二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

雨上がる

2011年04月20日 | Blog & Photo
10代のころ、20代のころ、30代のころ、40代のころ・・・。 世界あるいは、現実はこんなものだと考えてきた。 そのとき置かれた生活環境や、身の回りで起こった事件や、ある人、ある本との出会いが、世界観を変える。 ありがちなことである。 LX5がやってきた。 それからD7000が。さらにCX4がやってきた。 この数ヶ月、わたしは仕事をしているとき、寝ているときのほか、大部分の時間を、カメラとともに過ごしてきた。 . . . 本文を読む
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監視と隠蔽

2011年04月19日 | Blog & Photo
これまで、blogやmixiに書くことをためらっていたシリアスなネタに、ここいらでふれておこう。むろんわたしの偏見がまじっているだろうから、いまここでは、「参考意見」というにとどめておく。 すぐには結論の出ない多面的なアプローチが可能だし、ここから派生する問題のすべてをひろいあげようとしたら、一冊の書物が必要になるはず・・・というのが、前置き(=_=) 日本の社会がますます管理社会化している。 . . . 本文を読む
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ボーダーライン ~モノクロームな視線をめぐって

2011年04月18日 | Blog & Photo
ただ美しいだけの風景では物足りない。 やや大げさにいえば、撮影とは「世界や現実」を認識するための手段なのだから。 ・・・そんなことを考えながら、「フラグメントCX4モノクロ」と題したシリーズをつづけている。 ところが、こちらは不人気でイイネ! マークがとても少ない。 カラーに比べて、徹底した「引き算」が要求されるモノクロの人気がうすいのはやむをえないことなのだろう。モノクロを撮っているのは、アマチュアの中では、上級者(・・・とわたしには見える)が多く、視線の厚みで勝負してくるし、わたしもそうできたらいいなと願っている。 . . . 本文を読む
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Catch The Moment

2011年04月17日 | Blog & Photo
“一緒に歩く。こころが動く。 いつもの街を歩く。感じる。シャッターを押す。 ただそれだけのことなのに、こころがどんどん動き出す。 自分の意外な視点に出会ったり。うまく撮るための工夫をしたり。 今まで撮らなかったものを、撮るようになったり。 このカメラから、あなたの毎日がもっともっと面白くなっていく。 カジュアル・クリエイティブ・コンパクト〔CX4〕。 さあ、一瞬のときめきをピュアな画質で撮り歩こう。” この数行は、RICOH CX4のカタログに書かれたコマーシャル・コピー。 ただし、このカタログにはCatch My Momentと書かれている。 . . . 本文を読む
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ウサちゃんとワン公

2011年04月16日 | Blog & Photo
昨日は、友人主催の参加者7名のお花見に招かれ、M公園でお昼にビールを少々。 すぐに運転はどうかと思ったので、コーヒーやら水やらを飲んだら、しばらくしてどっと汗が噴き出した。あとでニュースを聞いたら、この日前橋の最高気温26.1℃。今年初の夏日だったそうな・・・。 木陰で一休みが普通のわたしのパターンだけれど、なにしろ桜吹雪舞う時節。 これを逃したら、来年までチャンスは巡りこないので、汗を拭きふき、園内をカメラ散歩。 . . . 本文を読む
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木蓮とお月さま その他の写真

2011年04月15日 | Blog & Photo
この4月は、毎日かかさず日記をアップしてみようと、悪戦苦闘している三毛ネコ。 いささかネタ切れになりつつあるが、今日は、日中シンクロの小技についてメモしてみよう。 アマチュアが使うカメラには、一眼レフでもコンデジでも、大抵「内蔵ストロボ」という、ちっちゃなストロボがついている。あれを、皆さんはどんなとき、どう使っているのだろう? 基本はアベイラブルライト(自然光)だし、カメラの高感度特性がめざましく改善されているから、おれは(あたしは)使わないという方がきっとほとんどだろう。 . . . 本文を読む
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お気楽、最新・・・花写真

2011年04月14日 | Blog & Photo
お気楽・・・などというと、真剣に花の撮影をしている方々にお叱りをうけるかしら? だけど、まあ、撮影だの、公開だのに気を遣わないで、 そこいらで気楽に撮影できる被写体では、なんといっても花が一番! そこいら道端で撮っていても「ああ、花が咲いているのね」と、そんな反応がたまにあるくらい。だから . . . 本文を読む
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“可能性”としての写真

2011年04月13日 | Blog & Photo
いつかどこかで見たような写真が氾濫している。 それは仕方がないことである。 映画や写真は、ベンヤミンがいう「複製技術」の産物の最たるものだからである。 大量生産大量消費の世界に、芸術というより、商品あるいは情報として大量頒布され、消費される目的に沿うものである。 ときおり、写真に署名を入れる方がいる。書道や絵画の署名や落款をまね、「アートの意識」がどこからかにおってくる。人によって、むろん意見の相違はあるだろうし . . . 本文を読む
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カメラの進化 CX4短期使用レポート

2011年04月12日 | Blog & Photo
わたしが本を読みながら居眠りしたり、チョウを追って榛名高原をうろうろしたり、仕事からくるストレスで浴びるようにアルコールに浸ったり、遅ればせながら、ブルックナーのシンフォニーに目覚め、CD三昧をしたりしているあいだに、じつはカメラは着々と進化をとげていたのである。 これまでたびたび書いているように、RICOHのCXシリーズは、遊び用のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)としては、現在のぞみうる最高の一台・・・のように思える。 . . . 本文を読む
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四季の回り舞台

2011年04月11日 | Blog & Photo
『消えろ、消えろ、つかの間の灯火、 人生は歩いている影にすぎぬ』 『全世界は舞台だ。そして、すべての男も女もその役者にすぎない』 『時の与えるあらゆる利益を迅速に利用せよ』 シュークスピアのシナリオは、いわゆる「名言」の宝庫である。 そのお芝居のストーリーから切り離し、人生訓として、あるいは警句として取り出して愉しむことができるし、その種のホームページがウェブにはたくさん存在する。 . . . 本文を読む
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