銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

米朝さんと、べかこさん

2009年10月28日 | のほほん同志Aの日常
米朝師匠が、文化勲章を受章されました。

「もう人間国宝なのに、さらに文化勲章…?」
というのが、世情にうとい私の正直な感想でしたが、
ともあれ、大好きな米朝さんが頭をかいて笑っていたので、
こちらまで嬉しくなりました。

埋もれかけていた古典落語を本にまとめ、
寄席小屋が中心だった落語をホールで行なってファンを増やし、
「上方落語の復興に大きな役割を果たした」と言われる米朝さん。

3年前のこけら落とし以来、満員御礼のつづく「繁昌亭」や、
上方落語の世界を描いて、熱狂的なファンを生んだ朝の連ドラ『ちりとてちん』。
昨年、とうとう紅白歌合戦の司会まで務めてしまった鶴瓶さんなど、
ここ数年の上方落語ブームも、戦後間もない頃からの米朝さんのふんばりあってこそです。


米朝さんに、…いえ、
落語というものに初めて出会ったのは、中学生の頃です。
当時、米朝さんは各学校を落語会にまわっておられて、
私の通っていた中学校にも、来てくださったのです!

体育館に全校生が集められ、にわか寄席ホールに。
出演は、当時の桂べかこさん(今の南光さん)、そして米朝さん。
べかこさんは「時うどん」を大きな身振り手振りで。
米朝さんは、たしか、しっとりした人情噺をされたと思います。

20年ほど前、米朝さん熟練のときの人情噺ですから、
なんとも贅沢な機会を与えてもらったものです。
でも、そこは初めて落語というものにふれる中学生、
分かりやすい「時うどん」の方が大いに受けておりました。

「べかこがオモシロかったなぁ」 という級友に、当時から知ったかぶりの私、
「いや、でも、ベイチョーのほうがうまかった」 と主張。
担任の先生に「おまえは落語が分かるのか」 と感心されて得意になってました。

最初の出会いが良かったのか、
今では月に1回、寄席に通うすっかりフツーの落語ファンです。

好きなので、ツアーづくりにも精が出ます。
来月11月28日、銀ステでは
上方四天王の一人、桂春團治「花形揃い」落語会を募集中。
春團治師匠の、シャッと羽織を脱ぐ仕草の美しさ、
笑福亭三喬さん得意の盗人ものは必見ですよ!
(「米朝一門揃い」はチケットご用意した分、あっという間に完売です)


南光さん。
今度11月22日の「桂南光と河田健の酒蔵JAZZ」、
銀ステのツアーでお邪魔します。
本当は私も、時うどんのほうが面白かったです。

そして、米朝さん。
お顔を見ているだけで癒されます。
どうぞ、まだまだ元気な姿を見せてくださいね。


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