きょくたN日常事態宣言

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ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

『白の闇』ジョゼ・サラマーゴ

2022年04月24日 20時02分20秒 | 読書とか

『白の闇』ジョゼ・サラマーゴ1995

久しぶりに読書など
ここ数年、年に数冊しか小説を読んでいません。

なぜこの本を選んだのかも記憶にない。
NHK出版なので、教育番組か何かで紹介されたのか?

図書館でずいぶん前に予約しておいた本。

 

あら~・・・

そうね、人は見えていないと。
うん・・・

ああ、そうそう、誰が最初に見えなくなったのか。
今のウクライナ情勢を思います。
当然プーチンさんも視力を失っていますが、我々も「見えていない」もしくは「見えない、見ない」のだろう。

いやいや・・・

すごい作品と言うのは、これは。・・・う~ん。

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『財務省の「〇〇」』

2021年10月26日 12時12分12秒 | 読書とか

『財務省の「ワル」』新潮新書916

前半第4章までは財務省へのよいしょに見えて読むのをやめようかと思った。
しかし、後半に入るとこっちが本題らしく、だんだんとタイトルの「ワル」が別の言葉に見えてくる。「バ」とか「カ」とか。
本来理系の人間が扱うべき事柄を、文系のガラの悪いやつらがやるもんだから日本の経済を悪くすると。
バブルは確かに異常であって限度を超えていたのだろうけど、バブルを崩壊させたのはタイミング的にどうやら消費税らしいと思えた。その後の経済の停滞も消費税が悪い。

★なによりも罪深いのは、財務省自身が「破綻はない」と海外に向けて宣言しているのに、国内に向けては「このままでは(借金が増えて)破産する」という180度違うことを言い続けていることだ。

結局、財務省は大蔵省意識のまま50年前に終わった金本位制の価値観を引きずって、本来やるべき仕事をしてこなかったということだ。
(緊縮財政こそが出世の要というおかしな伝統による)
やっと数年前から少しずつ変わっていきそうだというがどうなることか。

 

・・・強すぎる財務省の力を政治がどう削いでいくか、または修正させていくのか。
まずは【財務省の嘘】を国民が理解することから始めよう。

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「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎

2019年11月03日 09時17分34秒 | 読書とか

「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎 2003祥伝社NON・NOVEL(2008年27刷)

銀行強盗たちと現金輸送車強盗が出会った。
気楽に読みましょ。

 

なんか、Amazonを見るとシリーズがあと2冊あるらしい。
気が向いたら読んでみよう。

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「チルドレン」伊坂幸太郎

2019年11月02日 13時29分23秒 | 読書とか

「チルドレン」伊坂幸太郎 2004講談社(200年9刷)

  • 「バンク」   『小説現代』2002年04月号 銀行強盗
  • 「チルドレン」 『小説現代』2002年11月号 万引き少年
  • 「レトリーバー」『小説現代』2003年09月号 脅迫、止まった時間
  • 「チルドレンⅡ」『小説現代』2003年12月号 離婚(W不倫)親権
  • 「イン」    『小説現代』2004年03月号 屋上バイト

クマになって父親を殴る陣内を温かく見守る人々~?

ベス(犬)の目線で読みたい本です。

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「重力ピエロ」伊坂幸太郎

2019年10月27日 14時01分13秒 | 読書とか

「重力ピエロ」伊坂幸太郎 2003新潮社(2008年37刷)

少年レイプで生まれた春が弟。

落書きと放火と殺人。弟に先を越される。
(頭良さそうで意外と鈍感な兄貴)

 

うん、春には共感しっぱなし。

「ももたろう」の『鬼=父親』説がいいね。

 

家族は血縁よりも~

 

もう一つひねりがあるのかと期待したが。

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ルポ「つけびの村」高橋ユキ

2019年10月26日 13時13分13秒 | 読書とか

「つけびの村 噂が5人を殺したのか?」高橋ユキ 2019晶文社

ワタル(中、保見光成):Uターンハイの「おれさま」は昭和の金の卵、現場労働者だったが”成功者”として凱旋帰郷したつもり?
それが田舎では受け入れられず失敗。介護していた親が亡くなり、精神的に病んでいく。やがて経済的にも困窮し、病に拍車をかける。
やがて病による思い込みが~

うわさはあった。どこにでもある。
つけびとは噂のことか。
(「つけびして 煙よろこぶ 田舎者」の本当の意味)

事件の背景の調査ルポ
司法と法の問題点を指摘

 

ああ、保見ってまるで私みたいじゃないか。うわぁ、ごめんなさい!っていうか、そうならずに済んで助かった~
他人事じゃないよ~明日は我が身ってやつはいっぱいいるだろう?
ご近所とちゃんと挨拶して、自治体活動にはできるだけ参加しような~

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「ラッシュライフ」伊坂幸太郎

2019年10月20日 13時49分43秒 | 読書とか

「ラッシュライフ」伊坂幸太郎 2002新潮社(2006年16刷)

うん、おもしろい。本屋大賞受賞作家だけある。
(本屋大賞は「ゴールデンスランバー」だったのね)

時系列をいじるだけで、すれ違うだけの人々の中にパズルのような関係性が浮かび上がる。
表紙に選んだエッシャーのだまし絵がまた、作品と読者を思わせる気持ち良さ悪さ。

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「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎

2019年10月19日 15時45分38秒 | 読書とか

「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎 2003新潮文庫(2009年43刷)
2000新潮社刊行

案山子の優午はなぜ死んだ。

孤立する島、外からの来訪者。

桜の存在が秀逸、城山の始末が気持ちよい。

 

問題なく楽しめた作品。
(なぜ、私は「アヒルと鴨のコインロッカー」と「ゴールデンスランバー」を読んだタイミングでこの作家のほかの本を読もうとしなかったのか!と、悔やまれますよ!)

手元に置いておきたい宝本のひとつ。認定!

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「少額訴訟ハンドブック」

2019年10月13日 13時23分07秒 | 読書とか

「少額訴訟ハンドブック 事例にみる実務と実践」裁判ウォッチング市民の会監修、弁護士田中賢規著

60万円以下の争い~

  • 簡易裁判所に申し込み(6000~10000円くらい、負けたほうの負担となる)
  • 証拠集めほか、書類を3部作る(裁判所、相手、自分)
    • 1日で決定なので思いつくものはすべて用意

相手が通常訴訟を望むとそのまま通常裁判へ~

第三者的立場から和解調停~応じた方が良さそう~

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「へいわとせんそう」たにかわしゅんたろう

2019年10月12日 13時07分25秒 | 読書とか

「へいわとせんそう」たにかわしゅんたろう:ぶん Noritake:え 2019ブロンズ新社

これまでさんざん言われてきている戦争の真実のシンボル化
平和な社会から見た真実であり、常に心に留めておくべきこと。
平時と戦時、敵と味方~そのちがい~

ただ、すでに争いの中にある者(または過激な国粋主義者)から見ればきれいごとであり、その多くは表現的に間違っているとされるだろう。

 

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「夜の底は柔らかな幻」恩田陸

2019年08月25日 19時54分52秒 | 読書とか

「夜の底は柔らかな幻 上下」恩田陸 2013文藝春秋
『オール讀物』2006年09月号~2009年12月号、大幅加筆修正

水晶の谷の、よるのそこで。

ホト・ケ

途鎖という名の小国には在色者(能力者)が多い~

 

感想を書こうと思うと困る作品だ。恩田陸ってそういう作家なのか。そうなのか。
人智を超えた存在について、もっと突き放した書き方をしてもいいかも。同一化した子供のことばよりも、客観的スケッチを。読者は置いてけぼりでOK

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「終わりなき夜に生まれつく」恩田陸

2019年08月18日 15時58分43秒 | 読書とか

「終わりなき夜に生まれつく」恩田陸 2017文藝春秋
『オール読物』

  • 「砂の夜」2013年08・09月号
  • 「夜のふたつの貌」2014年11月号・2015年01月号
  • 「夜間飛行」2016年01月号
  • 「終わりなき夜に生まれつく」2016年09・11月号

「夜の底は柔らかな幻」を読んでみたくなった。
超能力者の扱いがいいんですよ。能力の副作用とか不具合、社会的な位置とか。 

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「失われた地図」恩田陸

2019年08月17日 13時16分09秒 | 読書とか

「失われた地図」恩田陸 2017角川書店
『怪』vol.33~36,39~40,45~49加筆修正

またamazonレビューに頼ってしまう。
そんな作品。

嫌いじゃないが、あれもこれも物足りない感じ。

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「自動起床装置」辺見庸

2019年08月16日 14時33分32秒 | 読書とか

「自動起床装置」辺見庸 1991文藝春秋
芥川賞受賞

  • 「自動起床装置」 『文學界』1991年05月号
  • 「遠い旅」 『エスクァイア』日本版1990年01月号~03月号

実際に存在する布袋による起床装置。そうそう、ニュースで見ていたような気がする。他の人の迷惑にならないようにする目覚まし装置ね。ああ、今でも販売されているのか。ほうほう。作中では悪者にされかけたが、当然悪くない。「目覚め」へのこだわりと、『睡眠』と『覚醒』の価値観比較の考察。眠りは覚醒のためか。その逆は~

「遠い旅」の方が好みではある。

・・・どちらも、安部公房的な文学の匂いである。

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「卵町」栗田有起

2019年08月15日 13時45分19秒 | 読書とか

「卵町」栗田有起 2014ポプラ文庫
『asta*』2012年09月号~2013年10月号加筆修正

死に際に自分の死の知らせを託す母。

それによって娘が自分の過去を知ってもよし、知ることがなくてもよし。
母の人生と愛。

そして娘はその特殊な町で。

そして娘は、はて、さて。

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