中川幹事長がまたも怒った。
天下り禁止法案について、「いちゃもんをつけた閣僚がいる」、と。
尾身(財務大臣)のことである。
ところが、このコメントにまたまた、火がついた。
なぜ、そんなことを報道に話すのか?
自民党内で、議論してからでいいではないか?
中川は、安倍首相が手がけたこの法案を、自民党の総意としてやりたかった。
しかし、自民党内から異論が出てくるとは、と怒ったのだ。
これは正論。
しかし、このことで紛糾するとは?
実は、先月もそうである。
閣議の席で、安倍首相が話している途中に私語する閣僚がいると。
また、安倍首相が入室しても、起立しない閣僚がいると。
内閣の規律がなっていないと。
この指摘も立派な指摘のはず。
しかし、このコメントに対しても、幹事長が軽々に言うべき発言ではないと。
この二回のコメントに対して、安倍首相は別の立場に立って主張した。
閣議は規律が保たれていると、中川のサポートには回らなかった。
また、天下り禁止法案については、反対派に対して、明確に物をしゃべらない。
これでは、中川の立場がない。
これは、本当に中川の問題か?
あるいは、中川に力がないのか?
あるいは、安倍がハッキリしないのか?
小泉の時のことを考えてみたら、一目瞭然。
実は、中川に力がないこともあるが、大将の力がない証拠。
これでは、自民党は選挙に勝てない。
民主党よ、立ち上がれ!!