二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「漢の武帝」吉川幸次郎(岩波新書)レビュー

2017年04月23日 | 歴史・民俗・人類学
「漢の武帝」を読みたいへん感銘をうけたので、感想を書いておく。 現在ではいろいろな出版社が競って「新書」を刊行している。毎月、いったい何冊が本屋の棚にならぶのだろう。大部分は、3~4年(あるいは4~5年か)で姿を消していく。かつては雑誌ブームがあった。この何年かは、きっと新書ブームということになるのだろう。 本書は新書の老舗、岩波から1949年に刊行されている。 岩波には新書のロングセラーがあ . . . 本文を読む
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