傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

民主党自壊:「子供手当て」放棄、「児童手当」復活・・・代表選を早期実施せよ!

2011-08-06 03:26:15 | 民主党(菅政権)

民主党が「子供手当て」を放棄し、「児童手当」復活で自民・公明党と合意は、自ら理念を放棄したことになり、政権の運営の未熟さと菅首相の退陣への環境整備する姑息さが透けて見え、民主党執行部に幻滅ですね。
民主党執行部は、菅首相の退陣条件・時期など関係なく、早々に代表選の計画を立案すべきですね。

菅首相は、一定の目処がつけばしかるべき時期に後任に委ねると事実上の退陣を表明し、執行部も菅首相の退陣を是認したのであれば、菅首相の希望を叶える花道を用意することは理解できるが、「子供手当て」ら選挙公約で国民は政権交代を実現させたのは事実であり、公約必達への最大限の努力は国民への約束であり、菅首相の退陣条件を適うために自ら公約を放棄するのは、民主党は国民への裏切り行為ですね。

菅首相が辞任条件に掲げた3法案の成立などは、個人の願望であり、民主党執行部としては、トップ(親分)の願望を成就させたい心情は容認できるが、政権交代をの原動力となった公約まで撤回する必然性などないのです。
菅首相が、解散したければ解散させれば良く、その際に各閣僚は自分の意思で辞任するかどうかを決断するだけの話です。

菅首相が辞任表明したのは、内閣不信任決議が成立する可能性があり、直前の代議士会で「復興、原発事故に一定の目処のつけば、若手に責任を委ねたい」との発言で、その後、3法案の成立を辞任条件を提起したのです。
民主党の執行部は、菅首相の掲げた3法案の成立を是認したのであれば、執行部は3法案成立に傾注するのは当然であるが、自ら公約まで放棄する必然性はなかったのです。
要は、執行部は、菅首相をとるか、民主党をとるかの選択だったが、菅首相が執行部より曲者だったに過ぎないのです。

振り返れば、3法案を民主党主導で成立できない根源的な事由は、先の参議院選挙の大敗で、ネジレ国会になったのです。
執行部は、参議院選大敗の責任もとらず、「政治と金」の問題に転嫁しただけに過ぎず、「バラマキ4K?」(「子ども手当」「高速道路無料化」「高校無償化」「農家の戸別補償」)と批判されている政策の実現に、挙党態勢で取り組みせず、ネジレ国会運営に、「大連立」を画策したりし、執行部は自らの未熟さ・努力不足を度外視して、一生懸命していると喧伝しているのに過ぎないですね。

「現代ビジネス」の川内博史議員のインタビュー前編『菅首相には一刻も早く辞めてもらいたい』、後編『政策オタクの私だから言う。ポスト菅は何をすべきか」を』で、川内博史議員は、国際競争力が下降し格差・貧困に陥った日本社会を、
”「だからこそ世の中の構造を根本から転換していかないと成り立っていかないのです」”
”「成長の止まった経済・行政の構造を変えて日本をもう一度成長させるため、国民生活を豊かにするために根こそぎ構造を変える。」”
の構造改革を、国民は期待し、政権交代を実現したのです。
要は、財源問題を硬直化した現下で問うか、現下の社会構造を変革するかの問題です。

また、「現代ビジネス」の齋藤勁議員のインタビュー記事『菅総理は目処がついたら辞めるつもり。でも、特例公債法が不成立なら次の臨時国会まで辞められません』の 首相の側近中の側近である斉藤国対委員長代理の話を、素直に読めば、「菅さんは3つの一定のメドが付かない場合、「辞めるに辞められない」という事らしいですが???

当方は、本ブログで、
”「現在、国会で賑わしている民主党が掲げた政策を「バラマキ4K?」(「子ども手当」「高速道路無料化」「高校無償化」「農家の戸別補償」)の批判も、東日本大震災・原発事故の復興財源、社会保障の財源、B型肝炎和解の財源問題をも経済成長なき財源の問題につきます。
要は、経済成長が先か、財政健全化を第一にするかだけの話ですね
。」”
と、世界が激変しているのに、赤字体質の現体制で、財源問題を論争は場違いという思いですね。
川内博史議員の言われるように、世の中の構造を根本から転換しなければ、成長もできず、財源など捻出できないです。

斉藤国対委員長代理の話に接して、菅首相の個人的な願望を叶えるために、”「菅さんは3つの一定のメドが付かない場合、「辞めるに辞められない」”とか歴史に記憶を残すなどはどうでもいい話と思いましたね。

執行部は、菅首相の退陣の3条件を叶えるための努力は容認できるが絶対的ではなく、早々に、民主党の次期代表選の実施すべきですね。
次期代表を選出し、菅首相が個人的願望の3条件のを次期代表に引継ぎするだけでよく、次期代表が挙党態勢で新たな切り口で取り組みするかどうかです。
菅首相が「辞めるに辞められない」と居座るのも結構で、必ず、時間が解決しますね。
(小泉前総理ではないが、自民党も脱原発依存であり、選挙の争点にならず、原発解散など常識的にありえないですね。)
次期代表の人間力次第で、民主党は政権与党として成長したか、国民が政府を信頼回復したかどうかを、国民は次期選挙に審判するだけです。

生成発展には、新陳代謝が不可避であり、時々、大胆な構造改革が不可欠なのです。





1 コメント

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no politics (noga)
2011-08-06 04:19:12
どうしてこれほど次元の低い、中身のない権力争いになってしまったのか。
たとえば、菅さんに代わって新しい方が総理大臣になったら、どういうことを国民にアッピールするのか。日本の政府は何をするのか。
大連立は手段であって、その目的はまた別であります。その話なしでは、国民は政治にはあまり興味はありません。

問題を解決する能力はない。だが、事態を台無しにする力だけは持っている。
これを実力者の世界というか、親分の腹芸か、それとも政党の内紛のようなものか。
意思がなくて、恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。
哲学 (あるべき世界の内容) がなくて、陰謀 (たくらみ) がある。
スッキリがなくて、モヤモヤがある。
白日の下ではなくて、朧月夜か。
かくして、日本人の世の中は難しくなっている。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

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