褒められたいは死の本能である

日本では人と違うことを言うと、バカにされる。
褒めると、受け入れられる。
だが露骨に煽てると、蔑まされることもある。

即ち、皆同じでなければならない。

　　　　　　*
従って、誰も責任を取らない。

褒められたいことと責任を取らないことは、硬貨の表裏である。
即ち、全員一致の万歳突撃しか出来ない。

*
この日本に逆らったものは、日本の全体に殺される。
これが過激派やオウム真理教や通り魔だ。

その結果、成長のない国となる。
何時までも、狂った幼児に止まる。

　　　　　　　*
日本の殻を破るは反抗は許されない。
即ち、反対は許されない。

従って、当然原発は爆発する。
即ち、万歳突撃は玉砕した！

*
これが閉塞感だ。
この安全弁が、原発爆発であった。
日本経済の崩壊も、死の本能である。

美は醜悪である

美しさと醜悪さは、ダイポールである。
即ち、美と醜は、硬貨の表裏である。

真善美だけを取る行為は、偽善と欺瞞の世界を生み出した。

　　　　　*
ではダイポールとしての真善美は何か。
それは真善美ではなく、魂である。

真善美の追求は、反対成分を生み出す。
それが現世である。

*
ベート－ベンは、ナポレオン賛歌として、英雄交響曲を作った。
ナポレオンが、皇帝になるや、その表紙を破り捨てた。

英雄と皇帝は、自己同一である。
ドイツとギリシャは、硬貨の表裏である。

感動を追うとこういう結果となる。

　　　　　　　　　*
感動や幸福感は、嘘や妄想である。
これが作用と反作用の法則である。

*
感動や幸福感は、命を生きていない。
だから魂になりようがない。

感動や幸福感は、悪魔のお菓子＝毒入り饅頭である。
感動は早く回り、その毒は遅く現れる。
その拙速により、天国は後の地獄となった。
それが1％の天国と99％の地獄の仕組みだ。

*
光源氏は殺さねばならなかった。
これが予定調和だ。