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俳優チェ・ミンシク氏ファンが綴る覚え書き+韓国旅+勉強ブログ。

『悪魔を見た』カフェより制作ノート(4)-イ・ビョンホンのインタビュー

2010-07-15 | 映画『悪魔を見た』(亜熱帯の夜)
公式カフェ●(韓国語)
「『悪魔を見た』公式カフェ」



”お前がしたまま、そっくり仕返してやる”

連続殺人魔にフィアンセを残忍に殺害された国情院(=国家情報院)警護チーム長のキム・スヒョン。
誰かを守ることが職業であるにも関わらず、最も愛する人を殺害から救えなかったことを自ら恥じ、怒りは彼を別人に変える。
スヒョンは死をもって終わる単純な復讐ではない、苦痛をそのまま仕返しするという決意を誓い、狂気じみた復讐を始める。



Q.イ・ビョンホンが語るスヒョンは・・・
今までの別の作品では表現を自制して、とても繊細なキャラクターだったり爆発的なキャラクターだったり、2つのうち1つだったが、スヒョンは静的なものと爆発的なものを同時に持たなければならなくて、そんな点が大変だった。シナリオを初めて読んだときは、基本的にスヒョンがこの映画で持つ感情が自分のフィアンセを殺された連続殺人魔への復讐心と怒りと悲しみという実に単純な一つのものだと思ったのだが、いざ演技をいてみると、そんな感情をベースに敷き、その中でディテールな色々なものを演技しなければならなかった。映画の始まりと終わりで人物の内的な変化をよく表現しなければならない役だったために、そんなことが普通のことでなかった。

Q.『悪魔を見た』はどんな映画なのか?
連続殺人魔からフェアンセを失ったある男が、その連続殺人魔を凄切に復讐をしていく物語だ。しかし既存の映画で言う復讐とは差別化された復讐だ。普通、復讐というものが相手の死やある処断で終わるのに比べ、この映画で復讐は終わりなき苦痛だ、映画はスヒョンが連続殺人魔に自身のフィアンセがうけたものの1000倍、1万倍の苦痛を返してやると誓い、またそれを守っていく過程を見せてくれる。その中で観客をすっきりと解消させてくれる部分もあり、意図していない状況で弾ける笑いもあり、そんなものが独特な色を作っている要因だと思う。