二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

はじめてメジロを撮った日

2014年03月21日 | Blog & Photo
はじめてそれらしくメジロを撮った(^_^)/~
満足できる出来栄えとはいえないけれど、blog用としてはまずまずだろう。
これまでメジロ、ウグイスは目視するチャンスはいくらでもあった。しかし、写真を撮ろうという意欲はわかなかったし、道具ももっていなかった。
パワーショットSX50HSという、プラスチックの塊めいた高倍率ズームを手に入れたのは、もっぱら野鳥を撮影するため。

出勤の途中、回り道をして、カワヅザクラが咲く河川敷へ立ち寄った。運がよければ、サクラにメジロという写真が撮れるかも・・・と期待していた。
滞在時間は15分ばかり。
はじめ5-6分は鳥の気配はなかった。そして、7-8羽のメジロがやってきた。

最大倍率1200ミリのショットを狙ったが、すばしこくて、とてもムリ。被写体をすぐに見失ってしまうので、やむをえず、600ミリにズームダウンし、10枚ばかり撮影。
はじめにアップしたのが、その中の1枚。
動きのはやい被写体は、ムリして高倍率の画像を狙うのではなく、600ミリ程度でフレーミングし、あとからトリミングするほうが、はるかに歩留りはいい。

EOS70Dのおやじさんが隣りにいて、タムロンの超望遠ズームを堂々と手持ちでかまえ、連写モードを炸裂させている(*゜∀゜*) わたしは単写モード、しかもサイレントにしているので、いささか気が引けた。高齢者の方は、ほんとうにいい機材をもっておられる。
SX50のEVF解像度が悪く、ファインダーはあまりあてにできない。半分は「えいやっ!」の世界だった。


メジロは可憐な小さな鳥。やや大型のヒヨドリなどに追われて逃げ惑っている。
そうして花の蜜を吸っては、チョコチョコと枝から枝を移動。
野鳥撮影1年生のわたしは、「だめだこりゃ。撃沈だな」とガックリゞ(´Д`
メジロは7-8分でまたどこかへいってしまい、わたしは会社へ。
パソコンで画像を拡げてみたら、数枚は使えるカットがあって、ほっとした。わたしが・・・というより、カメラが撮ってくれた数枚だった。

朝から風が強かったが、午後になり、さらに勢いがました。
それでも「もしかして、ひょっと」と期待し、さきほど同じカワヅザクラのところへいってみた。
河川敷のため、さえぎるものとてなにもなく、立っていられないような強風が吹き荒れている。
上州名物の「空っ風」である。
遠くの空では砂塵が舞っている。とても撮影どころではなく、野鳥の気配なし。
あきらめて戻ろうとしたら、かすかに囀りが聞こえてきた。
「おや? おやおや。こんなところに避難場所があったのか」


鳥たちはこの糸杉に似た木の奥に逃げ込んで、強風をさけていたのだ。
ふ~ん、そうだったのね(笑)。
メジロばかりでなく、シジュウカラの鳴き声も聞こえた。
新潟県側では吹雪いているのかも知れない。三国峠の向こう側とこちら側では、まるで天候がことなる。身を切るような寒風が、いまもゴー、ゴーと唸りをあげて吹きまくっている。

チャンスはまた、やってくる。きっとね。

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