そーいえば、しばらくぶりにシロコブゾウムシさんにお会いした(ˊᗜˋ*)
昆虫の追っかけをしていた時代に、よくそのへんの道端でめぐり遭ったのがこの子だった。気をつけないと、ぽろんと地面に落下する。
体長12~15㎜。
ゾウムシの仲間は日本だけで1000種いるというとんでもない種なのだねぇ。1/1000の一頭!
まえにも書いたけど、養老先生はゾウムシの蒐集家として有名。
箱根に昆虫館まで造ってしま . . . 本文を読む
追いつめられながらヒューマンな心を杖にして必死で生きようとする家族たちを見て、読者は文学というものが、何を達成しうるかを考えずにはいられない。家族の中心にいて、その核心を鋼のように支えているのは母ちゃんである。ほとばしる愛情とともに、エネルギーが滾々と湧きあがる。
父ちゃんは故郷を離れてから、根を絶たれた植物みたいに腑抜けになってしまったため、一家の長は母ちゃんが果たす。
作中人物に注ぐ、スタイン . . . 本文を読む
■スタインベック「怒りの葡萄」(上・下巻)黒原敏行訳 ハヤカワepi文庫 2014年刊
重たい小説である。
しかも、当時の社会的経済的な問題や、差別、死などといった、考えたところで、答えの出ないものばかりを、具体的にストーリーに溶け込ませて表現しようとしている。容易ならぬ長篇小説である。
上巻447ページ、下巻422ページ(ハヤカワ文庫)
ことに“オーキー”という差別用語に、ガツンと頭を殴られ . . . 本文を読む
雨宿りけん太、ちょい心細い風情をただよわせて。
夕べは夜遊びに夢中で、家には帰ってこなかった(ノω・、)
だから一食抜き。雨は降る降る、腹は減る。
玄関開けてくれよぅ、何かちょうだいよぅ。 . . . 本文を読む
藤井聡太さんが、最年少名人、7冠を達成した。
天才を絵に描いたようなコースをたどり、マスコミと将棋ファンがワイワイガヤガヤ( -ω-)
おそらく収入も1億円を超えただろう。
これまで3冠、4冠を達成した棋士は存在したけれど、7冠は羽生善治さん以来の偉業。
まさに藤井時代が開幕したのだ(^ε^)
一方の渡辺明さんは無冠に転落。
そのほとんどを藤井さんに奪われている。明と暗。
舞台はめぐりめぐる・ . . . 本文を読む
はてさて、今日はレビューではなく、本そのもののお話をさせていただく。
これはわたしめにとっては、皆さんがよくお書きになっている「私生活の暴露記事」とほぼ同じものであ~る(ノω`*)
ええと、フランツ・カフカが好きなので、池内紀さんが編訳している岩波文庫が“愛読書”といえるレベル。
いつでも気が向いたとき手に取れる範囲に、短篇集、寓話集が2セット(つまり4冊)置いてある。
20世紀文学のうち、プ . . . 本文を読む