ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

エノーラ・ホームズの事件簿

2020-09-27 12:17:53 | 映画

Netflix制作の映画

「エノーラ・ホームズの事件簿」

がやたら面白かったので紹介します(現在Netflixで配信中)。

ナンシー・スプリンガーのラノベの映画化なので、ヤング向けですが、

エンターテイメントの要素がギュッと詰まった一本です。

かのシャーロック・ホームズの妹が主人公のミステリー、

といえば、BBC制作の「シャーロック」を思い出す人も多いかもしれません。こちらのシャーロックの妹の名前は、ユーラス。シャーロック顔負けのソシオパスです。

でも、今回のエノーラ・ホームズは極めてまともな16歳の少女。

演じるのは「ストレンジャー・シングス」で有名なミリー・ボビー・ブラウン。「ストレンジャー・シングス」も面白いのでお勧めですが(私はシーズン2が好きです)、彼女もずいぶん成長しました。

ストーリーはこう。
エノーラの16歳の誕生日に突然母が失踪します。

エノーラの母は当然シャーロックとマイクロフトの母でもあります。母を演じているのがヘレナ・ボナム・カーター。

母を探してエノーラはロンドンに向かうのですが、

途中、汽車の中で貴族の少年デュークベリと出会ったことから厄介な事件に巻き込まれていきます。

そこに、シャーロックとマイクロフトがからんでくる、というお話。

このシャーロック、なかなかの堅物。それに輪をかけて堅物なのがマイクロフト。

果たして母は見つかるのか、そして、デュークベリとエノーラの関係は?

物語の背景は19世紀ですが、女性参政権や女性の自立といった現代的な問題提起もしています。

真ん中あたりで、柔術を教えているエディスという黒人女性がシャーロックにこういう場面があります。

「あなたには所詮理解できないわ」
「なぜだい?」
「無力である苦しさを知らない・・政治に関心がない、世界を変える気がないからよ。現状で満足だから。世の中の変化は見えてる?」

ミステリーとサスペンス、アクションがからみ、少女の淡い恋心もあり、19世紀末のロンドンの様子も(ガチョウが道を歩いてたりと)リアルで、意外な人物が犯人というところも、ミステリーならではの展開です。

原作はシリーズ化されているようなので、映画の人気が出れば次回作も出るんじゃないかな。

見どころ満載、面白さ満載の肩の凝らないエンターテイメントになっています。

コロナの影響で映画館で上映できないため、Netflixで配信したというのは嬉しい限りですが、いつか劇場で上映してほしいなあ。

何しろエノーラ役のミリー・ボビー・ブラウンがめっちゃ可愛い。

今夜何を見ようかしらと迷っている人にお勧めです。

 

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