今日は現在行ってる合宿で一番の好天に恵まれました。
沖縄の空と海はやはり青が似合います。
選手は好条件な気候の中、必死にトレーニングしているというのに、スタッフは海を眺め穏やかな感じです。
選手がトレーニングを終え、夕食まで時間があったので、ここ数日続けているランニングに出かけました。
が、1か月運動していなかったのに、いきなり足に衝撃がかかるランニングを継続したせいで、朝起きた時歩けないほど膝下、特にかかと周辺に痛みを感じており、今日はぎこちなく歩くのが精いっぱい。
と、思っておりましたが、20分ほど痛みをこらえて早歩きしたらどうでしょう。
徐々に足の痛みは和らいで、普通に走れるようになってしまいました。
運動をするとき、しばらく辛さを堪えるとアドレナリンの影響か、徐々に痛みや疲労を感じなくなります。
ロード競技の合宿などではこの効果を利用し、明らかに疲労し泥のように身体が重くなっても、ひとまずスタートすることで、徐々に身体を騙し動く状態に持っていくことが日々行われます。
その身体を騙す感覚が有るか無いかでは、トレーニングの量がものを言う(場合だけではないけど)ロードレースの選手として、少なからず差が出るのでは無いかと思います。
がしかし、これがまた厄介で、身体を騙し続けて運動を続けてしまうと、いわゆるオーバートレーニングの状態に陥って、気づいたときには、いくら休んでも疲労回復ができないような状態になってしまうこともあります。
自分は、もっともっとトレーニングして強くなれる。
という熱い意志と。
もっとできるけど、このあたりで休もう。
という冷静な判断。
この最良な境界線を探しながら、そして見つからないまま現役時代は過ぎ去っていったような気がします。
もちろん、その最良な点が易々と見つからないからこそ、それを探すことが選手生活を続けるモチベーションにも繋がったのでしょうね。
ところで、現在スポーツ選手でも何でもない私、かかとの激痛を我慢してまで走る理由は何だったのでしょう・・・。
こんな私が選手時代に最良な判断ができる訳がなかった・・・

と、いう事でランニングを終えようとしていたその時。
美味しそうなにおいのする煙に群がるロードバイク集団に遭遇しました。
同じく沖縄で合宿を行う京都産業大学自転車部の皆様です。
京都産業大学と言えば、今季シマノレーシングに加入した木村圭佑選手の後輩たちという事になります。
我々の合宿地のすぐそばにある焼き鳥屋さん(具が大きくておいしそう)であったので、先輩のために焼き鳥の差し入れか?とも思いましたが。
「ここの焼き鳥むっちゃ美味しいんです!!」
と、ある意味アドレナリン全開の目を輝かせて言う言葉の向こうには、先輩へ差し入れるなどという意志は一切見ることができませんでした。・・・そりゃそーか。
※学生さんの写真を勝手に掲載しましたが、木村先輩の許可を受けています。クレーム等ございましたら木村先輩、木村圭佑先輩のほうで受け付けております。