ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

2019-06-06 20:48:36 | 映画

 

いやあ、見てきてしまいました。

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

久しぶりの劇場映画。
何しろ、私、ゴジラの大ファンですねん。

子どもの頃に見て以来、病みつきに。

「シン・ゴジラ」は劇場で2回見て、家でさらに数回見ました。あれはよかったなあ・・

前回のハリウッド版「ゴジラ」には心底がっかりしたのですが、今回はどうよ?
という感じで行ってきました。

結論からいうとですねえ・・

あーやっぱりハリウッドだ。アメリカ製だ。これは日本のゴジラじゃない・・

でした。残念ながら。

ま、迫力満点ではあるんだけどね。

怪獣のプロレスごっこか?

「ゴジラ」は古代の神話に登場する神だともいってるんだけど、そもそも神の捉え方が違うよね。

今回は、キングギドラが外来種の神で、地球を外来種に乗っ取られまいとして戦うのがゴジラ、という図式で、あいもかわらず世界制覇をたくらむ悪との闘い、みたいな筋書きでしたね。

エイリアン映画の亜種、さらに言えば「ジュラシック・パーク」の拡大版、かな。

確かに迫力満点ではあるけど、もう力づくという感じで、「シン・ゴジラ」のあの神々しさは微塵もない。

アメリカって、こうやって力づくで世界に君臨してるのね、と思った。

オリジナルの「ゴジラ」(1954年版)では、ゴジラは戦争で死んだ兵士たちの英霊だと言われています。

ゴジラが歩いた足跡は、アメリカのB29が爆撃したコースだとも言われています。

ゴジラは戦争から生まれた戦争の落とし子、そして、水爆実験の放射能から生まれた核兵器の落とし子だったはず。

いつのまに地球を守る神になったのか。

映画の冒頭で「東宝」のロゴが出たとき、

オオー、ゴジラ映画が始まるぞ~ と思ったのだけど、残念ながら日本の「ゴジラ」とは別物でした。

日本の魂をハリウッドに売るな! と言いたい。

ま、お子様向けの怪獣映画だと思えばどうってことないのだけど。

日本のゴジラだって、子ども向けのヒーロー映画みたいになった時期もあったので。
そういう映画を見て「ゴジラ、すげえ!」と思った大人たちが作った映画だと思えば、まあ、仕方ないのかも・・

という感じで、これ以上書くと怒りがどんどん沸き上がってくるのでこれくらいに。

皆さん、以上のことをしっかと心に留めて「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を観るようにしてくださいまし。

コメント
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