バブル破綻後の「失われた20年」と言われる日本社会は経済低迷ではなく、社会全体が経年劣化ですね。
中央道の笹子トンネルの天井崩落事故は、高度成長期の産物の保守管理不足であり、福島原発事故は経済性重視の原発の副作用であり、大手家電メーカーの失速は日本流経営の陳腐化であり、日本社会全体が経年劣化しているのです。
来る解散総選挙で、経済成長での日本再生が高支持とは、日本社会は変化を求めない懐古願望の体質なのですね。
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メディアは、来る総選挙の争点を、消費税、原発、TPPを取り上げ経済面の側面から自公政治の復活か、第三極の台頭かと喧騒しているが、「日本未来の党」が掲げた「びわこ宣言」でいう日本の未来の安心を問う政治か否かが主題であり、病める日本の処方箋の選択が争点です。
「びわこ宣言」でいう地球倫理での国家の品格を問うことが選挙の主たる争点なのです。
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「維新の会」の橋下市長は嘉田知事の「卒原発」を飯田哲也氏の主導の「10年後完全廃炉は単なる気分」と批判しているが、「脱原発」を宣言することが肝要で、「脱原発」による副次的な課題は、原発稼動による核兵器に利用できるプルトニウム大量生成物、放射性廃棄物の処分ですね。
主問題は、原発の代替エネルギーが経済的に安定的に確保できるかどうかであり、10年後完全廃炉は国策で決定すればできる事案であり、橋下市長の嘉田知事の「卒原発」を批判は、本質的な問題ではなく脱原発による副次的問題ですね。
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