1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた「死ぬときに後悔すること25」大津秀一 2010致知出版社
優等生の作文ですな。
まあ、出しているところがところだけに仕方ないですね。
『余命半年』と比べるとかなり手を抜いた印象だけど、まあ、わかりやすくってことですか。
死んだ人が本当にこれを後悔したんでしょうか。
『後悔しそうなこと』を主観的に書いているだけですよね。
これこそ数字を示して客観的に書いた方がいいんじゃないでしょうか。ね。
それに後悔したっていいじゃないですか。
後悔しちゃいけないの?
人生なんて後悔の塊だよ。山盛りだよ。
それも合わせて自分の人生なんだよ。その人の人生なんだよ。
それを認めてあげる方がいいんじゃないのかな。
ああ、つまり葬式と同じなんだな。
『後悔しない死に方』的な発想は、残された人が思うことなんだ。
死んだ人が後悔していたと思ったら残されたほうはやりきれないもんね。
いやいやいやいや、もうね、全部ほめてあげればいいんでしょ。
死に行く人にも、「あんたの人生は良かった。会えてよかったよ」って、認めてやる。
残された人には、「やってあげられることは全てやりましたね」って褒めてやる。
この著者が将来、もっと枯れたときにどんなことを書くのか楽しみです。