上高地から西穂高岳へ行ってみた（がんちゃん）

前回、次はいつ行ことか言っていたが、結局その2週間後には上高地に向かっていた。
今回8/17（土）はお盆明けの影響で京都周辺での渋滞に見舞われた
21時前にほおのき平駐車場に着いて仮眠、前回同様あかんだな駐車場に3時半に入庫して4時50分始発のシャトルバスで上高地入りした。

バスを降りると8/18なのに2週間前と比べてかなり気温が下がっており半袖ではやや寒く、好天の予報だが山上は日中でも寒くなるかもしれないなと気を引き締める

今回の山行予定は、西穂高岳に向かい、山頂から折り返して尾根伝いに焼岳に登り上高地に下りてくるという変形の周回コースである。
（右下の上高地バスターミナルからピンクのルートを反時計回り）

ヤマケイオンラインでは
計画距離：19.3km
累積標高：2260m
標準コースタイム：16時間45分
となっているが、自分のコースタイム倍率を0.6と設定すると10時間3分であり、6時に出れば16時に帰ってこられるというそこそこの計画である。（チェックポイント毎に独自の計算をすると10時間23分の予定となった）

ぱぱっと書くつもりだが次回に役立つように所要時間はきっちり書いていく


スタート　区間タイム（地図コースタイム）
：5時47分（総経過時間）


早朝とはいえ気温は17度で手が寒い。

あいかわらず幻想的な梓川と穂高岳


上高地-田代橋　09分（20分）
：5時56分（経過09分）

まずは西穂高岳登山口から山に入っていく。

今日も良い天気になりそうだ。

高度があがると森が切れ、高山植物に気が付くようになる。

登山道はこんなに整備されているがそれでも少しずつ荒れてきている様子。
西穂高岳にこちらから上る人はあまり多くないのか。

西穂高岳焼岳分岐。Garminでは田代橋からここまで3.5kmで西穂高岳までは3kmあったので意外と正しい。
ただし標識には4.5kmとあるが（後で通ったのでわかるが）焼岳までは6kmはある


田代橋-西穂山荘　1時間14分（3時間50分）
：7時10分（経過1時間23分）

ソフトクリームが何か突然で異様
思ったよりも早く登頂できたとは思うが、山と高原地図のコースタイムが余裕を見過ぎているのではと感じないでもない。

振り返ると山荘の向こうに朝日に照らされた焼岳が見える。

山荘から森林限界をこえてハイマツの1本道を走る。ピラミッドピーク（8峰）が美しい

丸山から北西を眺めるとその名の通り笠ヶ岳（2897m）が見えた。またいつか行ってみたい。

石でできた白い道は意外に歩きにくいので、人が少ないところはむしろ走ったほうが良かった

真ん中のこぶ状の所が独標。人が見える。

結構な岩稜を登っていく。独標まではたくさんの人が登ってくるが、危険度はまずまず高いと思う
いわゆる3点保持は当たり前だが筋力や柔軟性も要求されるので、手前に「初心者は危険」とでも書いておいたほうが良いのではないかと思う


西穂山荘-西穂独標　37分（1時間30分）
：7時47分（経過2時間00分）

西穂独標は11峰になるらしい。その岩が前に傾斜しているおかげで美脚に見える。

ピラミッドピーク、チャンピオンピーク、西穂高岳と向こうには恐怖のジャンダルムが見えるが、ここから向こうはさらに難易度が増すらしい。
写真では高度感をお伝えしきれないが、手前から3階の高さ程度の岩稜を降りていく

ピラミッドピークの向こうに今回で一番怖い（落ちたら死ぬかもしれない）と感じたところがあったが、当然写真なんて撮る余裕なし。

忘れていたが今回はHOKAのシューズ（SPEEDGOAT3）を使用してみた。
厚底で接地面も大きいため限られた場所に足を置く岩稜トレイルにはどうかと思っていたが、そういう使いにくさは無くむしろそのクッション性能で疲労がかなり少なかったように思う。

結構危険な道のりだったのに多くの人が先行していた様子。時間からすると西穂山荘出発か。

最後はこんな岩盤を登っていく。まぁ登りはまだ良いのだが…


西穂独標-西穂高岳　50分（1時間30分）
：8時37分（経過2時間50分）

2909m登頂。向こうに笠ヶ岳。やけにお腹がへる。

北には槍ヶ岳（3179m）が見えた。あそこも行ってみたい。

奥穂高岳に続く国内最難関ともいわれるルートの一つ。
こちらは行ってみたいが命は一つなのでまだ行かない。

次は中央右の焼岳に向かうがそこまでのルートがよく見える。岩稜歩きをもう一度味わおう

上高地を見下ろす。やっぱり良いところだと思う。


続く