先日、イタリアに滞在している友人からこんなメールを頂きました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
昨日、コモ湖までサイクリングに行ってきました。そこで全然しらないイタリア人おじさんサイクリストと一緒になったんですが、
「そのジャージ、どうしたんだい?」(僕は野寺君からもらったコルパックのジャージを着ていたのです) と言われて、
「いやー友達の選手からもらったんですよー、そういや彼はジロデイタリアにも出たことがあるんですけどね!」と自慢げに言ってみたら、
「それって誰だい?」と聞いてきたので
「NODERAって言うんだけど」と返したら、
「NODERA! NODERAか!」
「知ってますか?」
「知ってるとも! イタリアじゃNODERAは有名だよ! 自転車を見てる人なら絶対知ってるよ!」
と嬉しそうにしてましたよー。
・・・う、嬉しすぎます。 お世辞でもその方が私の名前を知っていてくれたなら、なんて素晴らしい事でしょう。
イタリアでの活動を終えてから早6年。
あの場所で、プロの世界の厳しさを感じつつ、果たして自分にプロとして価値があるのか考える事も少なくありませんでした。
名前を覚えていてくれたなら、多少は私でも存在価値があったのでしょうか。
そう言えば、イタリアでのデビュー戦。登りを必死に登っていると、私を見つけた自転車ファンの多くから
「アーべ!アーべ!」 と、声援が。
これはこの年、一緒にチームに入った阿部選手へ向けた声援。日本人の私を見つけて、人違いしていた声援でした。
数年前までイタリアのビックチームで走っていた阿部選手が、再びイタリアに戻ってきたことをファンの人々は皆知っていたのですよね。
力及ばずとも、その場所で精一杯頑張っている選手への声援は惜しまない。
本場ヨーロッパのレースは、選手だけではなくファンも一緒に作っていると感じたことを思い出しました。
なんだか、無性にPIZZAが食べたくなってきました!