以前の日記でも取り上げたことがあるが、写歴約40年にもなる三毛ネコさんが、生まれてはじめて使ったカメラ!
それがこれ、コニカⅡB。
デジタルからカメラをはじめたという人は、コニカ・・・小西六を知らないというお方がいるかもしれない。「さくらフィルム」を作っていた、あのコニカである。
その後、ミノルタと合併し、コニカミノルタとなった。そのカメラ製造部門は、現在ソニーに引き継がれている。
わたしが自分のカメラを買ったのは、21、2歳のころ、キヤノンAE-1であった。
しかし、小学生、中学生のころから、学校の行事で一台のカメラを使っていた。
それが、父のカメラだった、コニカⅡBなのである。
そのカメラは、その後行方知れずとなり、10年ばかり以前に、新宿へいったとき、同型機があったので買ってきた。オーバーホール済みで、モルト交換、シャッタースピード調整が完璧だった。レンズはHexer(ヘキサー)50mmF2.8レンズ。
カメラはコレ一台しかなかったから、なんでもこれで撮っていた。
露出計なし、シャッターの最高スピード1/500、フィルム巻き上げレバーもないから、ダイアルをぐるん、ぐるんと何回も回す。撮影枚数表示は手動セット方式。
そこまではまだいい・・・としよう。
買い直してみて、いちばん困ったのは、ストラップの釣り金具がないこと(^^;)
専用ケースにおさめて持ち歩くことを前提に作られている。買った店で専用ケースをさがしてもらったが、ついにみつからなかった。
ネットで調べてみると、発売年月日は1955年5月。国鉄(現JR)に勤めていた父が、わたしや、まもなく生まれてくる妹の成長記録を撮影するために買ったのだろう。
総金属製だから、ずしりと重い。
メカニカル・レンズシャッター機のため、電池はいらない。
低速ガバナーのジジジャリーンという音が、耳にとても心地よい(笑)。
フィルムを入れてやれば、56年も昔のカメラで写真が撮れる!
ついでに、キヤノンF-1、ペンタックスSPを撮影したので、画像をアップしておこう。
失業し、金欠病に悩んでいたころ、ライカなどお金になるカメラ、レンズはあらかた処分したが、数台は手許にのこった。
もう十分に古いから、メカニカル機は、これ以上は古くならない。
カメラマニアな三毛ネコさんには、そこがいいのである!(^^)!
これぞ、カメラ・・・なのであ~る。
これらに比較すると、いまどきのデジタルカメラは、家電品か、せいぜいパソコンの周辺機器に成り下がったといえるだろう。いや、危ういところで、踏みとどまって頑張っているメーカーもあるにはあるが。
(画像のWB=晴天日陰で撮っているため、実物よりかなりマゼンタ傾向にあります)
☆コニカⅡB
http://www.mediajoy.com/mjc/cla_came/konica2b/index.html