「鉄塔 武蔵野線」銀林みのる 1994新潮社
第6回日本ファンタジーノベル大賞
あれ、これも大賞受賞なのか。
そんなに面白くないのにね。
最初のページから少し好きになれないかもしれないと思った。
だんだんあやしくなってくる。
やっぱり、辛くなってくる展開だ。
でも、少年時代の気持ちに戻ってなんとか読み続ける。
何度も途中で飽きてきて、文字が3Dのように浮き上がって見えてくるよ。
(そして、寝ちゃったよ)
で、最後の最後でいきなりファンタジーになって終わり。
ああ、なるほどね。
全てはこの悪魔的な変電所所長との契約のためのページ埋めだったのね。
全ての鉄塔に監視カメラ、反電流、虹剤、停電させるほどの権限
ああ、あれだね。
鉄塔が魔法陣の役割とか果たしていて、そこにメダル(王冠)を埋める行為が呪術につながり、悪魔様の目にとまったんでしょうか。
癌電流・・・太陽光発電による逆潮流のことですかね。
同時受賞「バガージマヌパナス」
こっちはかなり面白い。