社民党の福島党首が民主党の「高速無料化と子ども手当」に異論を、読売新聞が「福島党首、民主の高速無料化と子ども手当に異論」で、報じています。
マアー、民主党の圧勝の勢いに、社民党として独自色を強調したい心中を察しますが、政権交代、護憲、非核原則なりを強調したほうが賢明と思いますね。
読売新聞が「福島党首、民主の高速無料化と子ども手当に異論」を転載すると、
”「社民党の福島党首は26日、遊説先の広島市で記者団に、民主党が政権公約(マニフェスト)で掲げた高速道路の無料化と子ども手当に異論を呈した。
福島氏は高速道路無料化について、「交通が渋滞し、(配送品などの)遅配が増えるのではないか。莫大な税金がかかる。CO2(二酸化炭素)が増えてしまい、環境の問題でいかがか」と指摘した。中学卒業まで1人あたり月額2万6000円(2010年度は半額)を支給する子ども手当に関しても、「5兆円を子ども手当だけに使うことは(税収との)バランスを欠く」と批判。「(対象を)少し限定するなど、党の見解を言っていきたい」とも語り、衆院選後に民主党と連立を組む場合、軌道修正を求めていく考えを強調した。
一連の発言は、「社民党の独自色をアピールしなければ、埋没してしまう」(衆院選候補者)との危機感の表れのようだ。」”
と報じています。
福島党首の言う民主党の政策「高速無料化」を「交通が渋滞し、(配送品などの)遅配が増えるのではないか。莫大な税金がかかる。CO2(二酸化炭素)が増えてしまい、環境の問題でいかがか」と指摘は不適当で、現行の休日のETC車向け「1000円」制度への反論には、適当ですね。
児童手当の税金が多額という異議は、従来の主張と矛盾が出てきませんかね。
社民党の掲げる「護憲」「非核原則」は正論ですが、問題は、社民党には、現実性(リアリティ)が無いことです。
民主党の掲げる政策に異議を唱えるのは、得策では無いと思いますね。
このへんが、福島党首の潔癖性・純粋性の現れでしょうね。
もうすこし、「清濁合わせ飲む」ぐらいの計算上手がなければと思いますね。