漂う昼下がり

風邪を引いてしまった。
２日も学校を休んだけど、ちょうど仕事はないときだったので、助かった。

最初は頭が痛くなって、発熱、全身の筋肉痛、鼻水、のどの痛み、咳、タン、といわゆる風邪の症状、網羅。

頭痛はふだんからないほうなので、結構こたえた。
こんな痛みがしょっちゅうある頭痛もちの人は、たいへんなんだろうなあ。

顔の中から膨らんでるような感覚。頭を動かすと、ぐらんぐらんする。
耳もぼーんとして、外からの音がどこか遠い所から聞こえてくるみたい。

じっとしててもふわふわと、波間を漂っているような、深海に沈んでいるような、フシギな感覚。

こんな時は、ひたすら寝るにかぎる。

ごはん代わりにミキサーでフルーツジュースを作って飲む。
冷たさが熱でほてった体に染みとおる。
風邪と気づく前に、パイナップルとかオレンジとか、普段買わないようなものを自然と買っていた。
きっと、体は事前にこの不調に気づいて、ビタミン取らなきゃって思ってたんだろう。

ブラインドをしめても少し入ってくる陽射しと、影の交錯する部屋の中で、ごろごろ。
微熱があるので寝汗をかく。悪寒はするんだけど、暑い。
パジャマを着替えながら、「なんだかこの感覚は懐かしいなあ」なんて、思う。
子供の頃の、夏休みの、蒸し暑い午後のお昼寝？
そんな、感じ。

一日中、お布団のなかで、ふわふわと漂う感覚を楽しんでいた。

ゆっくりと風邪と戯れていたら、なんとか復活。

で、こんな風に、ブログを書いてます。