なぞの旅人スーのブログ

鉄道、旅行、花祭り、その他日記にしたい事を書いていきます。実際の面識が無い方からのコメント、歓迎。荒らしや誹謗中傷は×。

諏訪之瀬島→宝島

2011-05-03 23:44:21 | 日記

 諏訪之瀬島を離れる時が来た。雨が降っていた。船に乗って南下。去年、一昨年と行った悪石島。


 温帯と亜熱帯の境界線とも言える「渡瀬線」を越え、小宝島。島の形が妊婦が横たわっている様に見える事から、「子宝島」とも表現される。


 目的地である宝島が見えてきた。


 港には海中都市をイメージした壁画が。


 到着時、幸い雨は小康状態だった。宿の女将さんが運転する車で民宿「さんご礁」へ。早速昼食をとった。奄美地方の料理である鶏飯だった。




 実は、とりあえず2泊で予約していて、旅の後半は予定を決めていなかった。宝島にもっといたければ延泊し、一応満足する見込みであれば、明後日からまた悪石島に行こうと考えていた。明日の午前中までに決めようと思っていたのだが、今日の午後4時までに乗船券を購入する様、島内放送が流れた。週間天気予報では雨マークが続いていて、雨でも温泉が楽しめる悪石島に行く事を決断した。また、船の基本スケジュールでは、下り便各島発着の翌日に上り便が運航されるのだが、宝島に来るのに乗った下り便の翌々日に上り便が運航される。同じく、基本スケジュールでは、船は週2便である。私は離島の旅で基本1つの島で1泊だけの滞在をしない。そのため、去年、一昨年は2島の旅だったが、今年は3島となる。
 地名からインパクトを受ける事がある。例えば、悪石島はおどろおどろしい名前(もちろん、いい島だが)に感じる。宝島と聞いて、誰もがロマンを感じるであろう。実際、イギリスの作家が書いた小説「宝島」は、この島が舞台という説があるそうで、過去にはトレジャーハンターが押し寄せた事があったという。さあ、宝物となる思い出を探しに、レッツゴー!「この世~は~でっかい宝島。そうさ~、今こそアドベ~ン~チャ~~~」(アニメ「ドラゴンボール」)
 まずは乗船券を買いに村役場出張所へ。宝島の散策マップは港が上になっていて、なんか呑み込みにくい。
 出張所は売店の隣にあった。売店は共同出資で運営しているらしい。


 郵便局。なんと、宝くじをここで売っているという。


 診療所。


 「イギリス坂」。江戸時代、船でやってきたイギリス人が牛の交易不成立に怒って暴動を起こし、うち1人が役人に射殺されるという事件がこの辺りであったそうである。「生麦事件」と勘違いしてた。


 学校は集落から離れたところにあった。


 今日は島の東側に行く事にした。道と道が斜め30度位で交わっている事が多く、迷いやすかった。宝島の畑は面積があるところが多かった。トカラビワは高級品である。




 梅も作っているんだ。宝島には製塩所もあるし、これで梅干を作ったらどうだろう。


 島バナナがたわわに実っていた。




 他にも田んぼがあったし、サンセべリアを作っていたり、宝島には農作物の宝がある。
 野苺も多くあり、時々つまんで食べた。


 何とか海に出れた。「宝島港」。フェリーは「前籠港」に入るのだが、状況によってここが使われる場合があるのかもしれない。


さっきまで上が霞んで見えなかった「イマキラ岳」の全体が見えてきた。


 海岸線にはユリが咲き誇っていた。


 パイナップルみたいなアダンは、亜熱帯植物としてすぐ思い浮かべる。


 キャンプ場でキャンプをしている人はいなかった。海は綺麗であるし、冒険心くすぐられる島名なので、いるかと思ったけど。夏は多いであろう。


 前にある砂浜でサンゴを拾った。沖縄でも拾ってるけど。




 製塩所。


 「前籠港」辺りに到達した頃、雨が降ってきた。ちょうど後ろから車がやってきて、乗せてもらえた。売店で降ろしてもらって、ビールやお土産を買った。「トカラ結プラザ」、フェリーのレストランでは売っていない物もあった。その2つの場でも販売したらいいのに。
 宿に戻って温泉セットを借り、「友の花温泉」へ。週3日開いていて、今日は開館日であった。毎日とは言わないけど、週6日は開けて欲しいなあ。赤っぽい湯で、いい湯心地だった。夕ご飯前の観光客でごった返していた。浴槽を写真に撮りたくて誰もいなくなるのを待っていたが、1時間程かかった。




 宿に戻ったら、夕食ができていた。なんと、イセエビがあるではないか!しかもタマゴ抱いてるし。宝島には海の幸の宝がある。


 昼食の時にはいなかったおじさんが座っていた。小宝島の人だそうで、知人を訪ねてきたらしい。若い女性はお母さんが宝島の出身だという。だったら、その縁のある人のお宅で泊まればいいのにと思ったが、事情があるのだろう。また、別の女性は客用の食堂ではなく宿の食堂でご飯を食べていたので、宿に関係ある人なのだろう。私は去年小宝島に行ったので、おじさんと話が盛り上がった。同じトカラファンで東京在住の友人が小宝島によく行くので、彼の名前を出したところ、知っているとの事。後で、その友人におじさんの名前を出し、知っているかメールしたところ、同じく知っているそうで。こういった人の縁の繋がりがあるから、旅は面白い!ちなみに、その友人は仕事が忙しくて、このGWはトカラに来れなかった。膳が片付けられる時間となり、部屋に戻った。
 さあ、明日はどんな思い出の宝が見つかるだろうか?




 


コメント
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