靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

太鼓と白熊とプレイセット

2010-06-16 23:50:31 | 出来事や雑感や (子育て)
市の図書館ホールで、日本太鼓の演奏会。図書館の外にある広場のステージで演奏、芝生で弁当食べながら鑑賞、という予定だったのだけれど、雨のため屋内ホールで。

アンカレッジにある日本語イマージョンプログラム(半日日本語半日英語の小中高まである公立学校のプログラム)の先生達が中心となって作られた日本太鼓のグループ「友達太鼓」。10年以上前には数人でたどたどしかった演奏も、今ではステージから溢れるほどのメンバーで迫力のある演奏。太鼓はメンバーの手作り。

五臓六腑に染み渡る音。はやしの笛に、日本の夏祭りを思い出す。演奏する友人、その子供達の顔も久しぶりにみられて嬉しい。


演奏後は30分ほどで弁当を食べ、


同じホールでアラスカ動物園スタッフによる「白熊とグローバルな気候変化」の子供向けワークショップ。アメリカ合衆国、カナダ、グリーンランド、ロシア、ノルウェーに生息する白熊。年々氷が解け生態系への大きな変化から数が減っているという話。リサイクルする、ごみを減らす(ナプキンやペーパータオルをあまり使わない)、車をあまりつかわない(カープールなどして)などの具体的に身近でできること、で話がくくられる。

プロジェクターに具体的な事実や統計が次から次へと映し出され早口で1時間ほどしゃべり続けた動物園スタッフ。たくさんの知識が簡潔にまとまり、高学年以上にはいい。大人にでさえ聞き応えがある。ところが会場のほとんどは中学年以下、プレスクーラーの姿も。途中で会場を後にする団体(夏休みデイケアの団体参加も多い)も数多く。まあ分からない話をじっと聞いてみるという経験もたまにはいいかもしれないけれど。

次男ぐずり途中退席、少し会場外をストローラーで歩き回ったところ寝る。
三女は会場の私の膝の上で深い眠り。


ワークショップ後は図書館で本の探索。


次に、一緒にいた長男友人を友人宅に降ろし、夫と待ち合わせてプレイセット見学。クレイグズリストで見つけたこの手作りプレイセット(写真にはないけれどブランコ各種、登る網、シーソーなどもついている)、一ヶ月程移動方法や値段の交渉をしてきた。実際にオーナーと細部を見ながらの話し合い。上部の家は分解不可能でフォークリフトで持ち上げ、大型トラックやトレーラーで運ぶ必要があるということ。結局移動コストがかかりすぎるということで断念。オーナーが数年かけて少しずつ作ったという思い出の詰まったプレイセット、秋までに売れない場合は無料(移動費のみ負担)で手放すそうだ。



その後は大雨のなかグローサリーショッピング。オーガニックのオレンジ、1パウンド99セント(バ、バナナ並じゃないか!)に喜ぶ(アンカレッジ在住の皆さんF.M.ですよ!)。(笑) 傘をさす習慣のないこちら、皆ぐっしょりと帰宅。



今日も一日無事終わり感謝。目を閉じると、太鼓と白熊とプレイセットがグルグルと回っていた。(笑)