俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

義経は、なぜ、人気があるのだろうか?

2005-08-16 01:22:34 | 社会に一言
義経は、900年が経った今でもどうして人気があるのだろうか?

今、NHKの大河ドラマでやっている義経を見ながら、なぜか引き付けられる。
なぜだろう、と、ふと考えた。
歴史上、いろいろな人々が現れたが、人の心を打つ人はそれほどいない。

平清盛が、源氏を滅ぼし、頼朝は伊豆の幽閉される。
ほかの兄弟は坊さんになって、命が助かる。
ところが、義経の母親があまりにも美人なため、
清盛のめかけにさせられる。
そんなことで、清盛は義経にとって義理の父となる。

義経は
平家一門の一人の子供として育っていく。
しかし、一つの出来事で、清盛の逆鱗に触れてしまう。
唯一、助かる道は仏門の道。
しかし、生来、武士として生きたい義経は、修行を終えると旅に出る。

このあたりから、俗人と違った生き方をする。
しかし、いつも思いは、母親、妹、兄弟のことばかり。
源氏の本流と言えども、所詮、平家から見ると追われの身。
毎日が生き死にの連続。

そんな中で、頼朝の旗揚げ。
自分は、腹違いの兄でも、兄は兄。
何とかお役に立ちたいと思っても、もとは、清盛の子供として育てられたため、
頼朝の方が、疑心暗鬼になっていく。
その裏では、あの悪妻の政子の悪いささやきのせいでもあった。

頼朝の命で、京に入った義経は、後白河法皇に可愛がられる。
それは、法王の策略でもあった。
義経に官位を与えるのである。

そんなことを鎌倉にいる政子は、夫の頼朝に、
あのヨッチャン、気をつけた方がいいわよ。
法王の寵愛を受けて、いい気になったらおしまいよ。
今から、いろいろと試して、ヨッチャンが本当に、あんたに忠義を尽くすか試してみましょうよ。
まず、奥さんをあんたが選んで、送り込みましょう。
しばらくは、戦に行かしちゃあ駄目よ。

本当にあの政子は、いたらぬことばかり。

しかし、平家追討の総大将に送り込んだノリヨリは戦下手。
結局、義経を使わざるを得なかった。
しかし、この義経選手はことのほ戦上手。
少数の兵でも奇策を使って、連戦連勝。
これは人気が出る。
町の人々は、
「あのヨッちゃん、すごいね」
「強すぎるよ」
と口々に言う。

その結果、平家を殲滅。天皇杯をいただくことになる。
ころを聞いた、あの政子は、
「あんた、ボヤボヤしてると、あのヨッチャンがいいところ、全部持っていってしまうよ。そうすると、あんたの出番がなくなるよ。今のうちに理屈をつけて、追っ払いましょうよ」
最初は取り合わなかった頼朝も、何度も言われたために、
「そうかもしれん」
と思うようになる。

こうして、義経の悲劇が始まるのである。
これだけでは、義経が英雄になることはなかった。
義経の素晴らしさは、最後まで、兄弟である頼朝の誤解は必ず解けると信じて、
決して反撃をしなかったこと。
その結果、義経の思いは最後まで頼朝に届かず、殺されてしまう。

歴史の悲劇である。

義経の純粋な誠が、邪悪なものによって引きちぎられていった。

私は、そんな目で、私の周りを見てみると、悲劇はいっぱい起きている。

小泉による選挙。
刺客を送られて、悲痛な訴えをしているが、この人々に誠があっただろうか?

誠を感じる人を選びたいと思う。

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1 コメント

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・・・ (四季の十字架)
2005-08-16 18:24:22
TBありがとうございます。

選挙、楽しみですね。

小泉氏の言う「自民党改革」も

着実に進んでいる様子で。

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