二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

朽ち木が発する燐光のようなもの ~ホーソーン「緋文字」を読む

2023年03月15日 | 小説(海外)
 (ポストイットをやたら挟んだ光文社古典新訳文庫版) ■ホーソーン「緋文字」小川高義訳 光文社古典新訳文庫2013年刊 たいへん評価のむずかしい小説である。四苦八苦しながら、一か月ばかりかけて、ようやく読み了えることができた。以前に、二回ほど挫折している。今回も10ページあたりで、挫折しかけたので、冒頭の「税関」を後回しにし、ストーリーが始動する第一章「獄舎の扉」から読みはじめた。 初 . . . 本文を読む
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