「北朝鮮資金、全額返還へ 米朝が凍結解除に合意」、というニュースを今朝目にした。
また、やったか、アメリカが!
アメリカのやることは、時として、よくわからないことが多い。
6者協議といっても、実質、アメリカの思うまま。
アメリカは硬軟の戦略をもっている。
今回の結論は、果たして、どこから来たものであろうか?
新聞の社説では、やはり、核の廃絶を最優先にしたとあるが、私は疑わしいと思う。
簡単に言ってしまえば、過去の歴史を見てもわかるとおり、アメリカの最優先事項は国内事情。
モンロー宣言から始まり、アメリカ国内の問題で国際的な戦略を意図も簡単に変えてしまう。
では、今回の事情とは?
やはり、イランの問題であろう。
イラクで失敗しかけている。
このイラク問題をうまく解決するには、イランをうまく使うしかない。
そのイランがアメリカに反旗を翻している。
今回、アメリカはアフマドネジャド大統領をアメリカに呼ぼうとしている。
この問題は大きい。
アフマドネジャドが来てくれると、また、中東問題も少し、解決の糸口になるのではないかと思っている。
イラクからアメリカ軍が撤退するまでに、イランといい関係を作りたいと思っている。
北朝鮮の問題などは、大したことではない。
世界戦略で物事を考えているアメリカと、自国のことしか考えていない日本では、自ずから事態の変化をとらえる目が違ってきている。
拉致が全てという日本政府の考えは、やはり、子供の発想かもしれない。
私は、そんな日本が悲しいといっているのではない。
世の中は、そんな大人の発想で動いているのだと悟らなければならないと思う。
もう、日本は6者協議から離れるべきだと思う。
日本がアメリカから軽く思われているなら、即刻、我々の思いを伝えるべき。
意味もなく、6者協議に顔を連ね、紳士ぶる必要などない。
大人の強い意志で臨もう。