ブラインドを新しくした。
見た目、以前と何の変わりもない。
でも、変更点がいくつか。
今までのは、ハネが固い材質だった。
我が家は風の通りがいいので、強い風が吹くと、
バタバタと音を立ててハネが大暴れしていた。
挙句の果てには、吊るしてある穴から切れて、歯抜けになってたり。
それに、4.5メータも幅のある窓なのに一方方向からしか開かず、
なんとなくバランスが悪かった。
今までの不便な点を踏まえて、新しいブラインドを調達。
今度のは、やわらかい素材にしたので風にしなってくれるでしょう。
それと、ブラインドの開け方を真ん中振り分けにしたので、
外を見たいときに真ん中だけ開けることが出来るし、力もいらない。
快適快適。
とはいえ、工事にはちょっと神経を使った。
このブラインドをオーダーした昨年、工事の日程を決める時、
「じゃ、1月17日の月曜日、朝9時で。」といわれ、OKをだしたのだが、
当日になって気が付いた。
今日はホリディ。
うちのコンドミニアムのハウスルールでは、
「ホリディ、ウィークエンドは、お昼まで騒音を立ててはいけない。」
のだ。
工事の人が車を停めると、セキュリティがなんやかんやと言い出した。
その時初めて、今日はホリディと気づいたわたしも抜けてるのだが、
とりあえず工事の人に、材料を運んでもらい、中を見てもらった。
工事の人に話を聞くと、お宅はすでにブラインドが付いてて、穴が開いてるので、
電動ドライバーしか使わない、という。
ハウスルールでは、
ドリル、ソーイング(電動のこぎりとか?)はダメー!って言っている。
ドアをノックする音がするので開けると、セキュリティが紙切れを持って立っていた。
「勧告書」
ハウスルールに違反してます、と書いてある。
セキュリティに確認すると、
電動ドライバーはOKだ。
ただ、もし近所からコンプレインが出たら、僕はあなたにちゃんと勧告してあるからね、
と念を押された。
工事を続行してもしなくても「Up to you」あなた次第。
僕ははちゃんと自分の責任を果たしましたよ、という証明をしたいらしい。
ごもっともです。
あなたの立場はわかります。
電動ドライバーはハウスルールに明記されているノイズには当たらないと判断して、工事続行。
リビングのブラインドの取り付けが終わって、
バスルームも終わって、
うん、順調。キュイン、キュインとドライバーの小さな音が聞こえるだけ。
これは、ノイズではありません。よしよし。
が、最後のベッドルーム。
リビングに居たわたしの耳に突然響く、
「ガガガガー!」
おいっ!
ドリル使ってるやん!
「もしもしー!」
「大丈夫、ほんの10秒! もう終わったから!」
なんか、2箇所だけ壁に新たに穴を開けたかったらしい。
はあああああああー。
やばーい。
ハウスルール違反ー。
ああ、誰もこの音、聞いてませんように。
心臓とまるかと思った。
うちのコンド、なんやかんや、うるさいんだよねー。
通路に植木鉢とか、玄関マットを置いてもダメ。
みんな置いてるんだけどね。
年に1回ほど、勧告文が各家庭に配布されて、
その時はみんな引っ込めてるけどまたすぐ戻る。
ラナイにごちゃごちゃ物を置くな、とか、
パーキングスペースにいらんもん置くな、とか、
(これも結構みんなやってます。)
犬を鳴かせるな(程度によるよね)とか、
ラナイに犬を置きっぱなしにするな(これはわかる)、とか。
うちは今のところ鳴き声については勧告書をもらってないけれど、
ここのコンドに住んでいる日本人のお宅には、個人的に勧告書が来たらしい。
留守中、鳴いていたそうだ。
アメリカは日本よりこういったルールが厳しい。
集合住宅だけでなく、一戸建てでも、外壁の色、屋根の色に規制があったりして、
壁を奇抜な色に塗ろうものなら、即座に塗りなおすように言われる。
芝を刈らずに伸ばしっぱなしにしたり、ゴミ屋敷なんてとんでもない。
コミュニティのグレードを下げるようなことはしてはいけないのだ。
めんどくさい。
けど、このおかげで一定の質が保たれているのも事実。
自分からルールを破るつもりは毛頭ないので、
今回の思いがけないハウスルール違反は、痛恨の出来事だ。
終わってしまったことなんで、仕方ないんですけどね。
だれかからコンプレインが来たら(コンプレイン好きな人もいるので)
ちゃんと責任取ります。たぶん罰金。(そのお金、誰のものになるんだろう)
ドアをノックする音が怖いー。
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