「安部公房全集016 1962.04-1962.11」 1998新潮社(2003年2刷)
ああ、再販人気は『砂の女』が入っているからか。
「フランキーの完全犯罪」も他にはないからね。
ミュージカル「お化けが街にやって来た」
お化けの親子は教授と教え子に~かまぼこ屋のおばさんは新聞屋に~タイムマシン詐欺~
小説「人魚伝」
「モンスター娘のいる日常(アニメ)」的な世界を思い浮かべるが、そういったものではなかった。が、人魚の涙で再生する力を利用して、必要な数だけに分身できるのは便利だぞ!
それにしても肉片から再生して記憶を持っているというのはどうか。人間の魂や記憶はクラウドシステムを採用しているというのか、それともそれだけの情報を全ての細胞が持っているというのか。まあ、人魚の涙の効果なんだろう。
人魚の肉を食べるのとは違うけれど、ある意味これも不死を手にしたことになるのか。
エッセイ「根釧原野」
「ただロマンチックなばかりの、タナボタ式左翼日和見主義者と、最短距離を歩くことしか知らない、怠惰な保守主義者との間にはさまって、日本中の全フロンティアが、息の根を止められてしまったのである。これは自然死でもなければ、自殺でもない。明白な他殺である」
テレビドラマ「羊腸人類」
まあね、安部公房はしっかり作品を使いまわしておりますが、前後譚などもあってまとめてもいいよね。(やっているのかな?調べないけど)
まあね、紙や藁を食べることができるようになっても、人類はその分人口を増やすわけで・・・こんなものは失敗した方がいいんだわ。旨いものを食いたいわ!