NHKの紅白は40分あまりで切り上げ、シベリウスにどっぷり浸りながら、年越し。
1000円をつつんで、お寺さんに挨拶にいき、そのまま行方をくらまして、半日が過ぎていった。
やれやれ、・・・やれやれ、お元日が終ろうとしている。
太平洋側は、本日も晴れ!
窓をしめて、マフラーを巻き、クルマの中で読書していると、暑いくらいである。
1時間半ばかり時間をつくって、自宅から半径3kmほど、カメラ散歩してきた。
「世界はかくも美しい」のですね(^_^)/~
Beautiful Wind(上州風)特別編「お元日は晴れ」とは、まさしく郷土愛そのもの・・・なんでしょうね、どうってことないようで。
どこにもいきたくはない、わたしはここにいる。
菩提寺眼聖寺へいって、祖父母へ挨拶し、そのあと寺域にある「忠魂の碑」へ参拝。
碑には英霊と刻まれているが、参拝者など、わたしのほかにはだれもいない。
吉田秀和さんの「之を楽しむ者に如かず」(新潮社)を、今日1月1日から読みはじめた。
造本といい、装幀といい、すばらしい出来映え。しかも、1ページともゆるがせにできない内容の濃いエッセイ集なので、3000円+税は、少しも高くはない。
こんな贅沢な時間がもてることを、だれに感謝したらいいのだろう?
うらうらと陽が照っている。
その明るさが、わたしの心の底まで射し込んでくる。
まるで丸干しにされた鰯あるいは秋刀魚気分(笑)。
耳の奥でモーツァルトのホルン協奏曲が鳴っている。単純にして明快。
聴きこんでゆくと、きっとモーツァルトのここいら(この単純さ)につまずくのだろう。ついついバカにしてしまう。半径3kmの現実と同じように・・・。
廃車になったあとでも、バスの存在感は別格!
あれあれ、ヒヨドリはこの枝がお気に入りなんだね。下の枝に止まって、上の枝の柿をつついている。
これはクコの実かしら。
採る人がだれもいないから、鈴なりのまま、元日の斜光線を満身に浴びて輝いている。
おやおや、雲の白い心臓。そうか・・・雲って、青空の恋びとだったんだね。
太陽の恋びとが、影であるように。
■mixiアルバム「Beautiful Wind(上州風)特別編「お元日は晴れ」はこちら。
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000078890206&owner_id=4279073
※マイミクさくらいさんのご指摘により、ツグミをヒヨドリに修正しました。