余呉の冬公魚

2011年12月09日 | 滋賀グルメ紀

 

冬と言えば奥びわ湖の管浦の牡丹鍋、余呉のワカサ
ギ(公魚、若鷺、学名 Hypomesus nipponensis)が
外せないご馳走だ。公魚は
日本の内湾や湖に生息す
る硬骨魚で、食用魚でもある。来の分布域は、太平
洋側は千葉県以北、日本海側では島根県以北の北日
本で、日本以外ではカリフォルニア州にも分布する
という。ただし水温や塩分には広い適応力があり、
食用魚としての需要も高いことから、日本各地の湖
やダムなどでも放流された個体が定着している。い
まや南西諸島と伊豆・小笠原諸島を除く日本各地に
分布域を広げている。内湾、汽水域、湖などに生息
しているので珍しいものでない。食性は肉食性で、
ケンミジンコやヨコエビ、魚卵や稚魚などの動物プ
ランクトンを捕食する。一方、敵は人間以外にも肉
食魚や鳥類など数多い。地域にもよるが産卵期は冬
から春にかけてで、この時期になると大群をなして
河川を遡り、水草や枯れ木などに付着性の卵を産み
つけ、卵は1mmほどで、1匹の産卵数は千粒から2
万粒にも達する。寿命は1年で産卵が終わった親魚
は死んでしまうが、北海道、野尻湖、仁科三湖など
寒冷な地域では2年魚、3年魚も見られるという。



当たり前かも知れないが余呉の冬は豪雪で寒い。公
魚釣り付き民宿で忘年会もたびたび行ってきたたが
釣りの方には気が向かなく、もっぱら飲んで公魚料
理を戴くことしかしてこなかったが、なんといって
も熱々の唐揚げ、天ぷらが一番。宴会が終わり仕事
仲間と麻雀を朝方まで楽しみながら、追加注文し(
夜中だから仕入れ以上の注文すると断れることもあ
り要注意)、さらに腹の中に入れ、夜明け前睡眠を
とり9時頃帰ってくるというパターン。

 



【エピソード】
 



上の写真のように野尻湖マリーナでは専用の釣り船
が運用されているが、これだと、夜中でも、天候が
多少悪くても釣りが楽しめ、腰も据わり宿泊を前提
にショートリゾートが満喫できる。そんな施設があ
れば冬の余呉は活気付くのではと思っている。

【脚注及びリンク】
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1.「余呉湖漁業協同組合

2.「野尻湖マリーナ

3.「ワカサギの成長に伴う胸腺の発達と胸腺に及
  ぼす飼育水温の影響

4.「アウトドア・キャンプ・釣り・旅行情報のピ
  ーカン!

5.「己高庵(ここうあん)」
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