路上観察学“トマソン ”

2007-06-01 | ◆Photo Diary

▲トマソンの中では“原爆形物件”と呼ばれる物件

もう20年以上前に、赤瀬川原平さん達が始めた
路上観察学“トマソン ”という超芸術が流行ったことがありました。
それ以来結構気にして街を歩いてきましたが、
僕にはほとんど見つけることが出来ませんでした。
ところが昨日、よく行く大須の街でついに見つけてしまいました。
というか、なぜ今まで気が付かなかったんだろう…

“トマソン”の概念を理解していない人には
何を書いているのか分からないと思いますが、
一言で言ってしまうと、街で見かける不思議なモノの事です。
※詳しくは下のリンク先をクリックして実例をご覧下さい。

実例集 》



昨日見たトマソンは、コンクリートの壁にめり込んだ
木造の壁のレリーフ!!でした。
ときどき片方の家を取り壊したとき、密着した隣の壁と
風雨にさらされた壁面との劣化の差で、無くなった家の形を
隣のビルの壁に残している姿は見かけましたが、
こんなにめり込んだ建て方は記憶にありません。
更に凄いのは、密着した壁面の中に窓が3つ見えますが、
この窓ははたして機能していたのでしょうか???
何だか建てた時の、隣人との関係まで(同じ住居人だとしても凄い)
気になってしまったトマソンです。



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