連休中はよく写真を撮っていた。雨の日は写真集や写真の情報誌を読んですごしたので、こんなに写真漬けだった連休はめずらしい。とはいえ、一日にして200枚とちょっとのショットだから、そうたいしたことはないけれど(~o~)桐生へいったあとは、館林でCandid Photoを愉しみ、伊勢崎市やその周辺で街角散歩とランドスケープを愉しんだ。4日間の短い“ゴールデンウィーク”はあっというまに終わってしまい、今日から仕事再開。トップにあげたのは、館林つつじが丘公園で出会った、演歌おじさん。ギターの弾き語りは、堂々たるもの。観客が二重三重に取り巻いていた。こちらは、着ぐるみ人形にはしゃぐ子どもたち。
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なんとも不安定なお天気だった。午前10時過ぎまでぐずついていたのに、天候が急変し、陽が出ると初夏のような太陽がじりじり照りつけてきた。出鼻をくじかれてしまったので、遠出はできない。これまで数回通っている桐生市へいくことにした。あまり知られてはいないが、ここは小説家坂口安吾が、3年ほど暮らした町。足利市や栃木市に負けじと、この町も町興しに力を入れている。しかし、観光の目玉となるような名所・旧跡はなく、近代化遺産といわれる建築物はほんのわずか・・・。町中商店街が、露天のようなものを出店したり、八木節を踊って客の注意をひいたり、貸し自転車を無料貸し出ししたりしているが、町歩きを愉しもうという観光客の姿はまばら。昭和ロマンを感じさせる街角も、よくさがせば見つかるという程度だけれど、群馬県内の小都市としては、まずまずの雰囲気をただよわせている。
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2007年の12月にblog「一草庵摘録」(当時は「航海日誌 ~本の海への旅」のタイトル)が、そして、2008年1月に、mixiがスタートした。
はじめはsyugenのハンドルネームだったが、おもうところがあって、途中から三毛ネコに変えている。今日から4連休がスタートしたが、お二人の友人からのお誘いを断ってしまったので、予定らしい予定ははまったく組んでいない。この数年予定を組むのが、とても億劫になっているが、これは歳のせいだろうか? おそらくそうだろう。仕事にからんだ緊急の呼び出しコールがないかぎり、の~んびりと、自由かつ気ままな時間が過ごせる。昨日はいつもより早上がりし、BOOK OFFを散歩してきた。
買ったのは、つぎの3点。「須賀敦子を読む」湯川豊(2009年 新潮社)
「須賀敦子が歩いた道」芸術新潮編集部(2009年 新潮社とんぼの本)
「ブルックナー交響曲第4番変ホ長調“ロマンチック”」アバド&ウィーン・フィル(1990年 グラモフォン)
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都市の無意識ほどおもしろいものは、そうめったに存在しない・・・と、町歩きをしながら、わたしはときどきニンマリと笑いたくなってしまう。
ことばは、写真に追いつかない。わたしは読書モードのスイッチが入ると、4、5冊の本を並行して、月に何冊も読む自称“読書人”(活字中毒者ともいう)だけれど、そんなわたしが、町歩きを愉しむのは、《ことばは、写真に追いつかない》この一事に尽きるようにおもわれる。mixi日記を拝見しながら、「この人は本をよく読む人かな? 他人にどの程度関心をしめす人かな?」というところが気になる。本をめったに読まない人は、語彙が乏しく、中学生の作文のような日記をお書きになっているので、すぐにそれと察することができる。
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近ごろ女性写真家の活躍が目覚ましい。わたしは以前も書いたように、撮影だけでなく、写真集を見るのが大好き。40代半ばころから、2、3年かけて、県立や市立の図書館通いをして、浴びるように写真集を見た時期がある。いまでも書店へいくと、必ずといっていいほど、写真集を立ち読み(立ち見)するのがクセになっている。写真集は高価なので、手が出ないものが多いが、それでもたまに多少予算をやり繰りし、手に入れる。
パラパラと眺めるだけでなく、本を読むように、写真集を読む。あるいは、そういう「読み筋」を待っている写真集と出会うと、うれしくなる。
カメラメーカーがまとめたアンソロジーや「新日本百景」のような写真集ではなく、わたしのこころの深部をゆさぶってくれるようなアート系の写真集が大好きなのだ。女性写真家では――、武田花川内倫子市橋織江
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