近所の高校の前庭を、ニコと散歩。
「!」
ひながいっぱい!
ずいぶん前、ある日突然、つがいのニワトリがここに現れた。
ハワイでは、野良ニワトリはわりとふつうに見られる。
カウアイ島なんかはニワトリだらけだ。
昔、台風で鶏小屋が壊されて、それ以来、野生になったらしい。
カネオヘのあたりでも、ドライブ中ニワトリを見ることが多い。
ワイキキのど真ん中の駐車場の植え込みで見たこともある。
ニワトリは、フェンスの隙間から芝生と学校のグラウンドを自由に行き来している。
誰かに捨てられたのかな?
もしかしたら、学校の教育の一環?
知り合いの家の冷蔵庫に、野菜のクズが入っていたので「なんで?」と聞いたら、子供の高校か中学で、ミミズを育てるらしい。
ミミズは土を耕す。
ニワトリはそのミミズを食べて大きくなる。
「庭には二羽にわとりがいるねえ」
なーんて言ってたら、しばらくしてヒナがかえった。
夜半からコケコッコーとうるさい。
困ったもんだと思っていたら、ある時からぱったりと鳴き声が止んだ。
オンドリがいなくなっていた。
静かになってよかった、と思う反面、オンドリの行末が心配になった。
うるさいから、増えすぎちゃったから、どこかに隔離されたのかな?殺されちゃったのかな?
ニワトリは、日を追うごとに数が減っていった。
道路に出て轢かれたり、猫やマングースに襲われたりしたんだろう。
散歩のたび、校庭にニワトリを探した。
メンドリが2匹。生き延びたヒナ(もう大きくなっている)が数匹。
オンドリはやっぱりどこにもいない。
イースター(復活祭)が終わった翌日の朝のこと、
孵化したばかりのふわふわのヒヨコが、親鳥の周りにまとわりついていた。
エッグハントで取り残されたたまごが孵ったのかと思うくらいのタイミング。
今日、ヒナの様子を見ようと近くまで行って、写真をとった。
数日の間にずいぶん大きくなっていた。
数えると10匹以上。
この子たちの中で何匹が、大きくなるまで生き延びるられるんだろう。
グラウンドで野球をする生徒たちの脇で、ニワトリが土をほじっている光景は、
一見のどかだけれど、当事者にとってみたら生きるのは大変なんだろうな。
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