二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

フィルム写真工房 ~2019年春 桐生市の巻

2019年05月13日 | Blog & Photo
 (高い煙突を見て、おやっと思って、左から回り込んでみたら、やっぱり町の銭湯だった)


先日の桐生散策のとき、ニコンFE2もお連れしたのだ。
なくなると買い足し、買い足し、冷蔵庫にフィルムの在庫がいつも眠っている。
月に1本くらい使おうとかんがえてはいるけど、なかなかどーもねぇ(^^;)



2.酒店の貯蔵庫、こちらがFE2&ロモカラーの画像。
レンズは50ミリ一本勝負だ。
非常にコクのある、イエローがかった暖色系の発色をする。
ロモカラーとの出会いが、わたしのフィルムカメラ・ライフを加速させたのだ。
「3.」のデジタル画像と比較して欲しい。色味や輪郭の描写力、違いは明らかである。


3.比較のため、キヤノン6DMⅡ&EF40ミリF2.8の画像(デジタル)を拾ってみた。
まあ、文句なくよく写っている。優等生レンズだし、薄型軽量で、極めて取り回しがいい♪
一昨日、EF24~70ミリF4のズームがやってきたが、
いやはや、その大きいこと、重いこと^^; 常用するなら、こっちを選択するだろう。


4.モルタルを吹きつけた塀の外部に、半円形のプランタが掛けてあったのだ。
好きなオブジェを発見すると、フレーミングを変えて、二枚、あるいは三枚撮ってしまう。
大抵はどれか一枚を採用し、ほかは捨てる。
50ミリF1.4レンズのF2、大口径レンズ特有のとろりとしたボケが美しい♪


5.今回は二枚ともpic-upしておこう(*^-^)
ふ~む、ふ~む。
どっちも捨てがたいのじゃ。壁にあるひび割れも、なかなかの風音を添えてくれた。


6.このドアは絶品の風格がある。
時間(いや、歳月というべきか)が、砂時計の砂粒のように、さらさら、さらさらと流れている。
砂粒ばかりでなく、礫や石も混じっている。その音が瀬音のように耳元をかすめて過ぎていく・・・ような錯覚に撮影しながら襲われた。
撮影が完了したとたん、なぜかその音は聞こえなくなってしまう(^^;)
撮影時に-1EV補正して正解。
壁の質感描写もイケている・・・とご当人は考えている(~o~)ナハハ


7.コンビニの隣りにあったミニ公園、木陰で出会ったステキな恋びとたち(^^♪
お声をかけ、まるでモデルさん扱い・・・よせばいいのに。
その節はあつかましく、大変失礼いたしました。
このフィルム特有の発色、やわらかさが、お二人を祝福していますよ~。


8.なぜここでシャッターを押したのか?
すがれたモルタルの壁や看板にも惹かれたけど、それより右端にいるおばあちゃん!
「草むしりご苦労様です」と、このあとお声をかけてしまった。
おばあちゃんの背後、砂時計の砂が、ここでもさらさら流れているのを、わたしは感じる。


9.ドアの下に開いた穴は猫さんの出入り口。
撮影しようとしたら、家主のおばあちゃんがちょうど帰ってこられた。
その影が、右端にほんのちょっと写っている。お訊ねしたら、かつては犬もいたという。その犬が、ムリヤリ潜ろうとして、この出入り口を一部毀してしまったのだ。



<番外>この日わたしの相棒をつとめてくれたニコンFE2。
ほどよいサイズ感、重さ、使い勝手からいって、理想的なボディといえるのが、このFE2である。
すでにFM2が手許にあったにもかかわらず、昨年、約2.1万円で購入した。FE2とFM2は双子の関係にある往年の名機・・・だとわたしは思っている(^^)/
ニコンF3/Tもあるが、やや大きく、理想のボディというには重たい、と感じていた。
シルバー(本当はクローム)外装のカジュアル感。
モルトは張り替えが済んでいて、コンディションは上々の一台である。


最後までおつきあい下さり、感謝いたします。
//以上 おしまい。

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