500 MILES (ch.o1)

俳優チェ・ミンシク氏ファンが綴る覚え書き+韓国旅+勉強ブログ。

【記事】チェ・ミンシク”イ・ビョンホンに本当に凄絶に殴られた”(その2)

2010-07-29 | 映画『悪魔を見た』(亜熱帯の夜)
(※文字数制限にひっかかるので2つにわけます^^)

newdaily●(韓国語)
「チェ・ミンシク”イ・ビョンホンに本当に凄絶に殴られた”」



전무후무한 악역캐릭터, 최민식
(空前絶後な悪役キャラクター、チェ・ミンシク)


>피를 뒤집어 쓰고 정신 못 차릴 정도로 두들겨 맞고, 아무 이유도 목적도 없이 사람을 죽여대는 연쇄살인마 장경철 캐릭터는 배우 최민식을 통해 탄생했다. 자신이 아니면 할 수 없는 역할을 맡아 물 만난 고기처럼 어떤 고생에도 즐거움을 잊지 않은 최민식.
(血をかぶってフラフラになるほど殴られて、何の理由も目的もなく人を殺す連続殺人魔チャン・ギョンチョルのキャラクターは俳優チェ・ミンシクを通じて誕生した。自身でなければできない役を引き受け、水を得た魚のようにどんな苦労にも楽しみを忘れなかったチェ・ミンシク。)

>"땀을 흘리면서 한 장면 한 장면을 최선을 다해서 만드는 이 현장 분위기가 너무 그리웠다"면서 "촬영 현장에 있는 것 자체만으로도 굉장히 설레었고 내가 장경철을 만들어가고 있구나, '악마를 보았다'를 하고 있구나 하는 생각만으로도 행복 그 자체였다"고 밝힌 최민식은 오직 자신만이 보여줄 수 있는 ‘불 같은 광기’를 이 영화 속에 쏟아부었다는 사실 자체에 큰 만족감을 나타냈다.
(”汗を流しながら一シーン、一シーンを最善を尽くして作っているこの現場の雰囲気がとても恋しかった”とし、”撮影現場にいること自体だけでもとてもワクワクしたし、俺がチャン・ギョンチョルを作っているんだなぁ、『悪魔を見た』を撮っているんだなぁという考えだけでも幸せそのものだった”と明らかにしたチェ・ミンシクは、唯一自身だけが見せることができる”火のような狂気”をこの映画の中に注ぎ込んだということに大きな満足感を現わした。)

>살인을 즐기는 연쇄살인마(최민식 분)와 그에게 약혼녀를 잃고 그 고통을 뼛속 깊이 되돌려주려는 한 남자(이병헌 분)의 광기 어린 대결을 뜨겁게 보여줄 김지운 감독의 지독하고 강렬한 복수극 '악마를 보았다'는 8월 11일 개봉을 앞두고 있다.
(殺人を楽しむ連続殺人魔(チェ・ミンシク扮)と彼によりフィアンセを失いその苦痛を骨の奥深くに仕返そうとするある男(イ・ビョンホン扮)の狂気じみた対決を熱く見せてくれるキム・ジウン監督のひどく強烈な復讐劇『悪魔を見た』は8月11日封切りを控えている。)

【記事】チェ・ミンシク”イ・ビョンホンに本当に凄絶に殴られた”(その1)

2010-07-29 | 映画『悪魔を見た』(亜熱帯の夜)
newdaily●(韓国語)
「チェ・ミンシク”イ・ビョンホンに本当に凄絶に殴られた”」

>'친절한 금자씨' 이후 5년, 최민식이 연쇄살인마로 스크린에 복귀한다는 사실만으로도 화제가 된 영화 '악마를 보았다'. 최민식의 복귀 소식 이후 개봉까지의 기간은 관객들에게는 즐거운 기다림의 시간이었지만, 연쇄살인마이자 복수의 대상이 되는 경철역을 맡은 최민식에게는 말 그대로 ‘악마를 보는’ 시간이었다.
(『親切なクンジャさん』から5年、チェ・ミンシクが連続殺人魔でスクリーンに復帰するという事実だけでも話題になった映画『悪魔を見た』。チェ・ミンシクの復帰の知らせ以後、封切りまでの期間は観客には楽しく待つ時間だったが、連続殺人魔であり復讐の対象であるギョンチョル役を引き受けたチェ・ミンシクには言葉どおり”悪魔を見ている”時間だった。)

>첫 촬영부터 살인 장면으로 시작했던 최민식은 “나는 왜 하구한날 흉기나 들고 다니냐?”라는 자조적인 농담을 던졌다. 하지만 이는 배부른 고민이었다. 약혼녀를 살해당한 수현이 단순히 죽이고 끝내는 게 아니라 고통을 그대로 되돌려 주겠다는 일념하에 복수를 시작한 이후 최민식은 팔목이 꺾이고 돌에 찍히고, 낚시대로 개처럼 맞는 등 처절하게 당해야 했다.
(初撮影から殺人の場面で始まったチェ・ミンシクは、”俺はなぜ毎日凶器を持ち歩いてるんだ?”という自嘲的な冗談を投げかけた。だがこれは贅沢な悩みだった。フィアンセを殺害されたスヒョンが単純に殺して終わらせるのでなく、苦痛をそのまま仕返すという一念に復讐を始めた後、チェ・ミンシクは手首が折れて、石に押さえつけられ、釣り竿で犬のように殴られるなど、ひどい目に遭わなければならなかった。)

>물론 시나리오 단계에서도 예상했던 장면들이지만 에너지 넘치는 두 배우의 만남인지라 촬영은 실전을 의심하게 하는 열연으로 이어졌다. 되려 스태프들로부터 “연쇄살인마가 측은해 보인다”는 우스갯소리가 나올 정도였다.
(もちろんシナリオの段階でも予想していた場面だが、エネルギー溢れる2人の俳優の出会いであるため撮影は実戦を疑うような熱演につながった。かえってスタッフから”連続殺人魔が哀れに見える”という笑い話が出てくるほどであった。)


"이젠 이병헌만 봐도 무서워요!"
(”今はイ・ビョンホンに会うだけでも恐ろしい!”)


>상대배우 이병헌과의 호흡을 묻는 질문에 대해 “좋은 파트너가 돼 주는 후배와의 앙상블은 행복한 경험이다”라고 말문을 뗐으나 곧바로 “저는 너무 심하게 많이 맞아서. 무서워요, 이병헌씨만 보면”이라는 솔직한 속내를 드러냈다.
(相手俳優イ・ビョンホンとの呼吸を尋ねた質問に対して、”良いパートナーになってくれる後輩とのアンサンブルは幸せな経験だ”と話し始めたが、すぐに”俺は相当ひどく殴られたから恐ろしいです。イ・ビョンホン氏に会うだけでも”という率直な内心を表わした。)

>고통을 당하다 보니 피분장 또한 당연지사, 촬영 종료 후 1달이 넘어간 지금조차 최민식의 머리는 핏물이 덜 빠져 갈색이다. 이렇듯 피분장을 달고 살아 스스로를 '악마를 보았다' 공식 ‘붉은 악마’로 지칭하는 최민식은 “ 다시는 이런 고통 받는 역할 하고 싶지 않아요. 코피 나오는 것조차 사절입니다. ‘알프스 소녀 하이디’ 삼촌 같은 역할만 할 거에요”라 말했다. '쉬리' '올드보이' '친절한 금자씨' 등 지금까지 한국영화에서 회자되는 강한 캐릭터를 도맡아온 그에게도 '악마를 보았다'의 경철은 만만치 않은 역이었음을 짐작하게 했다.
(苦痛をうけてみると血の扮装もまた当然のこと、撮影終了後1ヶ月を越えた今でさえ、チェ・ミンシクの髪は血糊がまだ落ちていなくて茶色だ。このように血の扮装を付けたまま過ごし、自らを『悪魔を見た』の公式”赤い悪魔”(@サッカー韓国代表のサポーター総称)と指し示すチェ・ミンシクは、”もうこういう苦痛を受ける役をしたくありません。鼻血出すことさえ辞退します。「アルプスの少女ハイジ」の叔父さんのような役だけします”と話した。『シュリ』、『オールド・ボーイ』、『親切なクンジャさん』など、今まで韓国映画で広く知られる強いキャラクターを引き受けてきた彼にも『悪魔を見た』のギョンチョルは手ごわい役であったことを思われる。)

(つづく・・・)

『悪魔を見た』スペシャル制作コメンタリー(その2)

2010-07-28 | 映画『悪魔を見た』(亜熱帯の夜)
訳してみました!!なーんてカッコ良く言っていますが、
#8なんて凡人にはよく理解できませんでした(苦笑)・・・のでほぼ直訳のまま。


『悪魔を見た』●(韓国語)
「公式サイト」(@「악마를보았다」というタイトルロゴをクリックすれば先に進みます^^)

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#6.ギョンチョルのメイク_キム・ヒョンジョンメイク室長のインタビュー
メイクの立場から見たときは、ギョンチョルがスヒョンによって順々に復讐をされながら傷ができ一つ一つ増えていく。顔の傷が一つだったのが二つに、二つだったのが三つに、そして一日経った傷、二日経った傷・・・このように傷が治っていき、また新しく傷つき、その連結を合わせなければならないのが大変だった。
普通現場でメイクチームがカメラを持ち歩きながら、一生懸命に写真を撮るチームは私たちしかいないでしょう。毎日毎日一生懸命に写真を撮った。初めて(撮影に)入ったときも撮り、撮影の中間にも撮り、写真をずっと取り出して連結を合わせようと努力をした。毎日毎日変わっていく姿、あぁ今日はこうだったから明日はこうで・・・順序通りに撮影しないので、それを合わせるためにいつも写真を撮る努力を沢山した。

#7.ギョンチョルのチェックのシャツ_クォン・ユジン衣装デザイナーのインタビュー
ギョンチョルが後半部分で着ている服だが、その服をテスト撮影のとき似た雰囲気を出そうとして私たちが準備した開襟シャツがあった。10年以上前の開襟シャツだが、それを着させたら感触も良く、模様も良くて。それで多く着させようとしたら、監督が「しかしラストの(=1枚しかない)衣装なら破れたり、ダミーにも着させなければならないし、血もつけなければならないし、洗濯もしなければならないから、もう一着ないと到底撮影はできない」。
それで似たような模様を東大門(トンデムン)でくまなく探した。似たような模様を10種類ほど探して圧縮させ3種類を監督にお見せしたら、あまりお気に召すスタイルでなく軽快な返答をされなかった。ということは違うということだ。それはそれで、その反物で一着作ってみた。一度ちょっと画を見てみようと、一着作って着させたら、大して好ましくない返答をされて。「それでもそれで行きましょう」そうおっしゃいながらも「最初のやつでは駄目だろうか?」とまたおっしゃって。「これじゃないなぁ・・・」その一着に監督の考えが既に決められていたのだなぁという気がした。それでDTP(=Digital Textile Printing)というところを訪ねた。似たような半物を探し、それをスキャンしてプリンティングをした。それで余分な分まで作って、四着・・・五着だったかを制作をし撮影を終えれた。

#8.ペンション_チョ・ファソン美術監督のインタビュー及び、ペンション関連の空間イメージ
ペンションという空間は日常生活の中からのファンタジーらしく構成されていると思う。全般的に要約して美術的なコンセプトを語ろうとすれば、そんな話をしたい。私がいつも気軽に行き来できる空間、私の部屋だといえば、この私の部屋あるいは固有名詞を持っている空間が・・・そこで食べて寝て趣味生活をしている空間が、行動が、あるいは違う人物が入って来て行動が変わっていくとき、見慣れていた空間がどのように全く違うように感じられるだろうか。この部分である。
ペンションという空間は人々が休みに行く空間でもあるのだが、この映画では明らかにそんな空間として照らし出しているが、その中にいる人物の構成員は本当に正常な人物が見られない。もちろんその空間の出発は老夫婦だろうか、そんな特定の平凡で幸せに暮らしている家庭が所有していたペンションだったのだが、その空間をある殺人魔が入ってきて殺し、奪っている空間だ。
その空間の支点をどこにおくのか。映画に具体的に紹介されてはいないが、元々住んでいた人々の感じに合わせなければならないことが一方では正しいが、その空間が本当の目的で正体はそうではあるが、この映画での活用度はそうでないってことだ。それならばその部分からのリアリティよりは、空間に入って来て衝突する人物にもう少し集中しなければならないだろう。だから人物を空間で見せようとすれば、スヒョンでさえもそう、正常的な感情を持った人が入って来れないのだ。
似ている人々が入って来ることもあるが心が互いに違う、一方では似たような人々だが、全く違う心を持って入って来た人だと見れば、よく使っている方法でカラーはある程度の原色的で刺激的に使い、その中から補色対比。似てはいるがアンバランスでありながら補色の効果がそうでない。
あるときは受け入れるのが難しいほどに感じられることもあり、それが稀に互いにあまり合わない色でもあるが、くっついているとき妙に似合っていることもある。そのペンションの空間のコンセプトをそうやって掴んでいってみると通俗的に変わったと思う。

#9.ギョンチョルの家_チョ・ファソン美術監督のインタビュー及び、ギョンチョルの家関連の空間イメージ
ギョンチョルが潜伏していたギョンチョルの空間。部屋や倉庫、外景などがあるのだが、その中である部分なのだが、部屋と倉庫が連結されている部分がある。部屋と倉庫の間に扉もあるのだが、扉の次に壁がまたあって、その壁がブロックで出来ているのだが、少し崩れていて。部屋は小さく倉庫は広くなっており、倉庫へ通じる扉、部屋からすぐに倉庫へ通じる出入口があるのだが、言葉で説明しにくいけどそれを眺めると段階的にレイヤーが多くはないけどあって、中を覗いてみると洞窟のように見える装置的な空間がある。ギョンチョルの家の倉庫へ通じる扉の次に、ブロックで出来ている少し陥没している壁。空間全体よりその部分が印象に残っており、大きく描いている部分だと思う。

『悪魔を見た』スペシャル制作コメンタリー(その1)

2010-07-28 | 映画『悪魔を見た』(亜熱帯の夜)
『悪魔を見た』●(韓国語)
「公式サイト」(@「악마를보았다」というタイトルロゴをクリックすれば先に進みます^^)

公式サイトの右下にできた「スペシャル制作コメンタリー」を訳してみました。

本予告編の映像に、計9ヶ所スタッフによるコメンタリーがあります。
該当箇所になると画面内に赤い◎が表示されるので、そこをクリック。
インタビューだけでなく、デザイン画などもあるので必見です^m^
(※結構つっこんだ内容まで触れられていますので、
あらかじめ作品の知識をつけたくない方は読まないでください)

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#1.ギョンチョルの雨具_クォン・ユジン衣装デザイナーのインタビュー及び、衣装関連スケッチイメージ
ギョンチョルの雨具のような場合は、相当強烈な色を探そうと苦労をした。強烈だと言って赤色、原色ではなく、暗い倉庫でだったり夜に見るとき、とても怖く汚らしく、まさに異常な気分を表現しつくせる色が何かと思い、反物をゴムで作るよりは人工革で作ることがより格好が良く、そこに雨に濡れたり何かうけるとき色が若干変わることも良いだろうと思って人工革で作ったのだが、その色合いに相当神経を使った。

#2.スヒョンのヘアー&メイク_キム・ヒョンジョンメイク室長のインタビュー
スヒョンは正直国情院要員という職業もあり、ヘアーに大きく重心を置かなかった。それよりは各シーンにおいて細かいメイクにより力を注いだ。大きな感情変化があるとき、眉元を気にかけたり、アイライナーをひいたり、唇の色のトーンを暗くしたり、赤くラインを入れてあげたりすることに気をかけて、感情を生かすことができるようメイクすることに重点を置いた。

#3.パク・ハンギの家_チョ・ファソン美術監督のインタビュー及び、パク・ハンギの家関連の空間イメージ
容疑者の家というパク・ハンギの空間が出てくるのだが、その空間もハンティング(=ロケハン)したのだが・・・セットで建ててもすごく小さく建てたほどの狭小な空間だ。そんな小さな空間は、むしろ少し隙間を空けてやらなければならないのだが・・・目で見てもここでどうやって撮影するんだという空間なのに、言うなら足の踏む隙間もないぐらいぎっしりと・・・。それを感情的に言うならスヒョンが復讐の対象を一人ずつ探していく立場で複雑な心情を持っているところであり、キャラクターの特性も明らかに浮浪者生活をしながら個人的にヤドンを見るだろうかという、そんな物をむしろ家庭らしく見えるかもしれないが、短い時間に人物の特性を掴ませるには、そんな方法がより良いので。そして意外にメインの人物が入って来たとき、それなりに複雑な心情を持っているので、また空間とよくマッチしているとか。シーンごとの重要人物が持っている感情に集中したと思う。

#4.ギョンチョルのセーター_クォン・ユジン衣装デザイナー/キム・ヒョンジョンメイク室長のインタビュー
ギョンチョルのような立場もサイコパスだったりとても強烈だということよりは、最初は平凡ならどうだろうかという考えを持った。ギョンチョルは日常生活が人を殺すことだから・・・。平凡なおじさん程度に考えていた。代わりに血のようなものを連想させるために若干赤色の系列をよく使った。

ギョンチョルのイメージは・・・ヘアーを申し上げると、今ギョンチョルはウェーブであるが初めからそうではなかった。ギョンチョルが殺人魔だと見れば冷たいイメージ、短髪やスポーツ刈り、そんなところを当たったが、それよりむしろウェーブをかけると近寄りやすい、やわらかいイメージを与えて。そこに全く相反する怖いイメージ、フッと変わっていくそんな両面性を持ったイメージを得ようとしてウェーブになった。ギョンチョルは、序盤にスヒョンとぶつかる前までのギョンチョルは端正で、むかし大人がウェーブ髪にポマードでキチッと固めた感じのイメージがある。女性がたやすく近づけるような、町内のおじさんのようなイメージがあるのだが、スヒョンと出会い対決が始まりながら若干取り乱していく姿を見せる。顔に傷もでき、ヘアーからも端正な姿から乱れていった様が大きく見える。ご覧になればわかるでしょうが。メイク側で私たちが髪に力を注いだのではなくて、大きな動きから髪のウェーブがもっと大きく、その大きな動きを生かしてあげたと思う。格闘シーンや汗、そんなものの手助けをした。

#5.スヒョンの革ジャンバー_クォン・ユジン衣装デザイナーのインタビュー及び、衣装関連のスケッチイメージ
スヒョンというキャラクターはとても職業が特殊ではあるが、限りなく平凡で模範的な人で、恋人のためにそんなスタイルだと初めは考えた。スヒョンは、登場するのが職場で、仕事をしてきた中に心の変化を経る。それでスヒョンのような場合は平凡な日常的な服からどうやって急に・・・ゆっくり変わっていくのでなく、急に衝撃が走り人が変わるので、最初の服がとても強烈だったら良いだろうと考えた。
スヒョンが初めに着ていた、警護するときに着ていたスーツは出退勤の服だ。その次に空港に戻って来て死体を探しに行くとき、そのときは冬なのでコートを着ていて、愛する恋人を失ったときは喪服を着ている。ここまでは限りなく平凡な服だ。しかしスヒョンが死体を発見し、愛する人を火葬して出てくるまでの、その短い時間の間、とてつもない衝撃を受けた。それで(婚約者の)父親に容疑者の名簿をもらい復讐をしに行くのだが、そのときは今までとは完全に人が違わなければならない。それは予見したことでもないし急に迫ってきたものなので、たぶん誰でもそんな状況が迫って復讐をしに行くといえば服はスーツを着て行かないものだ。だからスーツを着て生活をしていた平凡な人が鴨毛のパーカーを着て、革の手袋をはめて。そしてパーカーは強烈な赤が光る赤褐色なのだが、強烈な服を着て、パッと変わることは(俳優が)キャラクターを演技するのだが、30%ほどは手助けをしてやらなければならないと思い、カラーをそのようにして服も急に変化を与えた。

(つづく・・・)

『悪魔を見た』パンフレット

2010-07-25 | 映画『悪魔を見た』(亜熱帯の夜)
悪魔カフェでパンフレット写真が投稿されていました。
↓前にでっかい看板の写真をあげましたが、ついにパンフレットまでも!!
まだ一部の映画館のみの宣伝ですが、来週になればもっと増えるだろうって。
いよいよ公開が近づいていってるって感じですねv(≧∇≦)v

んでパンフレットで使われている写真は既に公開されたものが中心でしたが、
新たに出演者情報を得ることが出来ました。
今までは主演2人のことしか明らかにされていませんでしたから・・・。
パンフレット内の人物紹介、そのまま訳してみました。
この他にキム・ガプス氏も特別出演されているそうです^^

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婚約者、ジュヨン/オ・サンハ
“早く仕事を終えて帰ってきてください。チャン・ジュヨンがキム・スヒョンさんに会いたくてたまらないそうです”
スヒョンの婚約者。人通りの少ない国道でタイヤがパンクするという偶然の事故直後、スヒョンとの通話を最後にギョンチョルによって無残に殺害される。凄切な復讐と征伐の導火線。

父親、チャン班長/チョン・グクァン
“悪い・・・俺が本当に悪かった。お前にもジュヨンにも”
ジュヨンの父親。引退した強力係(=殺人などの重犯罪)の班長。30年を越え凶悪犯を捕まえてきたが、まさに娘を守れなかったことが千秋の恨みだ。犯人を捕まえたい気持ちで容疑者ファイルをスヒョンに渡す。

強力係の刑事、オ課長/チョン・ホジン
“そいつ、チャン・ギョンチョルを殺そうとするのが主目的ではないのか”
チャン班長の直属の後輩。現在強力係の責任者。ルールを破り、捜査ファイルを渡すほど彼と親しい。予想外にむごいスヒョンの復讐に驚く一方、チャン班長が狙われないか心配している。

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『悪魔を見た』リアル制作記映像

2010-07-22 | 映画『悪魔を見た』(亜熱帯の夜)
(※スタッフのインタビューで作られたリアル制作記映像)
最後の方で確認している少女時代のMVが気になります・・・(笑)。



「(監督は)信じて任せてくださる傾向があるんですよ」
「そんな無言の信頼。それが人を捕らえているんですよ」

”私たちはこうして悪魔を見た”
血と汗、真心がつまった『悪魔を見た』リアル制作記

キム・ヒョンジョン(@メイク)「言葉が多かったり、沢山何かを要求されないんです」

クァク・テヨン(@特殊メイク)「新しい試みをよくされる方で、そんなことをいつも私たちに課題にしてくださる方なので」

クォン・ユジン(@衣装)「一緒に作業をしながら習うことが本当に多く、素晴らしい監督だ」

ストーリーボード内
”※カットがあまりに多くてごめん。監督キム・ジウン”

オ・スンチョル(@照明)「監督が望まれる色も多く、それを表現するために日常生活に多く使っている照明を利用して、最大限その雰囲気を生かそうと努力したし、原色を使わずに、そこでもう少し変質された、若干変型された色を使おうと沢山努めました」

イ・モゲ(@撮影)「とても暗闇が多い映画で、人物や空間やそんなものを撮るとき、奇怪な感じが出れば良いなとよく思いました。映画の中での暗闇の部分を表現しようと沢山苦労した映画です。人物にもそうだし、空間もそうだし」

チョ・ファソン(@美術)「見慣れていた空間がどのように、全く違うように感じられるだろうか。自分がいつも慣れたように出入できる空間が、他の人物が入ってきて介入されたとき、どのように全く違うように感じられるだろうか」

クォン・ユジン(@衣装)「どうすれば平凡でありながら、若干の雰囲気を手助けできるだろうか。(ギョンチョルのキャラクターは)強烈だということよりも、初めは平凡であればどうだろうかという考えを持っていました。スヒョンのような場合は、急に衝撃が走り人が変わるので、(むしろ)強烈だったら良いだろうという考えを持っていて。無術の達人になれば武器を持たなくても制圧できるように、こんなすごい俳優はもっとぞっとするような内面を放し出すでしょう」

キム・ヒョンジョン(@メイク)「2人の主演俳優の特徴を大きく生かそうという概念がとても強かったです。アイライナーをするとか、唇の色、細かいメイクにずっと力を注いだのですよ。傷をうけるのですが、ひとつひとつ増えていきます。その連結を合わせなければならないので、カメラを持ち歩きながら、そうして一生懸命写真を撮ったチームはたぶん私たちしかいなかったと思います」

”メイク連結表”
3月10日シーン#61+ギョンチョルの写真

クァク・テヨン(@特殊メイク)「表現の幅を広げるのが私たちの役割でしょう。俳優が到底表現できない部分を私たちが作っていまして。監督が色んな表現の水位をとても広く持っておられるので、してみたかった効果を極限に思いっきりしたようで」

”俺は長く生きるんだ。ミンシクのせいで・・・”
”申し訳ございません(笑)”

”メイク車に一度間違って入って出れば、こうなるんですよ。”
”こいつは(人の顔に)こんなに塗るんですよ。こいつは・・・”

「(映画の雰囲気上)俳優が本当に大変に演技をしなければならなかったのに私たちメーク室はいつも笑い声が行き来していました」

(少女時代の「願いを言ってみて」のMVを見ながら)
”俺はこの「願いを言ってみて」が一番良いと思う。そう~俺の願いは・・・(笑)”

「私たち本当に沢山努力をして作りました」
「良い映画を作りだせると期待しています」
「胸をスッとほどいてくれる映画。期待していてください」

『悪魔を見た』2010.8.11大公開

【記事】イ・ビョンホン-チェ・ミンシク『悪魔を見た』、8月11日公開確定

2010-07-21 | 映画『悪魔を見た』(亜熱帯の夜)
edaily●(韓国語)
「イ・ビョンホン-チェ・ミンシク『悪魔を見た』、8月11日公開確定」


(復讐の2つの顔、狂気の対決が始まる)

>배우 이병헌과 최민식이 투톱 주연을 맡아 화제가 된 영화 '악마를 보았다'(감독 김지운)가 오는 8월 11일 개봉을 확정지었다.
(俳優イ・ビョンホンとチェ・ミンシクがツートップ主演を引き受け話題になった映画『悪魔を見た』(監督キム・ジウン)が、来たる8月11日公開を確定した。)

>'악마를 보았다'는 살인을 즐기는 연쇄살인마와 그에게 약혼녀를 잃고 복수를 결심하는 남성의 대결을 그린 작품.
(『悪魔を見た』は殺人を楽しむ連続殺人魔と、彼によりフィアンセを失い復讐を決心する男の対決を描いた作品。)

>국정원 경호요원 수현(이병헌)이 약혼녀 주연이 잔인하게 살해당한 후 범인인 연쇄살인마 장경철(최민식)을 상대로 가장 고통스러운 복수를 감행하면서 벌어지는 이야기를 담고 있다.
(国家情報院警護要員スヒョン(イ・ビョンホン)がフィアンセのジュヨンが残忍に殺害された後、犯人である連続殺人魔チャン・ギョンチョル(チェ・ミンシク)を相手に最も苦痛な復讐を敢行しながら繰り広げられる話だ。)

>'좋은 놈, 나쁜 놈, 이상한 놈'의 김지운 감독이 메가폰을 잡은 작품으로 두 남자주인공의 강렬한 대결이 영화의 큰 볼거리로 자리할 것으로 보인다.
(『良い奴、悪い奴、変な奴』のキム・ジウン監督がメガホンを取った作品で、2人の男性主人公の強烈な対決が映画の大きな見どころに位置するものと見られる。)



(復讐の2つの顔、狂気の対決が始まる)

>제작사 측은 21일 '악마를 보았다'의 2종 포스터를 공개, 극중 두 사람의 광기어린 대결을 예고했다.
(制作会社側は21日『悪魔を見た』の2種類のポスターを公開、劇中2人の狂気じみた対決を予告した。)

>한편 이 작품은 지난 23일 폐막한 칸 국제영화제 마켓에서 프랑스 중견 배급사 ARP에 선판매되는 등 개봉 전부터 해외에서도 관심을 보이고 있다.
(一方、本作品は去る23日閉幕したカンヌ国際映画祭のマーケットでフランス中堅配給会社ARPに先行販売されるなど、公開前から海外でも関心を見せている。)

『悪魔を見た』カフェより制作ノート(4)-イ・ビョンホンのインタビュー

2010-07-15 | 映画『悪魔を見た』(亜熱帯の夜)
公式カフェ●(韓国語)
「『悪魔を見た』公式カフェ」



”お前がしたまま、そっくり仕返してやる”

連続殺人魔にフィアンセを残忍に殺害された国情院(=国家情報院)警護チーム長のキム・スヒョン。
誰かを守ることが職業であるにも関わらず、最も愛する人を殺害から救えなかったことを自ら恥じ、怒りは彼を別人に変える。
スヒョンは死をもって終わる単純な復讐ではない、苦痛をそのまま仕返しするという決意を誓い、狂気じみた復讐を始める。



Q.イ・ビョンホンが語るスヒョンは・・・
今までの別の作品では表現を自制して、とても繊細なキャラクターだったり爆発的なキャラクターだったり、2つのうち1つだったが、スヒョンは静的なものと爆発的なものを同時に持たなければならなくて、そんな点が大変だった。シナリオを初めて読んだときは、基本的にスヒョンがこの映画で持つ感情が自分のフィアンセを殺された連続殺人魔への復讐心と怒りと悲しみという実に単純な一つのものだと思ったのだが、いざ演技をいてみると、そんな感情をベースに敷き、その中でディテールな色々なものを演技しなければならなかった。映画の始まりと終わりで人物の内的な変化をよく表現しなければならない役だったために、そんなことが普通のことでなかった。

Q.『悪魔を見た』はどんな映画なのか?
連続殺人魔からフェアンセを失ったある男が、その連続殺人魔を凄切に復讐をしていく物語だ。しかし既存の映画で言う復讐とは差別化された復讐だ。普通、復讐というものが相手の死やある処断で終わるのに比べ、この映画で復讐は終わりなき苦痛だ、映画はスヒョンが連続殺人魔に自身のフィアンセがうけたものの1000倍、1万倍の苦痛を返してやると誓い、またそれを守っていく過程を見せてくれる。その中で観客をすっきりと解消させてくれる部分もあり、意図していない状況で弾ける笑いもあり、そんなものが独特な色を作っている要因だと思う。