銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

人間だもの、、、とは言いたくないな

2016年01月19日 | 見かけだおしNのつぶやき

コンペで参加した、ある御一行さまのバス旅行の提案。

「今回は、大手の旅行会社さんに決めました」とお断りがありました。

先方の担当者の方も

「タイミング悪いです。正直、上司への説得には、安心がポイントになりました」

先日の痛ましいバス事故の話に繋がっていました。

なるほど。

でも、大きいから小さいからの規模は、実は無関係のはず、事故とは、、、

でも、心情として、

安心を得るには、大手企業の方が、色々しっかりしているから、が本音でしょう。

それも一理あり。

とはいえ、小さいからといって、イコール不安とは、違います。

どれだけ、手配先を見極めて、さらに言うと、

日々の信頼関係がものをいうと思います。

命の重さは、いつも平等のはず。

 

銀のステッキもバス旅行を実施しています。

いつも気にかけているのは、バス会社さんとの信頼関係。

現場では、「運転手さんも人間」との認識です。

意外とこれが見失われていることが多いのです。

 

渋滞なら、やっとのトイレ休憩はお客様さまのため。

でも、イライラしながら、ハンドル握っていた運転手さんの疲労は

案外スルー。

時間のロスを取り戻すように、さっさと出発が当たり前。

長距離を走っても、復路は、少しでもお客様を早く帰路へ、

その意識から、サービスエリアでも短い休憩。

運転手さんが、少しでも遅れようものなら、たるんでる!

そんな空気さえ、、、

でも、運転手さんも人間なんですよね。当たり前ですが。

行程のスケジュールをキチンとこなすことも我々の仕事ですが、

無事帰ることが優先ならば、やはり運転に無理がないかを

見極めることも大切でしょう。

そのためには、おなじみのバス会社、おなじみの運転手。

ものを言いやすいパートナーであることが不可欠。

 

交通機関としてのひとつの手段「バス」。

でもそれは機械的な乗り物ではなく、

ハンドルを握るのは体温のある人間だ、という前提のもと

一緒に旅を作っていくという認識が、安全安心に通じると思います。

 

小さいなりに、ひとつひとつの旅に愛情を持つ、

私たちが信用を得るには、ただそれにつきるのかもしれません。

 

次回のコンペでは、

「安心できるので、御社で!」

そう言っていただくには、まだまだ努力が足りないようです。

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■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
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鳥に恋して

2016年01月18日 | Hの生きる喜び、それは

これも年を重ねてきたせいなのか、発作的なことなのか
最近やたらと「鳥」が気になる今日この頃
ちょこちょこ飛び回る姿や鳴き声が、無性にかわいらしく感じるようになってきたのです

銀のステッキでも「冬の道東バードウォッチングツアー」が予想以上の反響で
大勢様のお申し込みをいただいております

ハイキングのツアーで、「花好き」のお客様は多いですが、
こんなにも「鳥好き」が多いとは知りませんでした

週末休みの日は、たいてい武庫川沿いを歩きに行ってますが、
今年からは、歩くだけではなく「野鳥」も観察していくことにします!!

さて、まずは、「日本野鳥の会」への入会?でしょうか
何でも形から入るのが大切!
全国組織ですが、各都道府県に支部があるので、私は「ひょうご」支部
早速入会資料を取り寄せました

ひょうご支部のHPをのぞいてみると、
毎週末「探鳥会」をしているようです

ちょうど来週は地元の甲山森林公園へ冬鳥の探鳥会
参加自由だ!・・・早速行ってみましょう

野鳥は、冬が一番たくさん見られる、とのこと
渡り鳥がやって来るのです

ふむふむ、グッドタイミングってことね

今まで気にしませんでしたが、武庫川沿いを歩いていると
いかにも鳥好きと言わんばかりのおじいちゃんたちが
大きなカメラや双眼鏡を持って、野鳥の飛来を待ち構えています

自分も負けじと、小さな双眼鏡をこっそり出して
小さな鳥たちを追ってみました

シジュウカラ(白いほっぺに黒いネクタイが特徴) かわいい・・

ハクセキレイ(けっこうどこでも見られるそう)

(あ、飛んだ)

後で調べたら、これは入門編の小鳥たちのようです
他にも似たような小鳥を見たのですが、名前が全然分かりません
写真となると・・・はるか遠い道のり

飽き症の自分の発作的行動には呆れますが、
まずは一年、野鳥観察を続けてみます!

これで勉強します!
(野鳥の会がこの小冊子をプレゼントキャンペーン中です)

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忘れてええことと、忘れたらあかんことと、ほいから…

2016年01月17日 | のほほん同志Aの日常

朝日新聞に連載されている、鷲田清一さんの「折々のことば」。

古今東西の本や、映画や、スピーチや、ときには市井の人々の会話のなかからも、
哲学者である鷲田さんが選ぶひとことと、その解説が添えられていて、とても面白い。

1月17日の朝刊は、映画監督の河瀬直美さんのことばでした。

「忘れてええことと、忘れたらあかんことと、ほいから忘れなあかんこと」

 それを、思い出の仕分けだと先生はいいます。




阪神大震災が起こった当時、私はまだ学生で、
週に一度の鷲田センセイの講義を、とても楽しみにしていました。

「私たちがある人を思い浮かべるとき、たいていはその人の顔を思うわけでしょ。
 ところが他人にとっては第一の認証のすべであるところの顔を、
 自分自身は決して、立体で見ることができひんのです」

ひゃ~、ほんまや!
と仰天した当時そのままに、
先生のことばは、いまでも私に響きます。

だから、毎朝いちばんに読みます。
欠かさず、読みます。

先生、これも、思い出の仕分けのひとつ、みたいです。

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銀ステ新年会2016

2016年01月16日 | 見かけだおしNのつぶやき

忘年会、新年会と、くるくると行事好きの当社。

そう言えば、これも毎年恒例行事です。

今年は、初めてこの会にご参加の方もあって、

探りあい?ギクシャク?そんな緊張感も各テーブルにあって

これは、これでいいのかも。

ほとんどの方が、お一人での参加で、

当社の特徴が凝縮されているなぁ、と改めて。

 

で、あるお客様の顔を見て、私、つい

「あれ珍しい、こんな場所苦手な方なのに・・・」

3年前でしたか?これも恒例の創立記念イベント。

(毎年やってます^_^)

当時オープンしたばかりのグランフロントでの食事会。

当社のお祝いというよりも、話題の場所で食事をしたい、という方も多く、

かなりの方にご参加いただきました。

そこに、いらしたのです、先のお客様。

そして居心地悪そうにしておられました。

まあ、銀ステならではのベタべタした会です。

お礼をのべたり、お祝いの言葉をいただいたり、写真を撮ったり、、、

なので、話題の場所にただ行ってみたかっただけの方には、

すごく煩わしい場所、会だったはず。

その方の苦笑い、とても印象に残っていました。

 

今年、新年会で、にこやかにテーブルの方々と談笑しながら、

(言葉にあえてするなら)

すっかり溶け込んでおられました。

あの時、お友達と参加され、お尻ムズムズされていたのに、、、

 

「私、先日、あるツアーに大型バスで行ってきたの。

すごく楽しかったわ」と。

そして、

「銀ステさんは、違う点で、大事だから真似しないでね」と。

はい?!

真似したくても、余力がないです、が正解ですが・・・

ああ、皆さん色々選択肢あって、

それでも銀ステを支持してくださる理由があるのですね。

大事なんて、、、嬉しいです。

 

そして先の質問、

「こういう会、苦手な方なのになぜ?」と私。

「だって、無理に誘われたから、おたくのスタッフに」

・・・

オチに美談がくるとは限らないのですね、、、

 

毎年の穏やかな風景。

今年も皆さまと賑やかに、銀ステ事始め。

どんな旅、発見、笑顔があるでしょうか。

まだ知らない世界に、さあ銀のステッキを手に、ご一緒ください!

「元気になる旅」にでかけましょう。

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デヴィッド・ボウイと春団治さん

2016年01月15日 | のほほん同志Aの日常

ここ数日の間で2度、新聞を開いて、あっと声が出ました。
デヴィッド・ボウイさんと、桂春団治さんの訃報です。

だって、おふたりとも、ずっと現役でおられたイメージ。

春団治さんの出演される落語会は、銀のステッキでも何度かご案内させてもらいましたし、
デヴィッド・ボウイなんて、ついこないだ、年末のレイトショーで、
ドキュメンタリー映画、『デヴィッド・ボウイ・イズ』を見てきたばかり。
最初、新聞の一面トップにボウイの写真を見つけたときは、その広告記事かと思ったほど。

ぽっかりと、というほどではないけれど、
確実に、小さな穴があいています。

卓越した存在だった英国のロックスターと、上方四天王の最後のひとりだった落語家さん。

同じ時期に亡くなったのでなければ、決して結びつけて考えたりはしないのでしょうが
心の小さな穴ぼこふたつを感じているうちに、
実は何かが、このおふたりには共通していたのではないかと思えてきました。

たとえば。

・見るものの目を釘づけにする所作。

千変万化のデヴィッド・ボウイと、型を追求される春団治さんという点では対照的ですが、
ステージに、舞台に、姿をあらわした瞬間、目が離せなくなる。
おふたりとも、まちがいなく、そんな磁力をお持ちでした。

・端正な気品。

・佇まいに色気あり。

…と、思いつきにしては、いやほんまに似てるやん、とあれこれ考えていたのですが、
まぁ、結局はこれにつきるのかと。

・私の青春のひとこま(!)

深夜放送で「戦場のメリークリスマス」を見せられたり、
ライブエイトのステージのDVDをくりかえし観たり、
春団治さんの「代書屋」だ!と出かけていったり、
ストンと魔法のように羽織を脱がれる姿にしびれたり。

ぜんぶぜんぶ、若かりしころの思い出。
(気分はいまだに若くて困っておりますが)

その記憶の幾日かを彩ってくれた偉大な登場人物が亡くなってしまったことに、
自分のなかのある時代が遠のいたことを知り、寂しがっている。
これが、穴ぼこふたつの正体なのでしょう。

デヴィッド・ボウイにしろ、春団治さんにしろ、
ファンと名乗れるほど、よい聴衆だったわけではありません。
拝見したのは、どちらもせいぜい数回程度。

それでも、強烈に記憶に残っている。

それこそが、おふたりの一番の共通点かもしれません。

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