トレドからクテシフォンへ
クテシフォンからサマルカンドを通って洛陽へ
曲りまがりしながら 一頭の老いたロバが東へ旅をした。
ぼくがつれていたのがそのロバだったのか
ロバがつれていたのがぼくだったのか
いまとなってはもうわからない。
永遠にわからないだろう。
ロバの毛皮でできた夢の書物。
・・・そういう書物を書こうと思っていた
奇想天外 荒唐無稽な。
人はいうだろう
あの男も発狂したかと。
ぼ . . . 本文を読む
古本屋さんの散歩で武田花さんの「季節のしっぽ」(1998年刊)を手に入れた。
危うく見逃すところだった。
「眠そうな町」(1990年刊 木村伊兵衛賞)以来のファンなのだ。
彼女の写真集・写文集は3-4冊持っている。
あいかわらず地味で無愛想な写真、そしてそらっとぼけたエッセイがたまらなくおもしろい。くもという猫と暮していたのだ、このころは(*^-^)
50ミリレンズの使い方は、ブレッソンとこの . . . 本文を読む