銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

走る! 自転車おっちゃん

2009年10月18日 | のほほん同志Aの日常
「アンタ、ここへ来るの初めてか。それやったら道案内のおっちゃんやるから、そこで待っといて!」

今日は地元再発見シリーズの第3弾、隣町の三田への日帰りバス旅行、
「旧九鬼家特別見学と旬彩農家レストランのお昼」。
大勢様のご参加をいただき、大型バスでのツアーとなりました。

お昼は郊外の田園地帯にある農家レストラン。
「今、向かってます」と電話したところ、返ってきたのが冒頭のことば。
少し分かりにくい位置にあるようで、待っておくようにとのこと。

先に下見で訪ねたスタッフより、詳しい地図は描いてもらってましたが、
道案内に迎えに来てくださるというのなら、その方が安心です。

…待つこと3分。
向こうから、白い軽トラがやってきました。

「あ、アレですね」 と、ドライバーさんと話してたら、
その前をふらふら走っていた1台の自転車がバスの前でクルリと向きを変え、
こっちこっちと腕をぶんぶん。

前方に注目していた車内の皆さんも、一瞬あっけにとられ、つづいて大笑い。
自転車にまたがり、ペダルをふむおっちゃん。
時速10kmぐらいで進む自転車に先導され、大型バスがゆっくりあとをついていきました。

たどり着いたのは、レストランというよりも、農家のお宅そのもの。
自転車のおっちゃんは、今度は配膳に後片づけにと大忙しで、
聞けば、お店を切り盛りされている奥さんのご主人とのこと。

机には、サトイモの煮物、カボチャのサラダ、ヤマブキの佃煮、地元の名産・黒枝豆など、
畑のごちそうがずらりと並びました。
そして…おひつにはたっぷりの栗ごはん!
食後に、うんと待って出てきた、
ほんわり温かな、できたてわらび餅の美味しかったこと…。

親戚の農家のお宅でおよばれしたような、ほっこり居心地の良さを感じながら、
ご夫婦に見送られ、すっかり満足して午後の見学地へ。

三田藩主の家老屋敷「旧九鬼家住宅」は、
ツアータイトルにもなっている今日のメイン見学地。
写真もたくさん撮りましたが――。

でも、それより何より、今日一番の印象的なショットは、
大型バスを従えて、悠然と自転車をこぐおっちゃんの後ろ姿でした(写真)。


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