二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

テンちゃんとキャンディ

2013年02月28日 | Blog & Photo

昨日は午後から気温が急上昇。手袋、マフラーだけでなく、外套もぬいだけれど、クルマの中にいると、それでも暑いくらいだった。
だけど、活字モードのスイッチはすぐにはOFFにならない。用件をすましたあと、本屋さんを数軒ハシゴ。
高崎にある戸田書店は年に数回「古書祭り」を開催している。
ぜんぶで5冊の本を買ったが、そのうち4冊は古書。むろん新刊では入手困難なものばかり。
山頭火あり、モーツァルトあり、バルザックあり。活字モードのスイッチがONになっていると、すぐには読めそうにない本まで、つい買ってしまう。
乱読もいいところ(^^;)

この日の目玉商品といえるのは、
・「風俗のパトロジー」(パトロジーは病理学)バルザック(山田登世子訳)新評論 1000円。「人間喜劇」の一部、本邦初訳とある。
・「モーツァルト」音楽の手帖シリーズ 青土社 500円
有名人がモーツァルトについて語ったり、書いたりした関連資料を集成したもの。ベートーヴェンやシューマン、シューベルトはもとより、思想家ニーチェやアドルノ、文学者大岡昇平、清岡卓行などの発言が幅広く収録されている。両方とも古書の値段。

時間はあったけれど「撮りたい」という欲望が起こらない。
途中、公園のパーキングでクルマを止めて、買った本を拾い読みし、そのあとスーパーへいって、うどんを作る素材などを買って、はやめに帰ってきた。

そのあと、散歩がてら敷地内をふらふらしていたら、はじめに妹の家のキャンディが、つづいてわが家のテンちゃんが近づいてきた。
「甘えればなにかうまいものがもらえるんじゃないか」
そんな雰囲気をただよわせ、まとわりつく(笑)。



はじめに手を出したのはキャンディ。近づこうとしたテンちゃんは、驚いて応戦。
雌猫って、けっこう性格がキツイのが多い。ライオンなんかを見ていればよくわかる。
仲よくしようとしていたテンちゃん、たじたじ(~o~)



これ、スフィンクスに見えるよね(笑)。



そして大あくびーー、おいおい。テンちゃんは3才だけれど、わたしの推測ではキャンディは1才になったばかり。妹の家で十分な餌をもらっていないとみえ、毎日のようにわたしのところへ、餌をねだりにあらわれる。立ち居振る舞いに若さがみなぎっている。

さてさて、欲しい本は買ったものの、本を長時間にわたって読む・・・という根気がつづかないことがこのごろよくある。40代までは、2時間、3時間と集中力が持続したのにね。だんだんあやしくなってきた。
山頭火は句集の(二)も読んだから、あと一冊読んだら区切りをつけよう。それほど「巨大な世界」を作りあげた人ではない。

はてさて、今日も休みをとってあるけれど、どうしようかな?
買い置きのフィルムも、14、5本冷蔵庫その他で眠っている。
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