゥチ)といい、この日も沖縄では大切な日である。
沖縄は台所に火の神様(ヒヌカン)を大切に祀る。
旧暦12月24日はその家のヒヌカンが天上におられる神様にその家の一年を報告に天上にお帰りになる日である。
お正月まではヒヌカンはお帰りにはならない。
今年のウガンブトゥチは1月24日であった。
   

コスモス


バラ

 ウガンブトゥチに供える餅やお菓子、果物を買いに出た1月23日の昼下がり、あちこちに咲く花々が鮮やかさを増している。
正月にも同じ道を散策したがその変りようには目を瞠るほどであった。
 思えば昨年、「沖縄では2月に一番たくさんの花が咲く」と郊外の花屋のオバアが教えてくれた。


一昨日(25日)、ベランダに出て、鉢植えの木が新芽をが出ているのを見つけた。
昨年暮まで花を楽しませてくれていたブーゲンビリアを惜しみながら昨年暮れに枝を切り落としたが、ひと月も経たぬ内に新芽が出ていた。





 この2本の木は小鳥が落とした種から芽吹いたものと思われる。
小鳥が幸福を運んでくれたんだ、と一人合点して大きめの鉢に植え替えたものだ。
上の木はアカギであることはわかったが、下の木の名がわからない。




4,5日前、川の畔でカンナとギンネムの花を見つけた。
ギンネムは実がなり枝は茶色に枯れているそばから、青々と葉を繁らせ花を咲かせていた。

 2,3日前、NHKの天気予報で
「東京は桜の時期の陽気です」とやっていた。
予想気温をみると「きょうは寒いな」という沖縄の気温であった。

 今日(27日)は少し暖かいな、暖房を入れるのはやめようとジャンバーを羽織った。
ふと、公園を見ると小学校5,6年生くらいの男の子が2人、ふたりとも半袖半ズボンでキャッチボールに興じている。
やはり、寒さを感じるのは慣れか歳の所為か。
東京と沖縄の温度差を平均気温で比べてみた。赤字は最高気温 青字は最低気温

          1月   2月   3月   4月

         19.1  19.2  21.3  24.0 
沖縄 (那覇) 14.3  14.3  16.2  18.7

          9.9  10.4  13.3  18.3
東京       2.5    2.9   5.6   10.7


 3月にはいるとヤンバル(山原)の山々は木々が若葉でブロッコリーのように丸く盛り上がり萌える。
沖縄の初夏である。



冬になるとあちらこちらで見かける小鳥。
向うに見えるハイビスカスも花盛りであった。


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沖縄の風習~1月8日(旧暦12月8日)はムーチー(鬼餅)の日~ムーチービーサー(鬼餅寒)

2014年01月17日 18時27分42秒 | Weblog
落葉してしまっているはずの百日紅に青々とした塊が見える。
不思議に思いつつ近寄って見た。


ガジュマルだ。
ガジュマルの木が百日紅の幹の間から生えている。
ガジュマルの寄生に驚いた。
きっと、小鳥がガジュマルの実を食べて糞と一緒に落とし、それが根付いたのであろう。
ガジュマルの宿り木なんて聞いた事もない。


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今年もムーチーの日がやってきた。
ムーチー(鬼餅)は旧暦12月8日である。今年は1月8日がムーチーの日にあたった。
この日はムーチービーサー(鬼餅寒)といい、沖縄で一番寒い日だ。





ムーチーはもち米の粉を捏ねたものを月桃の葉に包んで蒸したものである。
最近は、黒糖、紅芋のほかいろいろなものが売られている。(詳しくはここをクリック)月桃の葉に包んだまま、無病息災・厄除けを願って、仏壇、火の神、神棚にお供えした後食べる。

 <ムーチービーサー>
 ムーチーの日をムーチービーサー(鬼餅寒)といって沖縄では一番寒い日と云われている。
名護では桜(寒緋桜)が満開に近いという。
沖縄では、これから2月にかけて咲く花が一番多い時期になる、とある花屋のおばあが云っていた。
沖縄の春だ。
旧暦が気候をよく表わしているというが、旧暦が生き生きと息づいている沖縄にいると納得できる。

 <ムーチーの伝説・沖縄の民話>
 ムーチーの風習は沖縄民話による。
大変わかりやすい記事があったので興味のある人は、ここをクリックしてください。



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沖縄の季節~26年の元旦は快晴~初日の出と散策でみた花々

2014年01月02日 22時08分39秒 | Weblog
 平成26年1月1日快晴。浦添市の日の出時刻は7時17分。
7時前から公園の小さな丘の上で初日を待つ。
太陽は浦添大公園の丘の上から昇る。


空は明るくなったが、太陽は未だ顔を出さない。7時33分。


7時37分、ようやく太陽が姿を見せた。
フィルターもつけずに、何とか記念写真にはなった。


珍しく今年の正月の空は一点の雲もない。
終日、日本晴れだった。
気温は20℃。
暖かいがこれが沖縄の平年の気温のはずだ。

 好天気に誘われて正月風景でも撮ろうと、昼から散策に出た。
1時間半ほどの散策ではあったが、どこの家にも、ビルにも国旗が上がってなかった。
走る車も注連縄や国旗をつけている車は1台もなかった。
20数年前の本土でもそういう傾向があったが、今ではどうなっているのだろうか。

小学校に沿った校庭の石垣に咲く満開のツワブキに出会った。
今年は開花がずいぶん遅かった。
ツワブキは沖縄では街路樹の下や石垣、公園などあちこちでみることができる。
 
 どんな花が咲いているか撮ってみることにした。

つつじが咲いていた。そろそろ時期だな。
つつじと山茶花が同時に咲いている庭もあった。
フォトチャンネルに入れた。


羊蹄木の花が咲いている。驚いた。
羊蹄木は3月から4月に咲く。何故だろう、狂い咲きにしては花が多過ぎる。
そういえば、11月の終わりに高木の羊蹄木が1本だけ咲いていたのを思い出した。


この記事を書き始めた1月2日の午後3時ごろ、窓の外、南の空に東西に延びる雲と晴間の境目がくっきりと見えた。
大陸高気圧が東に北上するということだったから、南の気圧が北上し始めたのだろう。
明日からはまた、雨模様の予報だ。きょうより暖かにはなるらしい。
日が暮れる頃は、境界線ははるか南の空に後退していた。

平成26年元旦 1時間半の散策で撮影した花 ~正月も沖縄は花盛り~


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