俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

杉並区の和田中学校の”よのなか科”

2009-10-01 11:44:14 | Weblog
テレビで紹介されたこの学校のユニークさには驚いた。
子供たちが考える授業をしている。

覚える授業から考える授業へ。

読み書きの授業から話して聞く授業へ。

テーマは答えのない授業。

テレビでは、まず、
「胎児の性別が認識できるようになった現在、あなたは性別を子供の誕生以前に知りたいか?それはなぜ?」

いろいろな議論が交わされる。

それから発展して、
「万が一胎児の段階で、奇形児や体の機能に障害があったら、あなたは、そのまま自分の子として生みますか?」

ここではもっと議論が深刻化していく。

しかし、この質問に対し、正しい答えなどない。

また、教育に関して二つの国AとBを取り上げ、それぞれの国の現状を対比させながら、どちらの国の教育がいいかを議論していく。
その結果、ほとんどの生徒はBの国を選ぶ。

そして、選ばなかったAの国が日本でありBがフランスであることを説明した。

当然、みんなは笑うしかなかった。

報道を見ていて、この授業は面白いと思った。

このような教育こそが今大事なことだと思う。

文科省の人々も、机上の空論より、このような工夫を生かすように考えるべきだと思う。