仕事で出かけたついでに、グルッと迂回し、赤城山麓で花の春をさがしてクルマを走らせた。
いい感じのお堂があった。丹波や山城や近江では、こんな光景それほどめずらしくはないだろう。
しかし、こちら上州のいささか殺伐とした風土では「お、おー」と、眼をみはってしまう。
左にあるのは桜だろう。ちょっと白っぽくて、「?」だったけれど。・・・違うかなあ。
桜といっても、いろいろな種類があって、まぎらわしい花もたくさんある。
山寺のため池でも、冬がゆっくりと春へと移り変わっていく光景が見られた。
スミレや水仙。
今年はいきなり気温が上昇し、まるで北国のように、いっせいに春の訪れ。
大好きなハクモクレンが満開の季節を迎えようとしている。
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の演奏で、モーツァルトの弦楽四重奏曲第15番ニ短調を聴きながら、いまこれを書いている。3月は毎年ほんとうに気ぜわしく、悩ましい。
年度末なので、マイミクの皆さんもお忙しい人がきっと多いだろう。桜が3月のうちに満開となったら、どうしよう(^^;)
5月の連休には、なんとかやりくりして東京・下町散策をしようと、考えはじめた。巣鴨とげ抜き地蔵界隈か、柴又帝釈天界隈か、はたまた・・・。しばらくぶりにローライフレックスを持ってね。
だけど、そのまえに片づけなければならないことがたくさんある(=_=)
こうして、今日が過ぎ、明日が、明後日が、過ぎていく。
現代人って、なんて忙しいのだろう。忙しいとは「心を亡ぼす」って書くから、気をつけなくちゃ。
このあいだマイミク「ケン(ちゃん)」が紹介なさっていたが、吉本隆明さんの「フランシス子へ」の広告が新聞に掲載されている。買ってきて読もうかな・・・また本がふえてしまうけれど、吉本さんと野良猫との関係は以前から興味津々だった(^_^)/~
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E5%AD%90%E3%81%B8-%E5%90%89%E6%9C%AC-%E9%9A%86%E6%98%8E/dp/4062182157
春なれや 名もなき山の 薄霞 芭蕉
春雨や暮れなむとしてけふもあり 蕪村
めでたさも中位(ちゆうくらゐ)なりおらが春 一茶
こういう俳句・俳諧を読んでいると、現代が江戸時代とどこかで地続きなんだと、そんな感慨が胸をふさぐ。