きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

20131031

2013年10月31日 19時27分41秒 | ニュース7

2013年10月31日(木) NHKニュース7

  • 東京一部上場4~9月中間決算ピーク 経常利益リーマンショック以降最高
  • 秋の園遊会 長嶋茂雄など1800人参加 山本太郎手紙手渡し。やっぱりNHKじゃ放送しないか。
  • 中国新疆ウイグル自治区
  • 与野党幹事長・書記局長会議 国会改革
  • 所在不明国宝 海外持ち出し禁止「重要美術品」中国オークションに出品
  • 大学入試改革
  • 東京ガス ガス漏れ放置、少なくとも8件
    • 請け負った会社は東京ガス社員からの指示で、別のガス管を撮影して修理を偽装
  • 復興予算(2年、19兆9千億円)の3分の1使われず
    • 人員不足による工事の遅れ
  • アメリカNSA情報収集
  • 大リーグ レッドソックス、ワールドチャンピオンに~上原抑え~
  • プロ野球日本シリーズ第5戦 巨人、楽天2勝2敗
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20131030

2013年10月30日 19時26分19秒 | ニュース7

2013年10月30日(水) NHKニュース7

  • みずほ銀行融資問題「意図的ではなかった」 金融庁追加検査へ
  • 川上哲治(93)死去 また『まだ生きていたのか』という歴史的人物
  • 中国天安門前車炎上事件 ウイグル人事件関与、政府締め付けへの抗議活動活発化の中?、摘発が始まった?抑圧の正当化のために利用されている?中国メディアでは事件の報道禁止
    • 容疑者5人拘束(いずれもウイグル族)されていた
  • 南海トラフ巨大地震想定(大阪) 国の想定の13倍(大阪府で13万人)の死者「早めの避難で被害大幅減」
    • 浸水の想定3倍以上
  • 47年前の外交文書(非公式会議)公開 日本の核保有に否定的考えのアメリカ側
  • 伊豆大島 不明者捜索続く、被災消防団員の捜索へ込める思い
  • 「ビタエネC」19万本回収へ 飲み口が欠けるものが見つかる
  • ロシアソチ五輪まで100日、イベント等
  • プロ野球日本シリーズ第四戦
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20131029

2013年10月29日 19時27分30秒 | ニュース7

2013年10月29日(火) NHKニュース7

  • 金融庁 大手金融機関立ち入り検査へ(みずほ銀行反社会的勢力融資問題を受け)
  • 北京天安門前車炎上(28日)5人死亡 中国ではそれを報道する日本の映像が切られる
  • メニュー表示問題
    • 阪神阪急ホテルズ社長辞任
    • 他でも次々と
  • コメ生産調整 JA「交付金の仕組み維持を」緊急要請
  • トルコ訪問安倍総理 エルトゥールル号乗員子孫たちと対面 wikipedia
  • 国土交通省、守秘税増税に合わせバス電車IC乗車券乗車料金1円単位認める(切符は10円単位で鉄道は切り上げ、バスは四捨五入(切り捨ての場合はIC料金も切り捨て)へ)
  • 企業中間決算ピーク ベースアップ前向き企業も
  • 自民党 中間貯蔵施設の建設、国が前に出て~提言を近く政府に提出~
  • 徳州会グループ 前理事長事情聴取
  • 大リーグ レッドソックス3勝でシリーズ制覇へ王手
  • プロ野球日本シリーズ第三戦
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20131028

2013年10月28日 19時27分24秒 | ニュース7

2013年10月28日(月) NHKニュース7

  • みずほ銀行 役員処分、業務改善計画発表
  • 中国天安門 付近で車が炎上(橋の欄干に衝突)車内の3人死亡
    • 巻き込まれ日本人も一人けが
  • プロ野球 田中将大(楽天)沢村賞
  • 伊豆大島 
  • 核のゴミ(高レベル放射性廃棄物) 14年ぶりに検証「白紙から見直し」 こんな状況で原発再開できますか?
    • 幌延町実験施設公開
    • 候補地は未だ見つからず
  • 東京北区 何者かが生きた猫に火をつける
  • 産業競争力強化法案
  • 日本シリーズあす第三戦 巨人、楽天1勝1杯
  • 大相撲九州場所番付発表
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20131027

2013年10月27日 19時27分19秒 | ニュース7

2013年10月27日(日) NHKニュース7

  • 伊豆大島 島外避難者帰島始まる、捜索(不明9人)再開、安倍総理訪問「激甚災害指定急ぐ」
  • 水俣慰霊の碑 天皇皇后両陛下ご訪問(初)
  • アメリカNSA情報収集問題 新たな疑惑、メルケル首相の傍受は10年以上前から
  • 自衛隊観閲式
  • 神奈川藤沢 落下サーフボードをよけようとした車が中央分離帯を乗り越え正面衝突
  • ピーチ・アビエーション(格安航空)成田定期便
  • スピードスケート 小平奈緒、女子1000mも5連覇
  • 競馬 天皇賞(秋)ジャスタウェイGⅠ初優勝
  • プロ野球日本シリーズ第2戦
  • サッカーJ1 第30節8試合
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「プロメテウスの罠5」

2013年10月27日 13時16分19秒 | 読書とか

「プロメテウスの罠5」朝日新聞特別報道部 2013学研

第25章「海鷹丸が来た」

福島県沖放射能汚染調査

2011年4月13日いわき市コウナゴ12500ベクレル
18日14400ベクレル

(P40の表現が???だよ。「予想に反して身の方が高い」と言っておいて、それが「従来の知見と合う結果だった」???予想に反して、というのは従来の知見を知らなかったということなのか?)

頑張ってくれていたとしても、国の基準値の半分に下げていたとしても、結果を全部公表してどう対応しているのかが見えてこないから不安だ。検出下限値が高すぎるならば意味がないし。消費者が求めるのは「限りなくゼロにちかく」とわかっているはずだから。

慎重な態度の人がいることは評価できる。
「安全だと言った後で放射能が出てしまったら全部が崩れる」その通りだ。
知り合いや自分の家族にも『絶対大丈夫だから』と言えなきゃね。

2012年12月20日ムラソイ254000ベクレル

原発港湾での汚染魚類
2013年2月8日、東電はやっと魚の移動を防ぐ網を入れた。しかし、作業船の出入りでは上げ下げする。
っていうか、その部分の汚染水は自由に(徐々に)海へ流れ出しているんだよね?実は少しずつそうやって放出していたんじゃないの?
原発前港湾内アイナメ51万ベクレル「100万ベクレルクラスがいてもおかしくない」
これが外へ出て網にかかって食卓に乗ることも可能性としてはある。

第26章「生徒はどこだ」

高校生が立ち上げた「安否サイト」

教師と生徒の私的なメールを禁止する教育委員会の方針があったが、非常事態の中では安否確認などのため禁止されるべきいわれはないわな。

第27章「いのちの記録」

「人命が優先なんです。今は動物の話なんかしないでほしい」

持ち出しを禁止する国の政策

ペットと一緒に逃げる人は避難所に入れず(遠慮して入らず)
自治体による救済対応の違い

シェルター(ペット収容)の場所さえも非公開の県、ボランティアの受け入れ認めず、動物たちの保護(?)環境は最悪に。

犬はつかまえたが、後回しにした猫の繁殖力は強かった。

迷惑行為を繰り返す動物愛護ボランティア

第28章「原発維持せよ」

2011年3月資源エネルギー庁次長木村雅昭によるシナリオ
「(木村たちは)自分たちが日本を救えるんだという強い使命感を持ち、自信も(責任意識も)大きい。一方で、それに反する情報は耳が自動的にシャットダウンしている」
国の姿勢は中途半端「国も謝るべきです(木村)」
国の安全審査の責任による国家賠償を避けようというが、これは賠償すべきだろう。安全審査が間違っていた(不十分だった)ことは認めたじゃん。
で、再生可能エネルギーとか言い出すから、相手にカードを渡しちゃうんだろうに。最初から最新火力発電で話をしておけば、エネルギー問題は経済性でも安全性でも説得力を持って原発不要と訴えられるのに。大した理屈があるわけじゃないのに、国民にうまく伝わらないようなこの雰囲気は原子力村によるマスコミ誘導だろうか。
まあ、原発が止まっていても電気が足りなくなることは無いというのがばれちゃっていますけれどね。

電力の自由化をしたら、どこの電力会社も原発など持たないことを官僚たちは知っている。

核燃料サイクルにはこの先いくら必要になるのか。「19兆円文書」そして、これまでの状況から50兆円を超える可能性も。

これまでの強引な手法と裏工作の数々。
事故後も変わらぬ体質。
「お粗末極まりない」保安院による各原発の緊急安全対策全部合格

本当の原発コスト、計算に含まれない出費、これから膨らむ損害賠償。

2007年、電力12社によるトラブル隠し・データ改ざんが発覚するも経営者たちの責任を厳しく問わなかった(第1次安倍内閣)ことによるモラルの完全崩壊
2002年の小泉政権では東電歴代トップ4人の退任へ追い込んでいた。

第29章「家が買えない」

結婚出生活基盤が整ったとして慰謝料打ち切りなど、泣き寝入りしている人が相当数いるのではないか。

賠償は固定資産税評価額(エネ庁仲裁)、これでは家を建てられない。
ダムの場合、再取得価格。これと同等の賠償をすべきだが、戻ることを前提としているので適用しない(させない)。

賠償基準は複数の基準が交錯している。
審査会指針、エネ庁基準、東電基準

東京電力が「指針に書かれていないから」と突っぱねるのであれば、審査会が指針を改定すべきではないのか。紛争解決センターの出した数字を東電側は支払わなければならないことにするべき。東電が不満であれば調査して修正(返還)請求し、調査証明は東電が負うこととすればいいのに。政治家もそれをちゃんと法律で定めるくらいのことは当たり前だろう。そして、時間がなくて東電の言いなりで泣き寝入りしている人を救う方法も、きちんと整備されるべきだ。後からでも追加で修正請求ができる、東電との賠償の覚えに何が書いてあろうと避難者の不利になることは無効であるとする。そういうものを。

自分がどんな損害を被ったのかを把握できていない人も多い。
目の前の生活のために焦る避難者たち。

東電が払いを渋るのであれば、紛争解決センターの和解案を以て(なくても一時金を)国に建て替え請求をできるようにしてもいい。
国にも責任があるのであるから、手元に金がなくなって困っている避難者へ東電が賠償すべき金を立て替えるくらいすべき。

原子力損害賠償紛争審査会(文部科学省所管、学識経験者で組織)
とにかく遅い、紛争解決センター人員追加

被害に見合った賠償ができないなら、なぜ原発など作ったのか。
まさに、これが原発コストにそのまま反映されるべき費用だからだ。推進してきた国も値切ろうとしているのだろう。

第30章「テロ大丈夫か」

9・11以降、アメリカから催促されていた対策。
コストのために見送った日本。
そして、その中には電源喪失対策もあった。

原子力村の中での頻繁な移動は、大きな変化を嫌い先送りにする。また、申し送りが忘れられていく。そうして事故が起きるまで放置。

アメリカは福島の事故を見てさらに見直し。

2011年10月25日原子力委員会、原子力防護専門部会資料「安全対策は検討の対象としない」
(保安院、安全委員会任せ)

2012年1月 日本の核管理ランキング32か国中23位
2012年3月26日核セキュリティー首脳会議「なぜ日本はアメリカ並みの訓練をしないのか」
2013年2月取材、ライマン「コストがかかるのは仕方ない」「だが、膨大になる」「だったら原発をやめるしかないだろう?」
コストを気にするのであれば、原発をやめるしかない。その通りだろう。
そしてテロ対策が義務化されるらしいので、そのコストを原発を持つ電力会社は負担できるのだろうか。それを電気料金に上乗せすることに経済界も含めた国民の理解は得られるのか。

 

 

 

「プロメテウスの罠」は犯人探しをしているような書き方が増えているようで気になるが、誰が何をしてきたのかをまとめてくれている。

また、賠償については避難者だけの問題ではない。次に原発事故が起きたとき、今回の事故の賠償が前例として踏襲されることになるのだから、きちんと被害に見合った賠償を国民全体で求めなければならない。それが原発の正しいコストをはじき出し、原発に対する正しい判断を導き出すだろう。

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「プロメテウスの罠4」

2013年10月27日 13時15分17秒 | 読書とか

「プロメテウスの罠4」朝日新聞特別報道部 2013学研

第19章「残された人々」

災害と個人情報

第20章「飛び出した町」

双葉町、集団避難の経緯

独自調査と判断
チェルノブイリよりも緩い日本の避難基準

中間貯蔵施設 環境省「(選定の経緯は)わかりません。会議録もありません」

国、県、東電との戦い~長い旅は続く~

第21章「遠野ショック」

2011年7月、福島第一原発から200㎞以上の遠野、そこからさらに50㎞北の牧草が359ベクレル/㎏
2011年3月20日からの雨によっての汚染。
2012年2月。国の安全基準が(300から)100ベクレル/㎏に引き下げられる。

県への問い合わせに応えは国の基準を繰り返すだけ、知恵(提案)は無い。

第22章「また年を越す」

仮設住宅での店舗許されず。
年寄りは火を使うことを怖れる。(家事を出して迷惑をかけたくない)

「帰れないならはっきり言ってほしい」

第23章「日本への不信」

2011年3月14日 駐日大使ジョン・ルース「NRCの専門家を官邸に常駐させてほしい」と求めるが難色を示された。
「日本は情報を隠している」との批判が出る。

2011年3月14日深夜から15日未明にかけ、駐米大使藤崎一郎から外務省へ極秘公電。
「日本は何をしているのか」という米軍統合参謀本部議長マイケル・マレンの文言。事故対応を東電任せにしているとみて問い質し。
取材に藤崎は認めず、首相は「覚えていない」

素人ばかりの日本、放射能の安全管理が厳しく知識も豊富なアメリカ海軍。
原発事故を当初「電力会社内部の事故」ととらえた日本と、「大惨事のおそれのある地球規模の災害」と判断した米国。

2011年3月16日アメリカ カート・キャンベル国務次官補「原発事故に日本政府は真剣に対応していない」

そしてアッピールのために(?)ヘリによる放水
本気度(準備)不足で16日断念、
「あすは必ず1回撒け」・・・つまり、効果は最初から期待していなかったととれる。
17日、成功?するが効果はほとんどなし。

3月18日防衛省 米原子力規制委員会(NRC)と日本側による会議。米軍、在日米大使館も同席。
防衛政策局長高見沢「会議の存在を秘匿とする」
高見沢は米軍が支援できるとする項目のリストを持っていたが、参加者には配られず。
19日、保安院は経済産業省から「中身の分からない会合で、勝手にしゃべるな」と指示されていた。
疑り深い海江田大臣は「米軍のリストが欲しい」と依頼。
答えない保安院、『持ち帰る』東電、時間だけが浪費される。
22日、官邸主導、窓口一本化した「日米協議」

会議同時期、早期に駆け付けた(受け入れた)アメリカ軍と協調できず、頼むことがない。「秩序正しくやらなければ」と会議同様、日本の役人的おかしな縄張り主義で(?)優れた力を活用できず。
物流の手伝いとか、やることはいくらでもあったよね。動かれると監視に人員が取られるとでも思っていたのか。やはり起こっている事故(災害)への認識の違いなのだろう。

第24章「影が動いた」

3号機爆発被曝、仲間が近くにいるだけでお互いの被曝量が増えてしまう。
現場の自衛隊員に爆発の危険性は伝えられず。

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「プロメテウスの罠3」

2013年10月27日 13時14分15秒 | 読書とか

「プロメテウスの罠3」朝日新聞特別報道部 2013学研

第13章「病院、奮闘す」

脳梗塞を起こした行政による医療支援阻害
また、医学生くらい頭がいい若者は危険性を知っていて寄り付かない。

思考停止の行政は仮設住宅での医療活動も許さない。
警戒区域の病院にも特例は認められない。

現場を知らない政治家は頓珍漢なことを平気で自慢げに述べる。

P60 「いま無理に動かしたら、高齢の患者は10分で死んじゃいます」行政関係者「それは仕方ないですね」

第14章「吹き流しの町」

国からも県からも何も情報が入らない中、全くの素人だった自分たちで出来る限り調べ、安定ヨウ素剤を手に入れてドンピシャのタイミングで住民に服用させた三春町。
県庁からは「誰の指示で配っているんだ。すぐに回収しろ」

しかし、その後は安定ヨウ素剤の取り扱いは三春町を参考とした。

第15章「除染の悩み」

「国は市町村を支援するというけれど、支援はおかしい。責任をもってやれ」

P124 環境省福島環境再生事務所長大村卓「セシウムを全て除くことはできません」
「じゃ、除染なんて言うなよ!被曝の低減(減染)じゃないか」

高圧水洗浄がかならずしも効果的でないとわかっても、(他に有効な手立てがないために?)ガイドラインに反映されず。

除染情報プラザ
博報堂の業務報告書では、大した活動は見られず?(17章)

第16章「カワセミ日記」

33㎞の位置という油断(長泥)
原子力安全委員による計測の数字がありながら避難させず(100ミリシーベルトまで大丈夫という委員がいるくらいだから、そういう意識が生まれなかったか)
数値の高さに緊迫する現場と、測定値への疑問をさしはさむ霞が関「電離箱をウエスで拭き取れ、モニタリングカーは車体全体を洗え」

外から来る人間は防護服

もっとも線量が高い時期に「大丈夫だ」と言っておいて、1か月以上たった後に避難させる。

賠償は?(「プロメテウスの罠5」へ)

『他の災害は家族も地域も結束するが、放射能(原発事故)は分断する』

第17章「がれきの行方」

環境省は自治体アンケートで『受け入れ余地あり』と回答したものを『受け入れ表明』と発表した。
その後の報道でもその数字は自治体の意識変化として、そのまま使われ続けたように思う。NHKはちゃんと調べて訂正しただろうか。

自治体側の国の基準への不信感。
8000ベクレル/㎏の埋め立て容認も、それまでは『原子炉等規制法』で100ベクレル/㎏を超えれば専用施設での管理だった。800倍に緩めた上に一般廃棄物として処理できてしまう。どう考えても安全だと信じられるわけがない。
そして、その管理型処分場から出た水が国の放射線許容量を超える。8000ベクレル/㎏の5分の1程度だったのに。

千年希望の丘

環境省は防潮林へのがれき活用には冷淡だった。しかし、自らが構想した広域処理には熱心に動いた。
広域処理の広報に使われた血税(博報堂受注)
都合の悪い記事は書き直し。・・・まあ、PRだから当然だけど。
細野豪志(当時環境大臣)は自分のやっていることの不誠実さを知っているからこそ、マスコミに正面から対峙できなかったのだろう。バカな住民は言いくるめることができるというなめた態度で、そのくせ痛いところを突かれるマスコミは退ける。政治家としての保身としては正解なのかもしれないが、大臣として説明する立場としては落第だったであろう。

阪神淡路大震災を受けてのがれき処理マニュアル「震災廃棄物対策指針」に沿った行動であったが、それが今回の事態に合わないことに気付かないほど役人と政治家の頭は硬直していた。
いや、ただの責任逃れだろう。マニュアル通りであるから責任は無いという。逃げだ。

第18章「地底をねらえ」

動燃→核燃機構→日本原子力研究開発機構

NUMO「Nuclear Waste Management Organization of Japan」=直訳『日本格廃棄物管理機構』なのに、『原子力発電環境整備機構』と名乗っている。廃棄物という名前を嫌っているようだ。
広報活動の予算は潤沢だが、廃棄物処理には本気度見えず。

 

国だって加害者じゃないか。なのに彼らは第三者の顔をして近づいてくる。
国会議員「支援してあげますよ。話を聞いてあげますよ」

新幹線のグリーン車でやってきて、
被災者を集めさせ、
忙しそうに短時間だけ話を聞く。

「あの人たちは何も聞いていない」

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「プロメテウスの罠2」

2013年10月27日 13時13分13秒 | 読書とか

「プロメテウスの罠2 検証!福島原発事故の真実」朝日新聞特別報道部 2012学研

認可熱出力超えをごまかす細工、制御棒が壊れても報告せず、査察官が素人だからいくらでもごまかせた。
給水流量計の補正も(放射能があるから)行われていなかった。放射性物質発生量の計算もこれによる。

日本の電力会社が、自分たちの投資した核物質運搬会社に贅沢な支払いをして、高率の配当を得る。(わ、あったま良いけど、その支払いの元は電気料だよね。泥棒じゃん)

P61 2.4トンの使用済み核燃料を37年間保管するのに約1兆円

自治体の『核燃料税』『使用済み税』

ウラン燃料価格非公開

「核のごみ」に支払う金、消費税もね!
動かなくても金がかかる原発

マンションなら「一括受電」

青森むつは知事の開発(国家的原野商法「むつ小川原開発)失敗の穴埋めに廃棄物(核燃料サイクル基地)受け入れ。

文部科学省の原子力損害賠償紛争審議会、21回目にして初の福島開催
具体的なことは東電との個別交渉にゆだねている。

関東でも基準値超えのしいたけ
『収束宣言』後も毎時1000万ベクレルのセシウムが放出され続ける(2013年10月現在も)
それでも規制区域は緩和の方向で動く

「助かる人を死なせたのは、原発事故です」
原発事故で死んだ人はいないなんてことを、何人かの人が言ってバッシングされましたね。その中には政治家までいた。

基本問題委員会の委員選定、「放射能をつけちゃうぞ」問題で(批判的な人を半分は入れたいとした)鉢呂おろし。

P254 「ウランの枯渇で原発が使えなくなる時期が60~70年程度でくる」・・・そうしたら今の原発は嫌でも終わりますが・・・

原子力資料情報室

高木仁三郎市民科学基金
『再生可能エネルギーの政治経済学』
『原発のコスト』

 

 

 

・・・事故の真実を検証しているか?

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湯せん空焚き

2013年10月27日 00時13分46秒 | 日常

湯せんだから他の部屋にものを取りに行くくらい平気だね。

ものを取りに来たついでに、携帯チェックをしたら『不在』表示があるじゃない。
そんなの見つけたら「何の用だった?」ってかけちゃうよね。

うん、

ほんのちょっとでも、その場を離れる時は火を切らなきゃだめだね。

 

電話はそんなに時間をかけてなかったんですが、ついでにメールチェックを始めて、そのころには湯せんを忘れてパソコンを立ち上げていたし。

水が無くなってガラス容器が割れてチョコレートの香ばしい匂いが漂って、やっと思い出した。残念。

 

鍋を捨てることになったのですが、ついでにそろそろくたびれてきたフライパン(980円)も替えちゃおう!ちょうど一年使ったし。(底に傷がつき始めたが、まだ焦げ付きなどは無いので年内は使い切ろうと思っていたのですが、鍋を捨てるついでですから替えちゃいます)
今度のフライパンはなんと、648円!同じ大きさですよ。・・・1年もつかしらん…

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20131026

2013年10月26日 19時33分33秒 | ニュース7

2013年10月26日(土) NHKニュース7

  • 台風27号、熱帯低気圧に
  • 東北震度4(M7.1)の福島県沖「アウラータイズ地震」 揺れは小さくても津波到達
    • 昭和三陸地震では30mの津波
  • アメリカ情報機関、電話傍受問題
  • 「ザ・リッツ・カールトン大阪」でもメニュー表示と食材の食い違い
  • ソチ五輪聖火リレー 北極点に
  • 天皇皇后両陛下、ハンセン病療養所訪問
  • フィギュアスケート グランプリシリーズカナダ大会
  • スピードスケート全日本距離別選手権
  • プロ野球日本シリーズ開幕
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「福島原発事故はなぜ起こったか」政府事故調核心解説

2013年10月26日 15時16分17秒 | 読書とか

「福島原発事故はなぜ起こったか 政府事故調核心解説」畑村洋太郎×安部誠治×淵上正朗 2013講談社

畑村洋太郎は菅総理が指名した事故調の委員長
そういう人間だから、5章6章はまあずいぶん個人的見解に偏っている。政府の決めたものは正しいという姿勢ね。きもちわるっ!
でも、事故の展開なんかの解説はわかりやすい。
「官邸の一〇〇時間」とは違って、政治とは切り離した原発のソフトとハードの科学的・機械的な分析はいい!
でも、まあ、結局は原子力村の人間のようで。

福島第二原発でも3月12日にS/C(サプレッションチャンバー、格納容器の水があるドーナツ部分)温度が100度を超えて、緊急通報から原子力緊急事態宣言がなされていたのか。で、15日に冷温停止したが、18日にレベル3暫定評価。ほぉ。
このあたりの政府発表のPDFがごっそりリンク切れになっている。たぶんサイトの整理をしたんだろうけれど、こういうことをするとまた情報隠しだと疑われると思わないのかな。

発電用原子炉は経済産業大臣所管
(発電用原子炉安全規制は経済産業省エネルギー庁の下に設置の原子力安全・保安院だった)
独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES、2003年設立)は存続 なぜ存続?必要あるか?手ぬき検査をするような天下り組織が!
研究開発・利用、放射線対策は文部科学大臣所管

地震による細管への影響は(回りくどく書いているが)「わからない」

◎全交流電源喪失は非常用発電機水没が原因と勘違いされているが、実は配電盤の水没が原因だった!

◎誰も知らない1号機のIC(非常用復水器)の仕組みと動き方、挙動。動いていないことに気付かず。
あてにならない(壊れた)水位計
1号機消化ポンプ停止の原因は不明のまま

●P58 海水注入に反対意見のものはいなかった。???あれ~報道なんかとちゃうんじゃないのか?

◎実は、建屋の爆発は世界でも研究がほぼ皆無(2点)だった?っていうか、海外の建屋ってすんごく頑丈だよね?

◎3号機、12日11時36分RCIC(非常用復水器)停止、原因不明。
13日2時42分HPCI(高圧注水系非常用復水器)手動停止。(ディーゼルエンジン駆動消化ポンプで注水しようとした)
13日3時44分すでに気圧が上がっており、ディーゼルエンジン駆動消化ポンプでの注水ができなくなっていた。
RCICもHPCIも再起動失敗。
13日9時20分、メルトスルーによる圧力低下(?)で消防車による注水が可能となった。
13日9時50分、SR弁(圧力容器安全弁)開操作にこぎつけるも、すでに圧力は下がっていた。(ベント成功と勘違い)

2号機、14日13時25分、RCIC停止(12時30分、S/C温度149度、圧力0.39MPa)
圧力容器にはSR弁があるが、格納容器は意図的なベントをしなければ破損してしまう。D/W(ドライウェル、格納容器の上側(圧力容器周り))ベントを決める。
水位計のみならず圧力計も壊れていたらしい。
15日11時25分、D/W圧力大きく低下、放射線量急増
ブローアウトパネルが脱落していたことで、建屋の水素爆発は免れた。

過酷事故は1号機だけで済んだ可能性がある

日本では過酷事故が起こる可能性は極めて小さく、アクシデントマネジメントも事業者の自主的な取り組みで足りるとしていた。
訴訟による現行の規制の不備と施設の欠陥を認めないために見直しをせず、(おそらく前提となるデータを都合のいいものでそろえた)「確率論的安全評価法」によるリスク評価をとる。1炉あたり100万年に一度の事故となるらしいが、現実は20年に一度であり、その間平均100炉くらいあったとしても1炉あたり2000年に一度くらいの過酷事故発生確率である。500倍くらいの違いがある。

保安院はとにかく悪者にされる。他の本でもこの本でもとにかく一番能無しの屑野郎と扱われる。何も準備してこないで、いざ事故現場に行かなければならなくなると逃亡する。それも一回じゃない。みんな(?)逃亡する。

「失敗から学ぶ」とあるが、学び方は人によって違う。
今回の事故の経験があるから、次に同じような事故が起こっても対処できると考える人間がいる。そのように活用しなければならいと考える人間がいる。それが学問だという。
他方、原発のリスクは大きすぎると学び、急な調達は足元を見られた燃料の価格になることを学んだ人は、安定したエネルギー(価格)のために原発をやめようとする。
この本の著者たちは原子力村の住民であり、学者であるから前者であろう。そして、一般の国民(7~8割)は後者ではないのか。
「「想定外」の罠」にあるように、原発をやりたかったらもっと広い土地のある国でなければ無理だ。

「放射能の正しい理解」として100ベクレル/㎏や20mSV/年を押し付けるのはおかしくないか?
現実的にというが、健康や安全よりも戻ることを優先しているよね。その前提がおかしいんだよ。10年、20年、30年、100年という話もしていながら、その部分は官僚の無謬性とつながるというか、住民をモルモットにして知見を得たいという本音が透けて見えるような気がする。
若者たちは帰らないと言っている現実を受け止めるべきだ。
何事もなく300年過ぎれば、当然また豊かな土地に人が戻ってくる。100年の話ができるなら、300年でも考えられるだろう。

「風評」と繰り返すが、正確な知識を持った学者でも批判しているじゃないか。

文章の書き方もずるい。
誘導しながら、その反対の可能性も匂わせて責任逃れしている。

P161 「水に溶けない重い物質は格納容器の中に残留しているはずである」とあるが、プルトニウムが1.7㎞地点で見つかっている事実はどう説明するのだろうか。
P165 「放射性物質のもたらす不利益を他の不利益と比較し」などといっているが、それは人によって違うではないか。全体として被害を最小にするなんて当たり前であり、怖れることを批判する態度こそ改められなくてはならない。

◎放射性物質の処理は東電がすべて回収して引き取るのが筋だと思うのだが、現実的には無理な話なので、P168の「灰塚」は平等な中間貯蔵と思われる。
しかし、「深穴埋め」は忘れられてしまう可能性が高く、地域の土地の価値を『風評』で下げてしまうかもしれない。数百年管理できるのか。

豊かな知識体系は素晴らしいのですが、『失敗の道』と『成功の道』というわけ方は無い。完璧が存在するはずがないのだから、現実は常に『失敗の道』である。当然、想定はしきれない、必ず失敗するのだ。事故はあるものとして考えなければならないと言っているはずだ。そこに成功の道などは無い。

減災などという。
最大の減災は脱原発だろう。
P196「現在、原子力発電廃止の機運がかなり高まっている。しかし、これは事故直後の一種の過渡反応ではないかと思われる」なんて、それは他のこれまでの事故と同列に考える原子力村発想ではないか。そう思いたいってことだな。でも、今回の事故は広島原爆並みに国民の胸に打ち込まれたよ。

P197 原発が安くないことを認めたが、そうなるとこの危険なもののメリットは無いじゃないか。CO2の話になればそれは地球温暖化の話であり、海を直接温める原発に理は無い。ただ利権を守りたいだけだということはばれてしまっているのに気付くべきだ。

P202 「危険なものではあるが、充分な電力を得るために原子力は必要である」「日本が産業競争力を失う状態を加速し、エネルギーや食糧の逼迫することを覚悟して原子力発電を廃止する」という選択肢の表現の仕方におぞましさを感じる。何を脅迫しているのか。原子力がなくても十分な電力は得られるだろう。原子力がなくなると産業競争力を失うのか?食料がひっ迫するのか?その前提である原発の経済性がすでに崩れているというのに。

危険に相対して議論できる文化を作る(P189)などというが、使うことを前提に議論するからおかしい。「使う」ではなく、「使うかどうか」から議論しなければならないだろう。

 

あとがきにおいて、日本の安全規制レベルが世界標準から大きく立ち遅れていることが指摘されている。これを速やかに国際的な標準まで引き上げるのが原子力規制委員会の最も重要な任務などというが、そうなったときには国内のどこに原発を稼働させられる場所があるだろうか。

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「官邸の一〇〇時間」木村英昭

2013年10月26日 15時15分15秒 | 読書とか

検証 福島原発事故 官邸の一〇〇時間」木村英昭 2012岩波書店

事象ではなく、行政的な動き。朝日新聞連載ベース

東電と保安院と政府のお粗末さの記録。
上からの命令待ちの東電と保安院、何を命令すればいいのかわからない政治家たち。
情報がない中で動く現場。

互いに何が起こっているのかを把握できないまま進んでいく。

 

東電への官邸からの「(情報は)官邸と共有してから出すべきではないか」との指摘に「共有」を「了承」と勘違い。
本当にそうなのだろうか。現実的に了承だったのではないか。「共有してから」といえば、了承を求めよと命令されているように感じる。

格納容器の中にしか意識の無かった専門家(班目・武黒)、事故対応では「想定」されていないことばかり起こるのだから、専門家は逆に邪魔でしかなかったのではないか。

安倍晋三2011年5月22日ブログ(ではなくてメールマガジンのバックナンバー)・・・まあね、5月だからね、政治家ならこれくらいの醜い批判をしても当然か。

13日午前2時42分、3号機高圧注水系手動停止(装置の破損で放射性物質漏れが起こらないように。だが、その後動かせなくなる)

非常事態にも拘らず、縦割り行政の弊害で物資が搬入できず。(って、これ、原発事故だぞ!あほみたいなことが起きるもんだ。落語の世界だね)

計画停電への東電の姿勢、大口の客優先、在宅療養者無視。

官僚も専門家も平時の役割分担を果たせば、それ以外は他人事という態度。SPEEDIもそうだった。文科省と保安院と、専門家もそれを官邸に知らせるつもりなし。(官僚的なやり取り(判断)の末に、アメリカにはそのデータが伝わっている)

自衛隊ヘリによる3号機プールへの散水は『菅が断行した』とあるが、細野豪志の本には「私が日本の主権と国民の気分高揚のためにやった」とあったよね。
細野さんは自分から鳥越さんに本を出してくれと言っているくせに、朝日の記者の取材には応じなかったんだね。恣意的に書かれるのを嫌がったんだね。イメージを大切にする政治家としては正解だろうか。まあ、以前から誠実でないとは思っていたけどね。

 

まあ、なんか、情けなくなるね。

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『「想定外」の罠』柳田邦男

2013年10月26日 13時13分13秒 | 読書とか

『「想定外」の罠』柳田邦男 2011文芸春秋

著者がずっと追ってきた事故や災害の考察、それが生かされていない現実を確認する。
防災としての原発の話であり、放射性物質についてはあまり語られていなかった。
期待とは違った本であったが、かなり読んだ気になった。

東日本大震災、チェルノブイリ原発事故、スリーマイル島原発事故、東海村臨界事故、広島原発、災害王国、阪神淡路大震災、新潟中越地震・スマトラ沖地震

他人事ではなく、自分のこととして意識できるよう訓練を

経済的に対応可能なところの上限で線引き、それ以上を「想定外」と弁明する思考の枠組み。その思考様式の免罪符としての「想定外」
そして、その思考様式はそれ以上に対する準備を放棄させる。

調査に利害関係者を入れないアメリカ、利害関係者ばかりで調査する日本。

組織要因の調査を。

作業に追われないグループが必要だった。

P111 広大な無人の空間を持つ国でない限り、原子炉事故実験装置などは設置できるものではなかろう。

情報公開制度
立ち入り調査と告発の権限を持つ第三者監視機関

日本の原子力は発電に力(金)を入れているが、被ばく医療の研究や医療体制づくりには予算を組んでいない。

渋滞「車災害」

・・・今度は新幹線が危ないかも。
大丈夫だったところほど、次も大丈夫だと油断する。

復興って何だろう。

原爆症と福島第一原発事故による公衆被曝の考え方は、評価はどうなるだろうか。

被災地での心身共の体力低下。
・・・政府の対応が遅れるのは、被災者減らしの意図があったりしないか。(政治家にその気がなくても、官僚の中にはいそうな気がする。そして、政治家は気付いても知らぬふりかも)

P299 現代社会は、医療にしろ福祉にしろ住宅政策にしろ、法律による制度やルールが整備されるにつれて、行政の手が届かない、あるいは行政が切り捨てる『隙間』が多くなるというパラドックス(自己矛盾)を抱えている。

 

「われわれには「被爆者の同志」であるよりほかに、正気の人間としての生き様がない」『ヒロシマ・ノート』

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「福島原発事故・記者会見2」

2013年10月26日 07時08分09秒 | 読書とか

「福島原発事故・記者会見2 「収束」の虚妄」木野龍逸 2013岩波書店

どんどん減り続ける記者会見 「政府・東京電力中長期対策会議」は月一回の実施

「収束」宣言 『冷温停止』と『冷温停止状態』の違いとは、『収束』とは。野田総理(民主党)、細野原発担当大臣

漏れ続ける汚染水 ①建物内部の高濃度汚染水、②建物周辺にたまっている汚染水、③循環注水処理水、④排水(処理後) 汚染水放出計画 円柱形タンクに保全計画なし(2012年3月19日、保安院発表(2011年12月保安検査))

被曝隠し 多重下請け構造、『仕事ができなくなる』失職と健康被害を天秤に、トラブルになりそうな会社は切る、『報道機関の取材は受けない』とする契約書、東京電力は「作業人員は十分登録されており不足しない」としていた。

情報”非”公開 テレビ会議

トピックス『避難指示』 作業員「なにもなかった」 東電「(マニュアル通りに)出した」マニュアルの公開は拒否(『津波について』の避難指示はおそらくなかったのだろう)

二つの秘密会議 「県民健康管理調査」は「健康に影響があるものではない」という結論ありき、検査の詳しい結果が受検者に渡されず、内部被ばく検査に県からの中止要請

避難する権利 20ミリシーベルト/年 2012年11月27日福島県総合計画「ふくしま新生プラン」(2020年までに避難者ゼロに)

原発再稼働 

あるジャーナリストの死 日隅一雄はがんで先が長くないことを知り「福島原発事故・記者会見」を急いで作り上げた。情報は政府や東電だけのものではない、影響を受けたすべての人に不可欠なものだ。
「環境問題に関する、情報へのアクセス、意思決定における市民参加、司法へのアクセスに関する条約」(オーフス条約

トピックス⑤ 規制委・規制庁発足(2012年9月19日) 警察庁出身者がトップをつとめる組織(規制庁)が、不条理な理屈で特定の政党機関紙(赤旗)を排除した『実績』はその組織の「中立性」を著しく既存するものであった。

いま何をすべきか 政治・行政の監視、参加の回路を増やす 「民主、自主、公開」の実現

 

漏れ続ける汚染水は、処理前の汚染水がたまり続けているんだよね。そしてそれが漏れるようになった。円柱形タンクの保全計画は出来ていたのか。東電も政府もこのレベルの汚染水には危機感がない。なんだか、事故が起きて海へ全部流れてしまえばいいのにとでも思っていそうだ。監視されていなければ、いくらでも海に流すだろう。来年、この本の続編が出たなら、2013年の汚染水状況についても問題点がまとめられるだろう。ページ数がかなり増えるかもしれない。
・・・2014年は、「実は汚染水のかなりの量が海へ流れ出ているのを(知っていながら)放置していました」という発表がありそうな予感。

原発の現場作業員の多くが被曝よりも仕事がなくなることを心配しているような記載がある。触れちゃいけない(割り切れない)ようなことがここにはたくさんありそうだ。

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